生活習慣病への保険比較 by 古川悦子(6)
7241 メットライフアリコ
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メタボリックシンドロームで増える生活習慣病の保険! メタボリックシンドロームという言葉をよく聞くようになり、医療保険でも、生活習慣病という文字がよく目につくようになりました。
生活習慣病の保険も、保険会社によって保障内容が異なります。設定方法を、生活習慣病を主契約にしたものと特約にしたもの、支払方法も、入院給付金にしたものや一時金にしたものなど様々です。
今回はそのなかで6つの保険だけ取り上げて、生活習慣病を特約とした保険と主契約とした保険に分けて比較して、それぞれの特徴を見ていきながら、生活習慣病保険の必要性を検討してみたいと思います。
まずは、生活習慣病を特約で付加された保険として、アリコの「すこしであんしん終身医療保険」、アクサ生命の「Self Guard(セルフガード)」、全労災の「新総合医療共済」を比較してみます。
30歳女性には多い保障額ですが、比較しやすいように入院給付金を1万円に統一しました。
(1) 生活習慣病を特約として付加した保険の比較(30歳女性の場合)
(1) 生活習慣病を特約として付加した保険の比較(30歳女性の場合) 別紙(1)の表で比較しています。
3商品とも、それぞれスタンダードな設定で比較してみました。
まず、「すこしで終身医療保険」と「Self Guard」で注意していただきたいのは、一見、生活習慣病保障の入院給付金が厚くなっているようですが、実は、全ての病気やケガも保障される主契約の疾病災害入院給付金と、生活習慣病だけを保障する入院給付金とは重複して支払いされません。
生活習慣病の入院日数を長くしているだけだということがわかります。「新総合医療共済」では重複して支払いされます。ただ保障の数が多く充実してはいますが、セットで販売されているため、不要な保障だと思ってもはずすことができず、その点では余分な保険料を払ってしまうかも知れません。
ただ通院給付金に関しては、厚生労働省「平成17年患者調査」で平成17年9月に退院した患者数のうち、平均で手術前16.5日、手術後15.5日通院していると報告があるように、入院前に通院保障があることは助かります。
あとの2つの保険の内容は比較的シンプルですが、「Self Gurad」では、88種類の対象外の公的医療対象の手術と高度先進医療の手術の保障を厚くしています。
次に、生活習慣病を主契約とした保険をオリックス生命の「CURE」、アリコの「生活習慣病保険」、太陽生命の「医療サプリ」で比較します。
(2) 生活習慣病を主契約とした保険の比較(30歳女性の場合)
(2) 生活習慣病を主契約とした保険の比較(30歳女性の場合) 別紙(2)の表で比較しています。
それぞれに特徴がある3商品ですが、比較しやすいようになるべく近い条件にしました。
ここで保障内容の補足ですが、「CURE」は三大疾病治療一時金特約を、「生活習慣病保険」は新医療特約の付加を選択できます。ちなみに、それらを付加しないと保険料が「CURE」が3,370円、「生活習慣病保険」が3,300円となります。
あと3商品に共通の注意点は、一時金の支払いには免責期間があること、一時金によって支払い回数に制限があることです。他にも「CURE」と「生活習慣病保険」には、疾病災害入院給付金と生活習慣病の入院給付金の重複支払いはしないなどの制限があります。
3商品のなかで、「医療サプリ」だけは5年という保障期間があり、あと更新しますので更新毎に保険料が変わります。この商品の特徴は、重点疾病一時金には女性疾病も含まれていること、すべての支払いが一時金であることです。
それから、「CURE」は生活習慣病を主契約にはしていますが、特約の疾病災害入院給付金と入れ替わっただけなのがわかります。
(3)生活習慣病を保障する保険の必要性 以上6つの保険をご紹介しましたが、それぞれ保障される病気の数も違いますし、特徴があって保険料を比較するのも容易ではありません。
生活習慣病など特定の病気に限った「生活習慣病保険」と「医療サプリ」は、生活習慣病の保障を上乗せしたい方、あとの4つの保険は主契約、特約であることに関係なく、これから生活習慣病の保障を厚めにした医療保険を検討されている方に適していると思います。
ここで厚生労働省「平成17年患者調査」の調査結果をご紹介しますと、“主要な傷病の患者数”の、トップを『高血圧疾患』約781人、『糖尿病』約247人、他にも上位に生活習慣病(成人病)がランクインされています。あと同調査の“平均在院日数(入院期間)”で『脳血管疾患』が平均101.7日と報告されていて、全ての病気の平均が37.5日なのでかなり長く入院していることがわかります。なので、生活習慣病の入院給付金の日数も比較的長めに設定されています。
以上の結果をみると、生活習慣病になる前に保険の加入を考えてしまいますが、生活習慣病だけを厚く保障する必要があるのでしょうか?今一度冷静に考えた方が良いのではないでしょうか。
知っておきたいのは、通常の医療保険で主契約になることが多い疾病災害入院給付金は全ての病気を保障しているので、そのなかに生活習慣病の保障も含まれていること。あと入院日数も『脳血管疾患』以外の病気の平均は60日以内となっていますので、長めに設定する必要があるのか疑問です。
それと、生活習慣病の保障に限定されることです。これからは他の病気やケガの可能性もありますので、バランスの良い保障をつけることが大切ではないかと思います。
それでもやはり生活習慣病が気になる方は、保険に入った方がよいと思います。保険は安心を得るもので、不安な生活を送るくらいならその方がよいからです。
いずれにしても、まず自分が必要な医療保障は何かを考えてみたらいかがでしょうか。
2007年2月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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