介護入院でも保障される医療保険 byPigeon(5)
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介護入院でも保障される医療保険 タイトルに「介護入院」と入れておりますが、まずは正確ではない事をお詫びします。
掲示板等で実際に介護入院で給付される医療保険、と言う記述を見かける事があり、どう言う事かを解説したいと思います。（介護施設の入所だけでは医療保険から給付は受けられません。）
まずは、医療保険約款より抜粋した病院・診療所そして入院の定義をご覧ください。
- 【病院または診療所】の定義
「病院または診療所」とは、次の各号のいずれかに該当したものとします。
- 医療法に定める日本国内にある病院または患者を収容する施設を有する診療所（四肢における骨折、脱臼、捻挫、または打撲に関し施術を受けるため、会社が特に認めた柔道整復師法に定める施術所に収容された場合には、その施術所も含みます。）
- 前号の場合と同等と会社が認めた日本国外にある医療施設
- 【入院】の定義
「入院」とは、医師（会社が特に認めた柔道整復師法に定める柔道整復師を含みます。以下同 じ。）による治療（柔道整復師法による施術を含みます。以下同じ。）が必要であり、かつ自宅等での治療が困難なため、前項に定める病院または診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念することをいいます。
上記はとある医療保険の約款から抜粋したものですが、同様の文言の医療保険が多数あります。
一方、次の医療保険をご覧ください。
- 病院または診療所
「病院または診療所」とは、次の各号のいずれかに該当したものとします。
- 医療法に定める日本国内にある病院または患者を収容する施設を有する診療所（四肢における骨折、脱臼、捻挫、または打撲に関し施術を受けるため、会社が特に認めた柔道整復師法に定める施術所に収容された場合には、その施術所も含みます。）なお、介護保険法に定める介護老人保健施設および介護老人福祉施設ならびに老人福祉法に定める老人福祉施設および有料老人ホームは含まれません。
- 前号の場合と同等と会社が認めた日本国外にある医療施設
介護保険法に介護療養型医療施設という介護施設が規定されています。実はこれ、医療法に規定する医療施設でもあります。
入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理下における介護その他の世話及び機能訓練その他必要な医療を行うことを目的とする施設です。
介護入院だけでは言葉足らずですが、介護保険法で介護療養型医療施設に区分されていても「病院」であり、医療行為が行われていれば入院に該当し、前述の２社だけではありませんが、入院給付金の給付が行われる医療保険があります。（介護療養型医療施設に入院しても医療行為が無ければ給付対象にはなりません。）医療法に定める病院・診療所であれば良いわけです。
介護療養型医療施設が医療法上の病院であっても、上記のように約款上対象外としている医療保険が多数ありますので、ここが注意点の一つかと思います。
特に、長期の保障（１入院限度730日など〜1095日型など）を選ぶ場合には選択の材料となるのではないかと思います。
現在医療保険に加入されている方は約款の病院・診療所の定義を確認してみてください。特段除くと言う記述がないのであれば介護療養型医療施設という病院へ入院しても給付が受けられるかと思われます。
2007年1月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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