独身女性向け!フコク生命の「ケア・イズムアドバンス」 by 古川悦子(4)
7181 富国生命
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独身女性向け!介護・医療・ガン保障のコラボレーション保険 発売されるようになって間もない第3分野保険といわれる医療保険、ガン保険、介護保険の3つの保障を手厚くした保険があります。
フコク生命の「ケア・イズムアドバンス」という保険です。この保険のおもしろいところは、3つの独立した保険商品が組み合わされているところ。「ケア・イズムアドバンス」の万一・介護の保障を基本契約として、医療保障の備えとして同じフコク生命の「医療大臣」、ガン保障の備えとしてセコム損害保険の「メディコムプラス」を特約として付加できる保険となっています。
今年4月には、「ケア・イズムアドバンス」をアレンジして、独身女性向けに『幸せ日記』、10月には、独身男性向けに『サクセス・ストーリー』というネーミングでパンフレットを出しています。
この商品は、とても複雑な仕組みになっています。それぞれが独立した保険商品のなかに、主契約(基本契約)と特約があり、「メディコムプラス」をつけるためには、「医療大臣」のガン特約をつけることが条件になっています。今回は、独身女性向けの『幸せ日記』の保障内容と、この商品の基本契約であり、まだ保険商品としては少ない介護保障について、各データと介護保障を扱っている他の保険商品と比較、検証してみたいと思います。
まずは、下記に、「ケア・イズムアドバンス」の『幸せ日記』の基本的な保障内容と、介護保障取扱いの他の介護保障取扱いの保険商品の比較として、かんぽの「シルバー保険」(介護保険金付終身保険)とアフラックの「EVERHALF」の保障内容の表を載せました。
1. 他の介護保障付きの保険商品との比較(30歳独身女性の場合)商品名 | ケア・イズムアドバンス(幸せ日記) | シルバー保険 | EVERHALF | 加入年齢 | 16〜60歳 | 20〜50歳(60歳払込の場合) | 6〜55歳 | 保険期間 | 新積立型介護保険→終身 介護収入保障特約→15年更新 新介護保障定期保険特約→15年更新 医療大臣→15年間(80歳まで更新) メディコムプラス→5年更新(80歳まで更新)
| 終身 | 終身(ケガは90歳まで) | 死亡保障 | 1,000万円〜3億円くらいまで可 | 200万円〜1,000万円 | 100万円〜1,500万円 | 保障内容 | 主 契 約 | ケア・イズムアドバンス | [基本(基準)保険金額] | [疾病災害入院給付金] | <主契約> [新積立型介護保険]50万円 第1(60歳まで)、第2保険期間中 死亡保険金、高度障害保険金、介護保険金 (災害死亡、60歳まで介護以外積立部分支払)
| 500万円→払込終了後150万 加入1年6ヵ月後倍額保険金 500万円→払込終了後150万 [生存保険か介護保険] (払込終了後) 生存保険金35万円×4回 介護保険金35万円×10回
| 1日5,000円 [手術給付金] 5・10・20万円 | 1日・通算 限度日数 | 特 約
| <特約> [介護収入保障特約]60万円×10年 収入保障・高度障害・介護年金 [新介護保障定期保険特約]350万円 死亡・高度障害保険金、介護保険金
| [介護特約] 災害死亡保険金500万円 介護保険金50万円×10回 傷害保険金 50(5級)〜500万円(1級) [疾病傷害入院特約] 1つの病気・傷害120日限度 通算限度なし 入院保険金(5日目以上) ・加入1年経過前1日2,500円 ・1〜2年経過前1日5,000円 ・2年経過後1日7,500円 手術保険金 10倍・20倍・40倍 通院療養給付金 入院60日以上5万円 入院120日以上10万円
| [終身特約] 死亡・高度障害保険金 500万円 [充実医療&介護特約] 60日限度・1,000日通算 疾病・災害入院給付金 1日目から(日帰りも可) 1日5,000円 手術給付金 5・10・20万円 介護一時金 100万円 [長期入院&通院特約] 61日〜180日入院 疾病・災害入院給付金 1日5,000円 疾病・災害通院給付金 5日以上通院最高30日 1日3,000円 [女性疾病特約] 入院給付金1日5,000円 形成治療給付金10万円
| 医療大臣(新医療保険) | 120日限度・1095日通算 <主契約> [疾病・災害入院給付金](2日以上) 2〜4日一時金25,000円、5日以上日額5,000円 入院見舞給付金5,000円 手術給付金5・10・20万円 無事故給付金(積立保険特約)5年で25,000円 死亡保険金50万円 <特約> [女性医療特約] 特定疾病入院給付金日額5,000円 特定手術給付金5・10・20万円 自宅療養給付金5万円 [がん特約A型] がん入院給付金(2日以上)日額5,000円 がん手術給付金5・10・20万円 [高度先進医療特約] 高度先進医療給付金1〜500万円
| メディコムプラス | [損害保険部分の特約]実額払い (自由診療の場合) 手術費を含む入院・治療費にかかった費用 (公的保険診療の場合) 一部(3割)負担金・高度先進医療の技術料
| 保険料(月払) | 7,213円 | 24,300円 | 12,564円(60歳6,282円) | 払込期間 | 60歳払込(終身医療保険の場合終身払のみ) | 60歳払込 | 終身払い | 備考 | 医療大臣・メディコムプラスは終身に変更可 介護収入・新介護保障定期特約・高度先進 特約は80歳まで(終身不可) 更新設定年数は年齢による
| 基本保険金額(死亡)が限度 入院給付金は基本保険金額 の範囲で計算する 生存・介護保険重複不可
| 充実医療&介護特約の 入院給付金は介護以外 の入院可
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1.の表をみても、「ケア・イズムアドバンス」は、すべてにおいてほとんどカバーできる保障であることがわかります。
特に、ガン保障に関しては、「メディコムプラス」を付けると自己負担額0円になるといっても良いくらいです。しかし、独身女性の死亡保障は、500万円あれば十分で、契約時は最低1,000万円の設定が決められていますが、2年目以降は減額する必要があるかも知れません。
入院保障では、1泊2日以上の入院で5日プラス1日分の給付金が支払いになります。生命保険文化センター「平成16年度生活保障に関する調査」では、過去5年間に入院した人の平均入院日数は28.2日、1日あたりの平均入院費用は14,700円、自己負担費用総額は平均26.3万円となっています。病気の種類にもよりますが、余った給付金は、入院する間の所得保障、プラス1日分の給付金は、医師の診断書代としての使い道はあります。保険料も他の2商品と比較して安くなっています。
ただ、主契約以外は更新型の設定で保険料計算されています。医療大臣、メディコムプラスを終身にすると保険料も高くなりますし、メディコムプラスは5年更新なので、更新時の予定利率、年齢で再計算されます。「シルバー保険」は、終身で60歳払込に設定されていますので保険料は高くなっています。
「FVERHALF」は、保障内容は変わらず60歳からの保険料が半額になります。保障内容も考慮した保険料の比較が必要となります。
保障内容は、「ケア・イズムアドバンス」は80歳以降、「シルバー保険」は60歳払込終了後、死亡・高度障害、介護の保障が薄くなりますが、「シルバー保険」は、1年経過後、医療保障が段階的に厚くなっていきます。次に、メインとなっている介護保障を比較検証したいと思います。
2. 3つの商品の介護保障だけの比較
項目 | ケア・イズムアドバンス(幸せ日記) | シルバー保険 | EVERHALF | 支払介護条件 | (1)公的介護保障制度2以上と認定されたとき(第2保険期間) (2)所定の要介護状態が継続したとき 認知症(90日)、寝たきり(180日)
| 特定介護要状態(寝たきり、認知症)が180日以上継続したとき | 所定の要介護状態が継続したとき 認知症(90日)、寝たきり(180日) | 保障金額 (一時金・年金合算)
| 1,000万円(80歳まで) 50万円(80歳〜) | 最高500万円、60歳から最高850万円 | 100万円(他に日額5,000円の入院給付) | その他 | 保険料払込免除特約 (七大疾病・要介護)
| 特定要介護状態以後の保険料が払込免除
| 要介護状態以後の保険料が払込免除 |
厚生労働省「介護給付費実態調査月報(平成18年1月審査分)」によると公的介護保険の要介護等認定者は9割以上が70歳以上、80歳代が約45%と最も多くなっています。
また、生命保険文化センター「平成15年度生命保険に関する全国実態調査」よると要介護状態になった場合の必要資金総額(公的介護保険の範囲外の費用)は、60〜64歳が最も多くて761万円、その他の年代でも約600〜700万円かかります。このことから、「ケア・イズムアドバンス」では、保障金額は足りているようですが、80歳からは50万円と介護保障が薄くなるのが気になります。支払いの介護基準も他と比較してゆるくなっています。
「シルバー保険」は、基本保険を1,000万円に設定すれば、最高1,000万円、60歳からは最高1,700万円の介護保障、「EVERHALF」も主契約の入院給付金を日額10,000円に設定し保障を厚くすることは出来ますが、その分保険料が高くなります。
3商品とも、実際介護が必要になると、以後の保険料は免除できますが、「ケア・イズムアドバンス」は、特約扱いなので保険料がかかってきます。またメディコムプラスには保険料払込免除特約はありません。
3. 「ケア・イズムアドバンス」(幸せ日記)を検証します。 この保険の良いところは、保障の種類が多いこと、保障金額も十分あることです。しかし、すべてを保険で賄った方が良いかというと疑問があります。
保障が厚くなっている代わりにその分の保険料も高くなっています。積立保険特約をつけると無事故給付金がもらえる設定も、保険料の一部がキャッシュバックされるだけのことで、今は利回り的にも他の金融商品の方が得だと思います。
それに一定期間を過ぎると保障が薄くなっていきます。あと、組合せの3つの保険商品の内容や細かい制約もあるので自分できちんと理解する必要がありますが、保険はシンプルな仕組みの方がわかりやすく、見直しがしやすい利点があります。
主契約である介護保障以外が本当に自分に必要な保障かどうかを見極めて、「医療大臣」「メディコムワン」をつけなかったり、あとで保障を減額することもできますので、そうすると保険料も安くなりますが、この保険の場合、組み合わせることに良さがあります。
パッケージ割引もありますが、入院給付金日額6,000円、死亡保障3,000万円以上からとなっていて、独身女性には保障額が多くなります。他の2商品を比べてみると、「シルバー保険」も仕組みが複雑ですが、「EVERHALF」は、特約も自由に設定できてシンプルな仕組みになっています。参考に3商品の保険料の組み合わせを表にまとめてみました。
ケア・イズムアドバンス(幸せ日記) | シルバー保険 | EVERHALF | ケア・イズムアドバンス 3,113円(主契約の新積立型介護保険1,012円)
| 基本保険金9,550円 | 介護つき介護プラン 4,050円(主契約1,950円、充実医療介護特約2,100円)
| 新医療大臣3,110円 | 介護特約5,750円 | 長期入院&通院特約934円 | メディコムプラス990円 | 疾病傷害入院特約9,000円 | 女性疾病特約680円 | ― | ― | 終身特約6,900円 |
「ケア・イズムアドバンス」は、複数の保障がひとつにまとめられているのでいくつも保険に入る手間を省きたい人、保険だけでほとんどの必要保障額をカバーしたい人にはお進めの保険だと思います。いずれにしても、契約する際には、保険会社の担当者の方とよく話し合って決める必要があります。 2006年12月。
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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