新お給料保障プラン(ひまわり生命）by 堀口雅子(1)
7155 損保ジャパンひまわり生命
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注目商品「新お給料保障プラン（無解約返戻金型収入保障償保険）損保ジャパンひまわり生命
最近の発売ではないのですが
この収入保障保険は一般的な収入保障保険と少し違っている商品ですし、加入希望者からみればありがたい検査方法に変更されたのでご紹介したいと思います。
収入保障保険とは？
保険に加入した人が万が一亡くなってしまった場合に保険金がもらえます。
1.確定タイプ
例えば１０年間確定で保険期間内に亡くなってしまった場合にはいつでも１０年分もらえます。一般の大手生保で加入している方に良く見受けられます。
子どもが成長したなど、ライフプランが変化した場合には必要な準備額と合わないことがあるので途中で減額をすることで対応することになります。
2.逓減タイプ
契約している間に少しずつ保険金額が減っていくタイプです。ライフプランに合っている内容であれば効率のよい保険ですが、保険金額が減ってしまっては困るという方には適さないものでしょう。
期間は○○年タイプ、○○歳タイプがあります。
受け取りのタイプは毎年型と毎月型がありますが、
損保ジャパンひまわり生命は逓減タイプの毎月型です。
例えば３０歳男性が２５年タイプの収入保障保険 毎月１０万円もらえるものに加入した場合、
- 契約当初万一の場合は ３０００万円（月１０万円×２５年）
- １０年後万一の場合は １８００万円（月１０万円×１５年）
と受取額が変わっていきます。
最終的にもらえる金額は会社によって
- ２年間最低保障（月１０万円×２年＝２４０万円）
- ５年間最低保障（月１０万円×５年＝６００万円）
となっています。
もしこの３０歳男性が２年間最低保障のタイプに加入している場合、５５歳（２５年タイプ＝３０歳＋２５年なので）になる直前５４歳で万が一亡くなってしまった時には月１０万円×１年分が支給されるのではなく月１０万円×２年分が遺された家族に支給されるというものです。
特長その１ 契約が進むにつれ保険料が減っていく
収入保障保険の逓減タイプは保険料が一定で保険金額が減っていくものが一般的ですが、
損保ジャパンひまわり生命(以下、「新お給料保障プラン」と呼びます)は保険料も減っていきます。「新お給料保障プラン」は最低保障期間が２年と５年がありますが、保険料が減っていく「逓減払込方式」を選択する場合は２年タイプが加入の条件です。
＜逓減払込方式とは＞
保険料が５年ごとに加入したときの保険料より５パーセント相当額ずつ減少し、保険期間満了前５年間は最初の保険料の５０パーセント相当額となる方式のことです。
実際に５０パーセント以上に下がってしまう場合には５０パーセント相当額までを限度として逓減していきます。
実際にはピッタリ５パーセントというわけではないので以下を参考にしてみてください。
（例）３０歳男性 保険期間６０歳 月払い
月ごとに支給される金額が １０万円の場合
| １年目から５年目 | 保険料 ４２３０円 | | ６年目から１０年目 | 保険料 ４０２０円(マイナス５パーセント) | | １１年目から１５年目 | 保険料 ３８２０円(マイナス９．７パーセント) | | １６年目から２０年目 | 保険料 ３６１０円(マイナス１４．７パーセント) | | ２１年目から２５年目 | 保険料３４００円(マイナス１９．６パーセント) | | ２６年目から保険期間満了まで | 保険料２１７０円(マイナス４８．７パーセント) |
特長その２ 保険期間が小刻みに設定できる
一般に保険期間は○○歳や○○年（５年刻みなど）が多いですし、○○歳というものがあっても契約する年齢によっては取り扱ってもらえないこともあります。その点新お給料保障プランは
１年刻みで設定できますので期間をすっきりと決めることが出来ます。
特長その３ 保険料が割安になるステージが２タイプ
新お給料保障プランは「タバコをすわない」「血圧や体格のめやすとなるBMI(ボディ・マス・インデックス)が会社の所定する範囲であること」といった基準を設けています。
非喫煙料率特約・健康体料率特約というものです。
これによってさらに保険料が割安になります。
☆BMI(ボディ・マス・インデックス)とは・・
例えば 身長 １．８メートル 体重 ８０キロの場合
８０÷（１．８×１．８）＝８０÷３．２４＝２４．６９・・・となります。
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＜「新お給料保障プラン」非喫煙・健康体料率適応の場合の月々の保険料＞
保険料が逓減していくので保険期間の平均保険料をカッコ内に記載
逓減しないので保険期間中同じ保険料
| | 保険料が逓減していくので保険期間の平均保険料をカッコ内に記載 | 逓減しないので保険期間中同じ保険料 | | 加入年齢 | 保険期間 | 最低保証期間
２年 | 最低保障期間
５年 | | ３０歳 | ６０歳 | ４７１０円
（３９２５円） | ４４２５円 | | ３５歳 | ６０歳 | ４９０５円
（４１２２円） | ４６３５円 | | ４０歳 | ６０歳 | ５１６０円
(４３２４円） | ４８９０円 | | ４５歳 | ６０歳 | ７３９５円
（６１９５円） | ７０８０円 | | ５０歳 | ６０歳 | ７９５０円
（６４９５円） | ７６２０円 |
非喫煙検査(コチニン検査)が簡単にできる
コチニン検査は基本的に「面接士」が行ったり、「保険会社所定の病院の医師」が行ったりしています。新お給料保障プランは募集人がコチニン検査を行うことができます。
今までコチニン検査に不便を感じていた方でも募集人以外の第３者を通じて行う必要がなくなったわけです。
ただし加入者が勤務先などで行った健康診断の結果票を利用した診査のみこの方法を利用することができます。（実施日から１４ヶ月以内のものに限る）
オプションについて
オプションとして３大成人病（がん・急性心筋梗塞・脳卒中）で保険会社所定の状態になったら
保険料の払い込みが不要になる特約がセットできます。以前のタイプはこれと健康体料率特約の同時セットが扱えなかったということですが、リニューアルした今回は同時セットも可能となりました。
※上皮内がん・悪性黒色腫以外の皮膚がん・責任開始から９０日以内に診断確定された乳がんは除かれています。
まとめ
少しでも効率的に死亡保険を準備したい場合、「加入を検討するだけでも大変なのに・・・その上診査も面倒くさいのはいやだなあ」という心理は生じることがあるでしょう。
その意味ではこの保険に関してはやや簡便なイメージを受けました。
しかし、一般のコマーシャルにあるような簡単に加入できる環境が揃いすぎても、今度は実際の保険金支給時にトラブルも増えるような気がします。
保険の見直しや加入の検討をする場合だけでなく、何かを変えようと思ったときは自分のためにも家庭のためにも、そして将来のためにも少しの面倒はあったほうがいいなあと、
常々保険の相談を受けていると感じてしまう今日この頃です。
2006年8月現在。
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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