誰から保険を買うのか？② byしごとにん(25)
7257 ソニー生命
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あなたは誰から保険を買うのか？②
～保険選びは担当者選び～
「少し前にアリコの通販で断られたので、私は保険に入れないんです」
ご主人様のプランが決まり、奥様にも保障の必要性をお話しした際、このようなことを言われたことがあります。
詳細を伺うと、奥様は生理不順で現在も１～２ヶ月に一度通院されて、お薬を処方してもらっているとのことでした。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、生理不順という現象の原因は様々で、かなり深刻なものから日常生活に支障のないものまで幅広くあります。
ただ、循環器に関連すると思われる現象ですので、「部位不担保」での対応は難しいという状況です。
通常の医療保険の特別条件は、特定できる部分（部位）を一定期間あるいは保険満了まで保障しない（不担保）という対応のみという場合がほとんどです。
保険会社の特徴を知り使い分ける
例外的に、医療保険においての特別条件が「部位不担保」だけでなく「保険料割り増し」での対応があるのがソニー生命です。
実際に上記の奥様は、ソニー生命にお薬の名前から通院の頻度と期間を詳細に告知して、極めて軽い特別条件で医療保険と終身保険に加入することができました。端的に言ってしまえば、ソニー生命は引き受けの範囲が幅広く、健康状態で少々何かある方の場合は重宝します。
しかし、ソニー生命は健康診断書等の数値などはっきりしたデータがない場合、症状が比較的軽くても「引き受け延期（謝絶）」となるケースがあります。
実際のケースですが、正確な数値データが極めて少ない場合、診断医の所感、つまり医師の「一筆」によって引き受けの判断はもらえず、「引受延期」でした。
この極めてアナログな「一筆」によって条件を出してくれたのが三井住友海上きらめき生命です。
数年前のきらめき生命は、かなり診査が厳しかったのですが、最近緩和されたようです。
また、具体的な症状によっては違う選択があります。
実例を挙げますと、２年ほど前に腸閉塞の手術をされ、現在でも投薬がある方が医療保険のお申込をしたケースです。
「何かあったらソニー」ということで、ソニー生命に申込をしましたが「引き受け延期」となってしまいました。
腸閉塞については、再発して入院する可能性が比較的高いという判断であったようです。
次の手として損保ジャパンの「Ｄｒ．ジャパン」で申込みました。
取り扱っている方はご存知だと思いますが、腸閉塞の既往症は２年間の不担保で引き受けてくれます。
「Ｄｒ．ジャパン」については、告知書に明記してある症状に当てはまれば、２年不担保あるいは全期間不担保となります。
喘息については、「Ｄｒ．ジャパン」はどんなに軽い症状であっても「申し込み不可」となりますが、ソニー生命ですと軽い症状であれば、軽い特別条件で引き受けてくれます。
以下、表にまとめてみます。
まとめ
どんなに優秀な担当者でも、ソニー生命専属であれば、上記のような対応は不可能です。
ただ、可能性としては、同業他社のネットワークが豊富にあり、他社商品に精通している方であれば、きらめき生命や損保ジャパンを扱っている信頼できる代理店を紹介することが考えられます。
ただ、実際問題として、自社で「引受延期（謝絶）」となってしまったお客様は、他社でも無理であると考えるのが一般的であると思います。
また、上記三社を取り扱っていても、きちんとその特徴を把握していなければ使いこなすことはできません。
「保険選びは担当者選び」です。
その力量と人柄とともに、前回お話ししたその担当者の立場（直販、専属、乗合、兼業など）も考慮する必要があるかもしれません。
2007年4月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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