生命保険をスムーズに切り替え byしごとにん(30)
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「保険選びネット」をご覧に皆様に限らず、生命保険の見直し→切り替えという機会は増えていると思います。
いつ、何があるかわからないわけですから、既契約と新契約は多少ダブるようにして途切れないようにするのは当然ですが、新契約成立後は既契約をスムーズに解約することも必要となります。
強靭な解約防止の壁
経験されている方も多いと思いますが、国内生保において解約をする際、かなり強靭な解約防止の壁があります。
まず、基本的には、担当者に書類を持ってきてもらって解約の手続きをすることになりますが、そこで、解約防止の説得を受けることになります。
多くの生命保険の営業職員の給料は、出来高払いであるため、たいてい2年以内の解約についてはペナルティが科せられます。
つまり罰金です。
また、国内生保については、退職金の計算において契約数が大きく影響しますので、ペナルティがなくなる2年が経過しても引き止めることになります。
担当者を抜きにした解約手段としては、支社（支部や営業所ではない）の窓口にて解約することができます。
しかしながら、支店で解約についても、様々な壁があります。
- 契約者本人の申し出のみ対応（委任状対応あり）
- 時間内しか受け付けない（平日9時から15時までのところが多い）
- 書類が揃っていなければ手続き不可
- さらに「解約防止」の説得を受けて門前払いの可能性あり
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外資系やカタカナ、損保系が郵送対応で解約手続きができることと比べると、無駄な人件費や手間をかけてでも「解約防止」をしようとしているのが歴然です。
平日の昼間に、ほとんどの場合契約者となっている仕事をしているご主人様が来店するのが難しい受付時間で、さらに、全国に点在する支部や営業所では対応しない、というのは、解約防止の高い壁をつくっているとしか思えません。
ほとんどの場合は、契約者の奥様が支社に行って解約手続きをすることになるのですが、その際に必要となるものを挙げてみます。
- 委任状
- 保険証券
- 契約者名義の口座がわかるもの
- 契約印
- 来店者の本人確認ができるもの（免許証など）
- 来店者の印鑑
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クセモノなのが「委任状」です。
まず、どのような文言で書けばいいのか、一般に方はわからないと思います。
また、保険会社によっては、すべて契約者の手書きでなければ受け付けないところもあるようです。（署名、住所など一部本人自署でＯＫのところもあります）
事前準備のコツとしては、まず、最寄の支社（くどいようですが支部ではない）をインターネットなどで調べ、電話で必要書類、受付時間（営業時間ではない、営業は17時までだが受付は15時までといこともあり）その上で万全に書類を準備することです。
本当にタチが悪いケース
実際にあったことですが、最大手の国内生保を解約して新しく保険を切り替えたあるお客様のケースです。
お申込いただいた全ての新規契約が成立したので、契約者であるご主人様が有給を取って、最寄の支社へ既契約を解約するために書類を揃えて、受付時間内に出向きました。
しかし、解約の手続きができませんでした。
上記で挙げた「４．さらに『解約防止』の説得を受けて門前払いの可能性あり」のパターンに当てはまってしまったようです。
対応した者が元営業職員で、さらに担当者と知り合いだったらしく、お客様無視の「身内の助け合い」ということになり「後で担当者を伺わせます」と言われて、門前払いを受けてしまいました。
この件については、私たちのこの最大手国内生保の代理店担当者を通して、強烈なクレームを上げました。
その後、その代理店担当者にお客様のご自宅に伺わせて、解約手続きを行いました。
有給をとって、契約者本人が必要書類を完璧に揃えて出向いても、門前払いされたのは、かなり悪質なケースです。
ほとんどがスムーズに解約に応じてくれるとは思いますが、タチの悪い職員が存在することも念頭においていた方がいいと思います。
2007年7月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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