注目商品 えんドル君プラス by安田晶子(2)
7142 旧ＡＩＧエジソン(現ジブラルタ)
|
|
|
AIGエジソン生命 えんドル君プラス「えんドル君プラス」とは、外貨建の一時払個人年金保険です。日本円の一時払い保険料を、契約日の為替レートでUSドルに交換し、同じく契約日の予定利率で据置期間終了まで運用することが約束されています。外貨建のメリットは、何と言っても予定利率の高さでしょう。最近15年をとっても、日米の国債の長期金利の差は2%から3%以上もあります。米国の金利なら、10年後の年金原資を1.5倍にすることも可能です。
一時払の資金がUSドルに換算して1万ドル以上あり、個人の資産配分として一部を外貨建で保有しておきたい場合などには非常に有効です。
商品概要- 取り扱い年齢：0歳6ヶ月〜79歳6ヶ月
- 最低保険料および単位：1万USドル以上100USドル単位
- 据え置き期間：5年、7年、10年
- 契約時費用：据置期間5年：4% 据置期間7年：5% 据置期間10年：6%
- 死亡給付金：一時払い保険料、または死亡日における契約者価額も しくは解約払金のうちいずれか大きい金額（USドル）
- 解約の取扱：解約払戻金額（USドル）は、解約日の契約者価額に所定の市場価格調整率を用いて計算した金額（市場金利に連動して契約者価額から増減する）
特徴- 保険料払込時も保険金受取時も、為替換算手数料がかからない（TTMを使用）
- 契約時に「据置期間中の予定利率」で確定
- 受取額が契約時に確定
- 年金種類が選択可能
●10年保障期間付終身年金：生存している限り終身に渡り年金を支払うが、10年以内に被保険者が死亡した場合でも、保障期間中は年金を支払う
●保証金額付終身年金：年金支払額の累計が開始時の年金原資額に満たないうちに死亡した場合、残額を受け取る事ができる
●確定年金：年金支払期間中（５・１０・２０・30年から選択）は被保険者の生死にかかわらず年金が支払われる - 死亡保険金を遺族年金（円建）として受け取る事ができる
- 一括の受取を希望する場合、「一括可能型」を契約時に選択することができる
- 死亡時に一時払保険料円換算額の支払いを保障（一括可能型のみ）
契約例- 被保険者： 50歳男性
- 一時払保険料： 10,000USドル
- 為替レート（TTM）： 120円
- 据置期間：10年
- 据置期間中の予定利率：4.25％（年金確定特約型）4.0%（一括受取型）
- 年金種類：10年確定年金
- 一時払保険料：1,200,000円 （1万USドルｘ120円）
- 契約時費用：1万USドルｘ6% ＝ 600ドル
- 契約時契約者価額：1万USドル−600USドル ＝ 9,400ドル
- （9400ドルが4.25%で10年間運用されて、年金原資となる）
- 年金受取例：年金額（年1回・10年受取）1,690.34USドル
受取総額 16,903.40USドル - 円換算額 （年金円支払特約を付加した場合の円価受取額は、毎年の支払時における為替レートによって変動するが、10年間一定であったと仮定した場合の換算額は以下のとおり）
・1ドル85円：1,436,780円
・1ドル120円：2,028,400円
・1ドル130円：2,197,440円
コメントもちろん外貨建てのため、為替リスクは避けられません。しかし、長期で運用し、長期で年金を受け取る事を考えると、トータルした時の為替レートのブレは限定されると考えられます。例えば1990年からの16年間のデータでは、一番の円安時で1990年4月の158円、その5年後には1995年の円高時で80円周辺という時期があります。
ブレは大きいですが、例えば10年間運用し、10年間で受け取るという長期での運用を考えれば、このブレを吸収することができる可能性は高いでしょう。
もうひとつ注意したいのはクーリングオフの取扱いです。この商品は契約者からの保険料振込により契約の申し込みが行われるため、クーリングオフができない点を知っておくと良いでしょう。
 by 安田晶子 ファイナンシャル・プランナー
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
  |
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
|
