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☆2005/4/22開始
○ドナー(骨髄提供者)の手術保障
・骨髄を提供するため「骨髄幹細胞採取手術」を受けた場合、「手術給付金」が支払われる
・支払われる給付金の金額は、「入院給付金日額」の20倍の金額
・同社の医療保険や各種入院総合保障特約に、新規契約する人だけでなく、既に加入している人も対象になる
・この給付のための保険料等、追加負担は無い
●「骨髄幹細胞採取手術」って…
・白血病などの血液難病を治す治療法の一つ、一般的に『骨髄移植』といわれているものですね。
・骨髄を提供される側は、医療保険や各種の入院保障特約などの「手術給付金」の支払対象になります。
治療を直接の目的とする『患者』さんですから、これは当然。
・でも、骨髄を提供する『ドナー』側にとっては、［治療の為の手術ではない］と解釈されて、「手術給付金」は支払われないのだそうです。
どうやら「入院給付金」も、支払われなさそうですね‥。
・この手術は『全身麻酔』を要する手術であるため、約4〜5日間の入院が必要とのことです。仕事のある人は勤務を休まなければならないし、主婦であれば、家族の協力が不可欠ですよね。
・健康な体の人が善意で手術を受けるのに、［治療目的ではない］から保障が無い‥。だから、入院と手術の費用は自腹。さらに、勤務先や家庭の理解も必要！
骨髄を提供する「ドナー」の負担って、肉体的にも物理的にも、大きいんですよね。（しみじみ…）
●『公序良俗』‥？
・新規の契約者については、責任開始日から1年以内は対象外です。
自殺志願者が死亡保険金目当てに加入するのと同様に、［骨髄を提供して「手術給付金」を貰おう！］と考える人を、けん制しているのでしょうか‥。
・「手術給付金」といえば、受けた手術の種類に応じた金額で支払われ、支払回数に制限が無いのが一般的であるように思います。
でも、この「骨髄幹細胞採取手術」による「手術給付金」の支払いは、保険期間を通じて1回のみです。
・『骨髄移植』では、患者とドナーのＨＬＡ(白血球の血液型)が一致する必要があります。そしてこの「ＨＬＡ適合率」は、兄弟姉妹間でも4分の1、非血縁者間では［数百分の１から数万分の１］なのだそうです。
「数百」と「数万」では、かなり幅があるなぁ…とも思いますが、非常に低い確率であることは間違いないようです。
・正直言って、(支払の待機期間や回数制限を設けるまでもなく、実際に支払われる機会そのものの確率が低いのでは‥？)と、イジ悪な感想を抱いたワタクシ。
おそらくは、支払の待機期間や回数制限をしないと、認可されなかったのでしょうね‥。
●開発の背景
・「(財)骨髄移植推進財団」のドナー登録推進活動を支援するために、この会社が規制緩和を要望したことが契機となり、「保険業法施行規制」に新たな条件を追加することによって実現しました。
…と言われても、(？？)ってカンジですよね。
・恥ずかしながら、『保険業法施行規制』の内容を詳しくは知らないのですが…
［治療を目的としない手術に給付金を支払ってはいけない→(規制緩和要望)→『骨髄移植』は特認→ドナー負担の軽減］というような経緯が推察されます。
・要は、この「骨髄ドナー給付」というのは、生命保険業界では初めてなのです。そして、業界新聞の中には《世界初！》と、絶賛しているところもありました。
●『コンサルティングセールス』‥？！
・この会社のＨＰでは、閲覧できる商品がありません。
だから、この会社が販売している商品について知りたいと思っても、インターネットでは調べることができません。この会社の『ライフプランナー』から教えてもらうしか、手段がなさそうです。
なにしろ、販売している商品の名前ですら公開していないんですもの‥。
・だから、この「骨髄ドナー給付」の開始についても、会社はあまり宣伝しないみたいですね。些少なことを誇大化して《業界初》と宣伝したがる保険会社が多い中、間違いなく《業界初》なのに、ずいぶん謙虚な会社ですねぇ。
そして、この《業界初》のさらに詳細な内容や、具体的な商品(特約)などについて、謙虚な会社の優秀な「ライフプランナー」が、さぞや熱弁を振るうことでしょう‥。
・でも、この手術保障を知った結果、ドナー登録を真剣に考えるようになった人の中には、『ライフプランナー』といきなり対峙(？)する前に、(『インターネット』で少しでも知りたいナ〜…)と、思う人がいるような気がします。
それに、［ドナー登録の活動推進を支援したい！！］のであれば、『インターネット』で広く情報公開する方が、効率的だと思うんですけど‥。
…『コンサルティングセールス』に懸ける崇高なポリシーもいいけれど、《業界初》のときぐらい、もうちょっと、会社ぐるみで宣伝すればぁ？！
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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