無選択型医療保険と特別条件の医療保険 by古川悦子(13)アメリカンホーム保険

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無選択型医療保険と特別条件の医療保険 by古川悦子(13)

7299  アメリカンホーム保険

無選択型医療保険と特別条件が付いた医療保険

「保険は、若くて健康なときに加入する。」という今までの保険の常識を破るような医療保険が、最近になって多く販売されるようになりました。

無選択型医療保険は、告知や医師の審査がなく、50歳ぐらいから、健康に不安があっても、既往症があっても加入できる保険です。

医療保険に入りたくても“持病があると保険に入るのが難しい”と考え、躊躇していた中高年の方には朗報だと思います。
ただ、加入したあとに制約がありますし、いくつか注意する点もあります。

それに、保険会社にもよりますが、無選択型でない医療保険にも特別条件をつけて加入することができる場合があります。

今回は、無選択型でない医療保険と比較しながら、そして医療保険に特別条件が付いた例をあげながら、無選択型医療保険の特徴と注意点をみていくことにします。

その前に、生命保険に付く特別条件についての説明と、厚生労働省の「平成17年患者調査」のデータを参考に、入院患者数と平均入院日数をみていきたいと思います。

1.標準で生命保険に加入できないときに付く特別条件とは?


保険は相互扶助の仕組みとなっているために、既往症を持っている人には特別条件をつけることで公平を保っています。
保険会社によって多少の違いはありますが、特別条件が付くケースは以下のとおり。
  • 既往症がある

  • 最近3ヵ月以内の医師の診察、検査、投薬

  • 過去5年以内に7日以上の期間にわたった医師の診察、検査、投薬

  • 過去5年以内の手術、7日間以上の入院

  • 過去2年以内に健康診断、がん検診、人間ドッグを受けて異常を指摘された場合

  • 視力・聴力・言語・そしゃく機能の障害、手・足・指の欠損、障害がある場合

  • (満16歳以上の女性の場合のみ)現在妊娠中である場合


それでは、特別条件にはどういうものがあるかみていきます。
(1)保険料の割増

危険の程度(発病の可能性)によって割増された特別保険料を一定期間または全期間払い込みます。
(2)給付金の削減

一定期間、経過年数に応じて給付金額が一定割合削減されます。例えば5年間の場合は、6年目からは100%支払いされます。
(3)部位不担保の設定

既往症に関連した身体の一部(例えば、肝臓、胃腸など)や異常妊娠、異常分娩などを入院・手術給付金の対象から外す(不担保にする)こと。不担保期間は危険の程度によって一定期間または全期間。複数の身体部位の不担保もあります。

ただし、対象以外の身体の部位は不担保されませんし、不担保期間が過ぎると普通に給付金の支給を受けられます。

2.中高年に多い入院患者数!



 入院患者数と平均入院日数
       (入院患者数:万人)

 ※平成17年9月1日〜30日調査
この表をみてわかるのは、70歳くらいまで年齢が高くなるに従って患者数が多くなっていること、入院日数が高齢になるに従って長くなっていることです。

なお、入院日数に関しては、脳血管疾患が101.7日と長めになっていますが、あとのほとんどの病気は1ヶ月以内で短期になっています。

次に、無選択型医療保険としてアメリカンホーム・ダイレクトの「ザ・大人の医療保険」(特別プラン)と無選択型でない医療保険として同じくアメリカンホーム・ダイレクトの「私にうれしい医療保険」(シンプルパック)を比較してみたいと思います。

3.無選択型医療保険とそうでない医療保険との比較(55歳男性の場合)


無選択型医療保険とそうでない医療保険との比較(55歳男性の場合)

障内容ザ・大人の医療保険(特別プラン)私にうれしい医療保険(シンプルパック)
病気やケガの入院
〔疾病・傷害入院保険金〕
1日5,000円
・5日間(4泊5日)以上入院した場合
に1日目から
・1入院45日、通算120日限度
1日5,000円
・1泊2日以上の入院した場合に1日目から
・1入院60日、通算1,000日限度
病気・ケガの手術
〔手術保険金〕
1回5・10・20万円
・手術の種類による
・日帰り手術可
・入院の有無に関わらない
・何度でも支払い
1回5・10・20万円
・手術の種類による
・日帰り手術可
・入院の有無に関わらない
・何度でも支払い
賠償責任
〔賠償責任保険〕
てん補限度額5,000万円
・他人のものを壊したり、他人に
ケガをさせた場合
・自動車事故等は除く


5年間健康なとき
〔健康お祝い金〕
〔無事故戻し金〕
10万円
・保険期間中に入院保険金の
支払いがない
・無事満期を迎える


加入可能年齢
満55歳〜満80歳
満20歳〜満70歳
保険期間
5年間(最長で満85歳まで)
10年間(最長で80歳)
保険料(月払)
7,574円
・男女同じ
3,673円
・男女同じ
無料サービス
・安心ダイヤル24
医療・健康相談
・安心ダイヤル24
医療・健康相談、介護・育児相談
・セカンドオピニオン
免責期間
・保険開始日から90日間
・既往症は、さらに2年間の免責
=2年と90日間
(保険開始日以前に発病した病気
と病名が違っても医学上重要な
関係のある病気)
*ケガは保険開始日から保障される
特になし
その他告知不要告知必要

2つを比較すると、大きく違うのは契約時に告知を必要としないことで、健康で有る無しに関係なく加入が可能なことです。それに加入できる年齢が中高年に限定されています。

しかし、無選択型医療保険は加入してすぐ病気になっても、すぐに給付金がもらえるわけではなく90日間の免責期間があります。免責期間中に病気になっても保障は付きません。

そして、既往症があった場合は、さらに2年間の免責期間が設定されます。

保障内容も、保障の種類別にみると、無選択型医療保険の方が薄くなっていると思います。

入院給付金は、「私にうれしい医療保険」は日額5,000円〜20,000円まで設定できますが、「ザ・大人の医療保険」は、日額3,000円〜6,000円までしか設定できません。

それに、「私にうれしい医療保険」は、1泊2日から保障され、1入院60日通算1,000日限度であるのに対し、「ザ・大人の医療保険」は、4泊5日で5日以上することが条件で、限度日数も1入院45日、通算120日と少なくなっています。
ただ、2.の表にあるように短期入院の傾向にありますので、ほとんどの病気の場合が設定された限度日数で足りるのではないでしょうか?

あとは、保険期間が「私にうれしい医療保険」が10年で85歳まで更新できるのに対し、「ザ・大人の医療保険」は半分の5年で80歳までの更新と短くなります。

これも、2.の表で70歳を過ぎると入院患者数が減っていることから、保険料を払い続けることを考えると、それ程心配する必要はなさそうですが、個人によると思います。

保険料を比較すると、「ザ・大人の医療保険」の方が、約2倍強高くなっています。「私にうれしい医療保険」よりも、付いている保障の種類が多いので比較し切れないところもありますが、保険料は割高だと思います。

では、医療保険に入るために告知をしたところ、実際に特別条件を付けられた加入時55歳男性の例をあげてみたいと思います。
本人には掲載の許可を得ておりますが、保険会社名は伏せておきます。

4.医療保険に特別条件が付いた55歳の男性の場合


2年前の55歳時に医療保険に加入(現在57歳男性)
<告知内容>
3年前に結腸ポリープの内視鏡による日帰り切除手術を行う。
<保険会社からの特別条件>
小腸、直腸(大腸)を身体部位不担保として、契約日より1年間は保障しない。1年経ったら通常通りの保障を受けられる。
<保障内容>
入院給付金10,000円、手術給付金10・20・40万円、終身保険特約100万円
保険料(毎月払い)約10,500円〔平成19年4月改定前〕

本人曰く、「3年前の結腸ポリープは日帰りの手術だけですみました。1年間の不担保期間は付きましたが、その間に病気にはならず、今は通常通りの保障が受けられる状態なので安心しています。」

このように、一部の身体部位に一定期間だけ特別条件が付く場合もありますし、保険会社によっては、特別条件が付かず加入できる場合もあります。病気にもよると思いますが、加入できないケースもあり、保険会社で特別条件は違いますので、複数の保険会社に問い合わせてみるとよいと思います。

5.無選択型医療保険は中高年で既往症を持っている人にとって有利!?


人は長生きになってくると、病気になる確率も高くなってきます。中高年になって何かしら病気を持っている人が増えてきて、保険会社も健康な人ばかりのために保険を提供できなくなってきたのでしょう。

しかし、保険は支払う保険料の総額と支払われる保険金の総額が等しくなるという「収支相当の原則」に基づいています。
無選択型医療保険は、既往症を持っている人も加入できる保険。万一、既往症の病気が発病して支払う給付金が多くなると、保険料を高くするか、給付金額を低く設定しないと採算が合わなくなります。

なので、給付金額も無選択型でない医療保険に比べると少なくなっています。

あと、告知がない分、加入しても様子をみる免責期間が設定されているのが特徴になっています。免責期間は無選択型医療保険でなくても、がん保険、三大疾病保険の一時金支給などにも設定されていますが、無選択型医療保険は全ての病気が対象です。

それに、告知をして特別条件の部位不担保で加入できるのであれば、特定の身体の部位だけに不担保期間が設定されるだけで、あとは通常内容なので、最終的には手厚く保障が受けられると思います。

無選択型医療保険は、医療保険に入りたくても健康面の不安で入れないときの選択肢の一つとして考えた方がよいでしょう。
そして、加入の際は保障内容をよく確認することが必要です。


2007年9月











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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。


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