先進医療特約 by 自称Cプランナー(32)
7348 アクサ生命
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先進医療特約とがん先進医療特約
A.生命保険の主契約と特約 生命保険に限って書くと、単独の医療保険、がん保険が増えてきたため、特約をできるだけ付けない方がよいと私は考えています。
無料の特約の代表例としては、リビングニーズ特約は、余命半年と診断された場合に一定範囲の保険金が受け取ることができます。この特約は損する部分は全くないので普通は必ず付けます。
基本的に特約は有料で、特約の保険料が発生します。今回取り上げる「先進医療特約」および「がん先進医療特約」は特約の保険料が明示されている会社もありますので、費用と効果を考えると保険選びの場合に検討してもよい特約だと判断し取り上げることにしました。
B.先進医療とは この用語は元々厚生労働省の作った言葉です。以前は高度先進医療という名称でした。 この治療は平成20年4月1日で76種類認められています。
先進医療を実施している医療機関の一覧のリンク先 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html
先進医療に係る費用については全額自己負担となっています。通常の健康保険と併用した場合は、通常診療分は健康保険が使えます。
元々の目的は、将来は保険適用の対象とする可能性はあるが、有効性や安全性を認めるまでは健康保険の対象外としている治療です。
高額療養費制度からも当然の結果として対象外です。 高額になる代表例として粒子腺治療などが一連の治療で約300万円かかります。
C.特約の内容と特約保険料 先進医療特約については特約として付けられる商品はいくつかあります。
今回は特約の保険料が明示されていることと、終身保障に付加できるということで、医療保険とがん保険から1社を選んでみました。(2社とも80歳までが対象)
医療保険としてはアクサ生命の場合は高度先進医療給付特約となっています。 終身タイプの特約保険料は月40円となっています。
所定の高度先進医療による療養を受けた時に技術料により「610〜10万円(1400万円限度)」となっています。
がん保険については三井住友きらめき生命のがん保険の場合は「ガン先進医療特約」となっています。
特約保険料は月87円です。
終身保障タイプまた、「ガン先進医療特約」の中身としては「悪性腫瘍に対する粒子腺治療などガンを直接の原因として先進医療による療養をうけられたとき、この自己負担分(技術料と所定の交通費)をお支払いします」となっています。通算1,000万円まで
アクサ生命がガン以外の保障をしているのに保険料が安いのは通院費が対象になっていないのが一因と予想されます。
どちらにしても月々100円以下の特約保険料ですから万一の場合の出費を考えるとどちらを選んでも良いと考えます。
参考までに厚生労働省の発表資料からは平成18年度の先進医療の治療費は総額約37億円、その内がん関連の治療費は32億円で約86%を占めています。 先進医療の患者数は4166人、その中でがん患者は2866名となっています。 リンク先 http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/report/0206rep_1.html
D.保険会社側から見た問題点 特約保険料として割安ですが、保険会社によってこの特約は考え方に差があるようです。実際にある生命保険会社の社員に聞いてみました。商品開発の社員ではありませんでしたが、「先進医療」は厚生労働省の先進医療の範囲が変わる可能性があるということです。
これは確かに、現在の76種類がずっと将来まで同じとは考えられません。新しい医療技術が開発されれば範囲が大幅に変わる可能性もあります。
実際に三井住友きらめき生命のパンフレットには次のことが書かれています。
ガン先進医療特約条項の支払い条項の変更について
「当社は法令等の改正による公的医療保険制度の改正があった場合で特に必要と認めたときには、主務官庁の認可を得て、この特約の支払い事由を変更することがあります。この場合、支払い事由を変更する2か月前までにご契約者あてにご連絡します。」
実際にはどうなるか不明ですが、予想してみると、がんの新しい治療方法としてAという治療方法が先進医療として認められた時に、且つ、保険料に大幅に影響する場合は認可を受けて支払い対象を変更する可能性があるということです。この特約の特殊性を考えると消費者側も納得できると考えます。
E. がん診断給付金との兼ね合い 生命保険会社の考え方もあり、ガン診断給付金(複数回払い、初期ガン100%)と先進医療特約の両方の保障をつけられる商品がほとんどありません。
先進医療特約付きの医療保険と複数回払いのがん保険の組み合わせは可能です。 おおまかには
- がん診断給付金の方が受け取る確率は高い
- 先進医療特約の対象となる確率は低いが対象になった場合は非常に役に立つ
平成14年のがん患者数がおよそ128万人、年度が違いますが平成15年の先進医療のがん患者数が2816人ということなのでおおまかな目安としてガン患者500人にひとり前後が先進医療の治療をしていることになります。あくまでおおまかな目安と考えてください。
以前にも記事にしましたが、この二つは両方あっても邪魔になることはないので両方の保障がある商品が増えることを期待します。
2008年7月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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