夫婦で収入がある場合の考え方具体例 by自称Cプランナー(18)

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夫婦で収入がある場合の考え方具体例 by自称Cプランナー(18)

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夫婦で収入がある場合の考え方 具体例

A.事例1 子供無し 住宅ローン無し 収入 夫 25万円会社員 妻 7万円 パート 

 
支出の内訳です。計算上ボーナスはないという前提です。

住宅費(賃貸)9万円
共通(公共料金・光熱費・NHKなど)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)5万円
貯蓄分4万円


1.死亡時
夫の死亡時
住宅費(賃貸)9万円
共通(公共料金・光熱費・NHKなど)4万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)5万円

この場合、住宅費が一番多くなりますが、実家へ戻る場合は住宅費は不要になります。
収入保障型定期保険で住宅費を確保する方法もありますが、一般的には住宅費分の定期保険のほうが割安になります。
例として30年分50年分の家賃の総額を計算すると買ったほうが安くなります。
計算例 9万円×12か月×50年=5400万円
生活費の不足分は収入保障型定期保険でも良い。ただし、扶養家族であったからパートに出ている場合も多いので、終身保険を大目(例えば1000万円など)とい選択肢もあります。
妻の死亡時
住宅費(賃貸)9万円
共通(公共料金・光熱費・NHKなど)4万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円

この場合は夫の収入だけで生活は維持できる計算となります。
葬儀費はかかります。

2.長期入院時 (1年程度の期間を想定)
夫の長期入院時
住宅費(賃貸)9万円
共通(公共料金・光熱費・NHKなど)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)6万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)5万円

この場合は夫の交際費が2万円減ったという前提です。
傷病手当金が17万円だと仮定した場合
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月2万円)とすると
全額を保険で準備するなら月11万円(1日約3700円) 
の保障が必要となります。
対応する保険は所得補償や1年更新の医療保険(1入院360日)などが適しています。

妻の長期入院時
住宅費(賃貸)9万円
共通(公共料金・光熱費・NHKなど)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)4万円

この場合では生活費は減らずに貯蓄ができないと言う前提で計算。
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月2万円)とすると
全額を保険で準備するなら月11万円(1日約3700円) 
の保障が必要となります。
この場合は所得補償でカバーすることもできますが、貯蓄と日額3000円程度の組み合わせでも対応は可能な範囲です。

死亡の場合と長期入院では計算のしかたが違うことを十分に考慮する必要があります。

B.事例2 子供無し 住宅ローン有り 収入 夫 20万円 会社員 妻 25万円 会社員


支出の内訳です。計算上ボーナスはないという前提です。
住宅ローンが全額夫名義で団体信用生命なども全額夫名義でいう条件で試算します。
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
貯蓄分8万円

1.死亡時
夫の死亡時
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円

この場合は夫への死亡保障は不要。葬儀費は必要です。

妻の死亡時
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円

妻の団体信用生命保険かまたは収入保障型の定期保険へ加入しておかなければ、住宅ローンの返済ができなくなる。
収入保障型定期保険の場合、月7万円ですが、税金分を見込んで月8万円以上が望ましい。

2.長期入院時(1年程度の期間を想定)
夫の長期入院
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)7万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円

この場合は夫の交際費が2万円減ったという前提です。
傷病手当金が13万円だと仮定した場合、
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
計算上は月6万円の不足になります。
全額を保険で準備するなら月6万円(1日2000円) 
の保障が必要となります。
 
妻の長期入院
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)6万円

この場合は妻の交際費が1万円減ったという前提です。
傷病手当金が17万円だと仮定した場合
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
計算上は月7万円の不足になります。
全額を保険で準備するなら月7万円(1日約2300円) 
の保障が必要となります。
 

C.事例3 子供一人 住宅ローン有り 収入 夫 30万円 会社員 妻 7万円 パート


支出の内訳です。計算上ボーナスはないという前提です。
住宅ローンが全額夫名義で団体信用生命なども全額夫名義でいう条件で試算します。

住宅ローン9万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)6万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円
貯蓄分1万円

住宅ローンは全額夫名義、団体信用生命も夫名義と仮定。
1.死亡時
夫死亡時
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)6万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

遺族年金は12万円と仮定。
共通の費用は2万円減ったと仮定。
計算上は3万円の黒字であるが大学進学時には不足する可能性があります。

妻死亡時
住宅ローン9万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

共通の費用は2万円減ったと仮定。
計算上は月2万円の黒字となります。

2.長期入院時(1年程度の期間を想定)
夫長期入院
住宅ローン9万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)7万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)6万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

この場合は夫の交際費が2万円減ったという前提です。
傷病手当金が20万円だと仮定した場合、
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月7万円)とすると
全額を保険で準備するなら月16万円(1日約5300円) 
の保障が必要となります。
対応する保険は所得補償や1年更新の医療保険(1入院360日)などが適しています。

妻長期入院
住宅ローン9万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)5万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

この場合は妻の交際費が1万円減ったという前提です。
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月1万円)とすると
全額を保険で準備するなら月10万円(1日約3300円) 
の保障が必要となります。

D.事例4 子供一人 住宅ローン有り 収入 夫 20万円 会社員 妻 25万円 会社員


支出の内訳です。計算上ボーナスはないという前提です。
住宅ローンは夫婦二人で月6万円の返済。団体信用生命保険も夫婦で加入。

住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円
貯蓄分4万円



1.死亡時
夫死亡時
住宅ローン6万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

遺族年金は11万円と仮定。
共通費用は2万円減ると仮定しました。
計算上は月12万円の余裕があるという結果になります。
妻死亡時
住宅ローン6万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)6万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

共通費用は2万円減ると仮定しました.
遺族年金が無いため、月5万円不足する結果になります。
収入保障型定期保険を月6万円以上で最低でも住宅ローン返済まで付けておくと良いでしょう。
2.長期入院時(1年程度の期間を想定)
夫長期入院
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)7万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)8万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

この場合は夫の交際費が2万円減ったという前提です。
傷病手当金が13万円だと仮定した場合、
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月1万円)とすると
全額を保険で準備するなら月10万円(1日約3300円)
の保障が必要となります。

妻長期入院
住宅ローン12万円
共通(公共料金・光熱費・NHK・固定資産税など)8万円
夫の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)9万円
妻の生活費(食費・交際費・小遣い・保険料等)7万円
子の生活費(食費・教育費・小遣い等)4万円

この場合は夫の交際費が1万円減ったという前提です。
傷病手当金が17万円だと仮定した場合、
治療費は高額療養費制度で月9万円と仮定。
治療費(月9万円)+生活費の不足分(月3万円)とすると
全額を保険で準備するなら月12万円(1日約6000円) 
の保障が必要となります。

E.終わりに


今回のシミュレーションはあくまで計算方法のモデルです。
細かい部分は矛盾もありますが、重要なのは夫・妻の死亡・長期入院などの場合をキチンと想定して必要な保障を付けることです。

2007年7月

by 自称Cプランナー(金森徹也)  北海道苫小牧市











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