保険王プラス
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保険王プラスへの Hoken-Erabi.net の独断解説…1283
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○保険ユニット
☆2010年4月2日発売
・単体の保険商品を組合せて契約する、「保険王」の改定商品
・ベース部分(必須契約)が見直され、「利率変動積立型終身保険」から「利率変動型積立保険」になった
●利率変動型積立保険
http://www.asahi-life.co.jp/products/hokenou/keiyaku/tumitate.html
・死亡したとき、「積立金」が支払われる
…災害で死亡したときは、「積立金」の1.5倍の金額
・保険期間は終身
・契約年齢範囲は1〜75歳
・積立利率の最低保証利率は0.5％
・「積立金」の引出手数料は、契約後４年目以降は無料
…「積立金」の活用により、払い込む保険料を軽減することも可能
●販売モデルプラン
「家族想い」
・男性25〜55歳
「自分だから」
・男性15〜34歳
「私らしく ＷＯＭＡＮプラン」
・女性15〜44歳
「私らしく ＭＯＴＨＥＲプラン」
・女性25〜44歳
「あなたの安心 しっかり保障プラン」
・50〜75歳
「あなたの安心 終身保障プラン」
・男性50〜75歳、女性45〜75歳
「スマイルキッズ」
・3〜14歳
○積立利率変動型保険と利率変動型積立保険
・「保険王」のベースは「利率変動積立型終身保険」、「保険王プラス」のベースは「利率変動型積立保険」です。そして、「利率変動型積立保険」の保険期間は終身ですから、利率変動型の『積立終身保険』…分類上は、『利率変動型積立終身保険』です。
つまり、「保険王プラス」とは、「利率変動型積立終身保険」を必須に必要な保障を組み合わせて契約する《保険ユニット》ということになります。
・さて、問題です。「保険王プラス」のベースとなる「利率変動型積立終身保険」と「保険王」のベースであった「利率変動積立型終身保険」とは、違うのでしょうか？「保険王」は《利率変動積立型保険》、「保険王プラス」は《利率変動型積立保険》で、『積立』の位置が違いますが…。
正解は《同じ》。要するに、どちらも利率が変動する『終身保険』なのです。
・保険商品の種類として《利率が変動する積立型の保険》を、一般的には『利率変動型積立保険』と呼称します。商品の改定に伴って、ベース部分を一般的な呼び方にした…ということなのでしょう。
では、「保険王」の発売時に、あえて(？)ベース部分を一般的な呼び方にしなかったのはナゼでしょう？
●積立保険
・一般の終身保険は契約当初から一定額の「死亡保険金」が支払われますが、『積立保険』では、保険料払込期間中の死亡保障額は既払込保険料(積立金)に相当する金額になります。一定額の「死亡保険金」が支払われるのは保険料払込満了後であり、保険料払込期間中の死亡保障額が少ない分、払い込んだ保険料が貯蓄(積立金)に充当される割合が多い…という点で、《積立型の保険》とされるのです。
●利率変動型保険
・《利率変動型の保険》は、通常は一つの契約を通して適用される利率(予定利率)が、定期的に見直される保険です。市場金利が契約時に設定された利率(最低保証)を上回った場合に、死亡保険金額や解約返戻金(積立金)が増加します。
一度増加した保険金額や解約返戻金は減少しません。また、『予定利率』とは保険料の割引率のことですから、利率が変動するのは保険料の払込期間中のみです。
●利率変動型積立保険
・『積立保険』には保険料払込期間中の「死亡保険金」が無く、したがって、利率変動型の積立(終身)保険で増加するのは解約返戻金(積立金)だけです。つまり、保険料払込期間中の『利率変動型積立終身保険』とは、銀行の預金と同じようなものです。
それゆえに「利率変動型積立終身保険」は《アカウント型保険》などと呼称され、保険契約を定期的に見直すことを前提とする場合に適した保険…と言えるのです。
●利率変動型積立終身保険
・「利率変動型積立終身保険」は、主契約のみ単独で契約することはできません。死亡や医療･介護などを保障する特約を必須で付加して契約する、または、別個に保障型の保険商品に加入する…つまり、複数の契約をすることになります。
「利率変動型積立終身保険」を販売する保険会社では、前者の特約付加タイプを『アカウント型保険』、後者の複数契約タイプを『保険ユニット』と呼んでいるようです。
●アカウントとユニット
・「利率変動型積立終身保険」を『アカウント型保険』として日本で初めて発売したのは、明治(安田)生命です。以降、朝日･住友･三井生命などの国内生保やアリコジャパン･ＡＩＧスター生命などの外資系生保でも販売を開始しますが、大手で『保険ユニット』の形態をとっているのは朝日生命の「保険王(プラス)」のみです。
追随した手前、名称はちょっと変えてみました‥といったところなのでしょうか。
●積立利率変動型終身保険
・さて、《利率変動型の保険》は一般的に『積立利率変動型保険』と呼称され、そのまま販売上の商品名となっていることも多いようです。変動するのは保険料の割引率なのですが、《割引》ではなく《積立》と表現しているのです。
この表現を適用(？)すれば…利率変動型の、積立終身保険ではない一般の終身保険は『積立利率変動型終身保険』、積立終身保険は『積立利率変動型積立終身保険』です。
・しかし、利率変動型の積立終身保険は積立利率変動型積立終身保険ではなく、『利率変動型積立終身保険』と呼称されます。『積立』は一回！‥ということでしょうか。
一方、「保険王」のベースであった「利率変動積立型終身保険」は、『積立』が《型》の前に配置されています。このため、『積立終身保険』ではなく一般の終身保険…つまり、保険種類としては「積立利率変動型終身保険」と混同されたかもしれませんね。
・「積立利率変動型終身保険」では保険期間を通して一定額の「死亡保険金」が支払われますが、「利率変動型積立終身保険」では、保険料払込期間中の死亡保障額は既払込保険料(積立金)相当額です。
「積立利率変動型終身保険」と「利率変動型積立終身保険」…名前は紛らわしいほど似た者同士のようですが、『積立』の位置が変われば全くの別人(？)なのです。
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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