投資型年金保険・特別勘定のスイッチング活用法 by 田辺南香(1)
7109 マニュライフ生命
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投資型年金保険・特別勘定のスイッチング活用法 プレミエール(マニュライフ生命)
スイッチングとは? 投資型年金保険には、特別勘定で運用される部分の株式や債券の分散割合を、運用期間中に変えられる仕組みをもった商品があります。予め国内外の株式や債券の分配割合が異なる組合せパターンを幾つか用意しており、途中で契約者が金融市場の変化に合わせてスイッチング(切り替え)できるようになっています。
自分も運用に参加をして年金原資を増やそうというものです。商品によって、無料でスイッチングできる回数は異なります。
マニュライフ生命の"プレミエール"の特別勘定 この商品を例にとってスイッチングの説明をする為に、プレミエールの特別勘定とスイッチングのしくみについて説明しておきます。
【特別勘定の組み合わせ】 世界分散型20、世界分散型30、世界分散型45、世界分散型50 の4種類
【特別勘定の比率と関連費】 20→50と数字が大きくなるにつれて、株式の割合が増えていきます。
【スイッチング】 世界分散型20、30、45、50の割合を1円単位、1%単位で変更(スイッチング)可能。 年間12回までは、スイッチング手数料は無料。 カスタマーセンターに電話をするか書類によってスイッチングが可能です。
【ユニットプライス】 世界分散型20、30、45、50毎に、商品設定時(2004年4月)はそれぞれ1ユニット(単位)100円でスタート。特別勘定の資産評価の結果が、毎日ユニットプライスとしてホームページで公表されています。
スイッチングの活用法 2つの例を挙げて、スイッチングで年金原資を増やす方法をシミュレーションしてみます。
<ユニットプライスの値上がりを期待してスイッチングする> ●株式相場か債券相場のどちらが上昇しそうかを予想し、上昇しそうな方の割合を増やす 例@)年金原資200万円で、以下のユニットプライス、ユニット数を保有しているとします。
- 世界分散型20(株式割合少)、ユニットプライス100円、ユニット数10,000
- 世界分散型50(株式割合多)、ユニットプライス100円、ユニット数10,000
日本株式相場の上昇を期待して、日本株式割合を増やすようにスイッチします。
世界分散型20のうち90%を世界分散型50にスイッチした場合と、そのままの割合にしていた場合。世界分散型20は105円、世界分散型50は115円にユニットプライス(Unit Price)が上昇した時の年金原資を比較してみます。
| Unit Price
| スイッチしないまま | スイッチした場合 | Unit数 | 合計金額 | Unit数 | 合計金額 | 世界分散型20 | 105円 | 10,000 | 1,050,000円 | 1,000 | 150,000円 | 世界分散型50 | 115円 | 10,000 | 1,150,000円 | ※19,000 | 2,185,000円 | 年金原資 | | | 2,200,000円 | | 2,290,000円 |
このようにスイッチすることで、年金原資を9万円多く増やすことができます。 <ユニット数を増やせることを期待してスイッチングする> ●ユニットプライスの差が小さくなるか逆転しそうな時に、ユニットプライスの安い方の割合を増やす 例A) 年金原資220万円で、以下のユニットプライス、ユニット数を保有しているとします。
- 世界分散型20(債券割合多)、ユニットプライス105円、ユニット数10,000
- 世界分散型50(債券割合少)、ユニットプライス115円、ユニット数10,000
日本株式市場の下落を予想して、債券割合を増やすようにスイッチする。
世界分散型50のうち90%を世界分散型20にスイッチした場合と、そのままの割合にしていた場合。世界分散型20は105円のまま、世界分散型50は105円にユニットプライス(Unit Price)が下落した時の年金原資を比較する。
| Unit Price
| スイッチしないまま | スイッチした場合 | Unit数 | 合計金額 | Unit数 | 合計金額 | 世界分散型20 | 105円 | 10,000 | 1,050,000円 | ※19,857 | 2,085,000円 | 世界分散型50 | 105円 | 10,000 | 1,050,000円 | 1,000 | 105,000円 | 年金原資 | | | 2,100,000円 | | 2,190,000円 |
※ 10,000+(115円×10,000×0.9)÷ 105円 = 19,857.14… このようにスイッチすることで、ユニット数を約857増やすことができ、年金原資も9万円多くなります。
現実的には… スイッチングによって年金原資を増やすには、これからの金融市場の予想(株式相場と債券市場どちらが上昇しそうか、または下落しそうか)が必要です。更に、ユニット数を増やすのはユニットプライスの差をうまく利用しなければなりません。
例@の場合は、元のユニットプライスが100円で同じだったのでユニット数は変わっていませんが、もしも世界分散型50の方が105円であったら、ユニット数を約428減らすことになります。
世界分散型50のユニットプライスが世界分散型20よりも大きく上昇すれは、ユニット数が減っても年金原資が増えることもありますが、どの程度の差だった増えるの?減るの?とシミュレーションするのは手間がかかりますし、またその通りになるとは限りません。運用期間が長いので、株式市場が良くなったり、債券市場が良くなったり、また逆転もすることもあるでしょう。 やはりスイッチングは面倒だ、難しいと思われる方は、せっかく元本保証が付いている商品であれば、株式割合の多いものにしておくのがいいのではないかと思います。最悪でも元本のまま、運用が上手くいけば大きく増やせるというのが、投資型年金のメリットとすれば、株式割合が多いほどメリットを活かせると個人的に思います。
株式割合が多い方が、保険関連費や運用関連費が高い場合が多いですが、それはユニットプライスに含まれていますので、単純にユニットプライスで比較すればいいでしょう。
マニュライフ生命の"プレミエール"の商品情報 【募集代理店】:三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券、千葉銀行、静岡銀行、山梨中央銀行、鳥取銀行、第四銀行 (2006年1月1日現在) 【設定日】2004年4月 【年金原資保証】 110%保証特約を付加する・付加しないを選択できる 付加しない場合は、つまり100%保証はされる 特約は契約時のみ付加が可能 【契約内容の比較】
| 年金原資110%保証特約
付加しない | 年金原資110%保証特約
付加する | 保険料 | 200万円〜5億円(1円単位) 一時払い | 被保険者契約年齢 | 0〜75歳 | 0〜70歳 | 運用期間 | 11〜90年
| 20〜90年 | 年金開始年齢が5歳刻みのため、契約年齢により最低運用期間が12〜15年となる場合がある
| | 年金支払い開始年齢 | 確定年金 | 15〜90歳までの5歳きざみ | 20〜90歳までの全年齢 | 保証期間付終身 | 50〜90歳までの5歳きざみ | 50〜90歳までの全年齢 | 年金種類と保証期間 | 確定年金 | 5・10・15・20・25・30年(年金開始前変更可能) | 保証期間付終身 | 保証期間 10・15・20・25・30年(年金開始前変更可能) | 解約控除 | 契約開始から7年以内は解約の場合に解約控除あり (※解約解除率:1年目7%、2年目6%…1年毎に1%ずつ下がり、7年目は0) ※解約解除率は、解約に相当する部分の基本保険金額に対してかかります | 年金管理費 | 年金支払期間中に、支払年金額の1%かかる |
【死亡給付金額】 年金開始前に死亡した場合は、一時払い保険料(基本保険金額)の100%を最低保証 (110%保証特約を付けた場合でも、死亡給付は100%)
マニュライフ生命"プレミエール"ホームページ
2006年3月現在
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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