こども共済比較 将来を見据えて?by 柳澤美由紀(7)
7264 全国生協連
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こども共済 将来を見据えて選ぶなら? こどもが生まれたときに、真っ先に思い浮かぶ保険といえば「学資保険(こども保険)」。しかし、昨今の学資保険(こども保険)は、払込保険料総額よりも祝い金や満期保険金などの受取金合計額のほうが少ない「元本割れ」状態になっているものが多く、教育資金づくりに使えるのは、ほんの一握りだけ。こどもの医療保障や親の死亡保障を備えたものは、確実に元本割れしているという状態が続いています。
そんな折、ひそかに注目を集めているのが、こども共済です。都道府県民共済グループ(全国生協連)や全労済、コープ共済などの認可共済で取り扱っています。月々1000〜2000円の手ごろな掛金で、こどもの医療保障などが備えられるのが特長。貯蓄機能はまったくありませんが、教育資金づくりとこどもの医療保障は別々に準備する親が増えてきたのでしょうか、少子化の影響でこども保険の契約件数が伸び悩むなか、都道府県民共済グループのこども共済は前年度比110.1%の伸びをみせています。
短期入院から360日以上の長期入院まで保障
こども共済には、
- 都道府県民共済グループ「生命共済 こども1型」「生命共済 こども2型」
- 全労済「こくみん共済 キッズタイプ」「こくみん共済 キッズワイドタイプ」
- コープ共済「たすけあい ジュニア18(J)1000円コース」「たすけあい ジュニア18(J)2000円コース」
が、あります。月掛金(1000円前後、2000円前後)別にまとめてみました。
月掛金でいうと、他に比べて全労済は安いようです(月100〜400円の差)。医療保障の中身に関しては、若干の違いはあるものの、総じて入院初日から360日以上の長期入院までをカバーする手厚い内容になっています。
入院1日あたりに支払われる共済金は月掛金1000円前後で5000円、月掛金2000円前後で1万円。医療保障の目安は「入院給付金1日あたり5000〜1万円」ですから、1000円前後の掛金でも、最低ラインの医療保障は備えられます。
『こども』が『おとな』になるとき、どんな共済に自動継続できるかがポイント
図表1・2を見てわかるように、同程度の掛金であれば、おおむね似たような保障が受けられます。ここでの選択ポイントとしては、掛金、手術の保障(全労済のキッズタイプには手術保障がない)、先進医療(健康保険の対象外となる手術で、厚生労働省が認定する『先進医療』に該当する場合)に対する保障の有無、くらいでしょう。
それよりも重要なのは、『こども→おとな』になるとき、どんな共済に自動継続できるかということです。こども共済は満18歳または満19歳の満期日までかけることができますが、その後は違う共済(保険)に入ることになります。
そのときに健康状態が良好で、過去5年以内に入院・手術などをしていなければ、他の保険や共済に新たに加入することができますが、そうでない場合は健康状態にかかわらず切り替えられる『自動継続(更新)』となる共済に頼らざるをえません。
こども共済は、こどもの入院や手術、ケガ通院などがあったときのために契約するもの。だからこそ、そうなった後のことも考えて、こども共済を選びたいものです。
<保障期間満了後に自動継続できる共済> ★都道府県民共済グループ「生命共済 こども型」 →同額掛金の「生命共済 総合保障型」
★全労済「こくみん共済 キッズタイプ・キッズワイドタイプ」 →「こくみん共済 医療保障タイプ」
★コープ共済「たすけあい ジュニア18(J)コース」 →同額掛金の「たすけあい 医療(V)コース」※女性なら女性(L)コースも可
「ぶっちゃけ、どれが有利なの?」と、思いつつ読まれていると思いますが、医療保障に対するあなたの考え方で選択肢が変わります。
手術給付金はなくてもいい、入院(日額)5000円以上の保障は60歳まであればいい、という人であれば、全労済がオススメです。
月掛金900円のキッズタイプでも、18歳以降は医療タイプ(月掛金1600円)に移行できるし、月1600円の掛金で、入院(日額)6000円の入院保障が1日目から最高180日分受けられるのが魅力(死亡保障は50万円)。
ただ、手術に関しては、女性特有の病気で手術したときでなければ出ないことと、満60〜64歳は「医療60歳移行タイプ(月掛金1600円)」に切り替わるために、『入院保障(日額)3000円+死亡保障20万円』だけになってしまうのが難点。
他の2共済の場合、入院日額が満65歳まで変わらないのに比べると、物足りなさは否めません。ちなみに、満65〜69歳は「医療65歳以降タイプ(月掛金1600円)」となり、『入院保障(日額)2000円+死亡保障15万円』に。保障は満70歳になると終わります。
しかし、これら3共済のなかで、終身医療を取り扱っているのは全労済だけ。こどもが満15歳以上になったら、終身医療も一緒に備えられるというのは大きな魅力でしょう(15歳男性、入院日額5000円のベーシックタイプで月1610円)。 『入院1日あたり5000円以上+手術保障』を65歳まで確保できれば文句ない! という人であれば、コープ共済「たすけあい ジュニア18(J)2000円コース」を。
これに入っていれば、満19歳の満期日に「たすけあい 医療(V)2000円コース」に自動継続できます。満65歳の満期日までは『入院保障(日額)5000円+手術2・4・8万円』などの保障を備えられます(死亡保障は10〜110万円)。
月々2000円の掛金で、65歳まで……というのがミソですね。それ以降も満85歳保障を継続することはできますが、ある程度の保障を確保しようと思うと掛金が高くなってしまうので思案のしどころ。個人的には65歳以降の医療保障は貯蓄でまかなうという割り切りのもとに、利用するのが賢明だと思います。
お葬式代程度の死亡保障とそこそこの医療保障を65歳まで確保したい、という場合は、都道府県民共済グループの「生命共済 こども2型」がよいでしょう(保障内容はエリアによって若干異なります。以下は都民共済の場合)。
これなら「生命共済 総合保障2型(月掛金2000円)」に切り替わるため、病気死亡で400万円(60〜65歳は230万円)、事故死亡なら780〜1000万円(60〜65歳は530〜700万円)。
加えて、入院保障(病気4500円、ケガ5000円)などの医療保障が65歳まで確保できます。65歳以降は「熟年2型(月掛金2000円)」に自動継続され、65〜70歳は『入院保障2500円+死亡保障100〜200万円など』、70〜80歳は『入院保障1000円+死亡保障50〜150万円』、80〜85歳は『入院保障0〜1000円+死亡保障30〜50万円』……と、保障の中身が変わっていきます。
「生命共済 総合保障型」の入院保障は、他の2共済と違い、「5日以上5日目から」が対象になります(全労済、コープ共済は1日目から支給)。
4日以内の短期入院をカバーしたい場合は、プラス月1000円で「医療1型特約」を付加しなければいけません。この特約には、そのほか、手術保障(18〜60歳は5・10・20万円)や先進医療保障(18〜60歳は最高150万円)が付いていますが、これを付加できるかどうかはそのときの健康状態によることと、掛金が高くなるのがネック。死亡保障の必要性をどう判断するかが分かれ目といえそうです。
2007年5月 こどものための医療保険 生命共済 こども型
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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