商品比較 逓減定期保険の比較 by 古川悦子(25)
7368 ソニー生命
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/top01.txt" );echo$data;?>
|
|
逓減定期保険の比較 定期保険の種類として、保険期間の経過に応じて保険金額が減っていく「逓減定期保険」と、保険金額が増えていく「逓増定期保険」があります。ともに、保険期間内の保険料は一定で、一時金での受取りになります。
「逓減定期保険」の仕組みを簡単に図解で示すと以下のとおり。
「逓減定期保険」は、ライフスタイルの変化に合わせて、合理的に必要保障額を得ることができるということで、ほとんどが対面販売、販売数も少ないにも関わらず、関心をもっている人が少なくないようです。「逓増定期保険」は、法人契約での取扱いの方が多いです。
今回は、「逓減定期保険」を比較してみました。「逓減定期保険」がどんな保険なのか、特徴などおさえて、参考にしていただければと思います。
(1) 保障内容の比較(30歳男性の場合―保険金額3,000万円・保険期間30年)
ソニー生命、アクサ生命、アリコジャパンの3社の「逓減定期保険」を取り上げ、まずは、「逓減定期保険」の特徴をあげてみました。
●保険金額の逓減にも様々な方法がある(3社は逓減方法が異なり、タイプを選択できる会社もある) ●保険期間満了後に自動更新されない
では、各商品の保障内容を比較してみることにしましょう。3社ともに商品名が「逓減定期保険」となっているため社名で表示することにしました。3社の保障内容は、設定や条件などに多少の違いがあります。
ソニー生命やアクサ生命など、「逓減定期保険」も「定期保険」同様、健康割引制度を適用し、ソニー生命とアリコジャパンは、健康状態に関わらず、一定の期間経過後、あるいは保険金額の一定の範囲内で他の保険種類に変更できます。(終身保険や養老保険など貯蓄性の高い保険への変更)
リビングニーズ特約は、ソニー生命では契約時に付加されているのに対し、アクサ生命は任意加入、アリコジャパンは取扱い不可となっています。
保険料払込免除特約は、アクサ生命とアリコジャパンには、不慮の事故を原因とした身体障害を条件に、あらかじめ契約時に付加されているのに対し、ソニー生命には、3つの免除事由があり、任意での付加となります。
ソニー生命の保険料払込免除特約の免除事由を簡単にまとめると以下のとおり。 (1)障害状態 国民年金法の障害等級1・2級、厚生年金法の障害等級3級の状態が永続的に回復しない。 (2)要介護状態 180日以上継続した場合。 (3)三大疾病 ・悪性新生物(責任開始期から90日以内の乳がんは除く) ・心筋梗塞(労働の制限が必要な状態が60日以上継続したと医師により診断されたとき) ・脳卒中(言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が60日以上継続したと医師により診断されたとき)
(2) 定期保険との比較(30歳男性の場合―保険金額3,000万円・保険期間30年)
参考に、同じ保険金額・保険期間で、アクサ生命の「定期保険」と比較してみました。
同じアクサ生命でも「逓減定期保険」と連動している(健康割引制度、リビングニーズ特約、保険料払込免除特約、査定方法、付加できる特約など)と相違している(契約年齢、高額割引制度、保険金限度額、保険期間の設定など)支払要件があります。
3社の「逓減定期保険」と比較して共通している点は、解約返戻金に期待できないこと、最近の傾向として無配当であること、自動振替貸付が利用できないことなどがあげられます。
あと、「定期保険」と「逓減定期保険」ともに、払済保険と延長定期保険へ変更できません。 相違している点は、保険期間満了後に申し出がない限り自動更新されることです。(歳満了の契約は不可) 「逓減定期特約」で特約として付加することもできます。(ソニー生命)
(3) 保険料の比較(30歳男性の場合―月払・保険金額3,000万円・保険期間30年)
各社毎に、逓減方法・リスク区分別・保険料払込免除特約の有無の場合の保険料をまとめました。
<表(2)>から、リスク区分別で非喫煙・優良体であるほど保険料が割安なのはもちろんのこと、保険金の逓減期間が短いほど、つまり基準保険金額(契約時の保険金額)の期間が長いほど保険料が割高になっていることがわかります。収支相当の原則により、保険金の支払いが多くなるほど、保険料も割高になるからです。
いずれの場合も、「定期保険」より保険料はかなり割安となっています。(<表(2)>より)
(4) 死亡・高度障害保険金額の推移(30歳男性の場合―保険金額3,000万円・保険期間30年)
各社の保険金額の推移を比較しました。契約時から5年まで、および30年までを5年ごとに大ざっぱに載せていますので、各社・逓減方法別に解説していくことにします。
[ソニー生命] T型・・・55歳時(25年度)に、保険金額が20%の600万円になるまで、毎年逓減、それ以降60歳までは、600万円のまま推移。 U型・・・保険期間の20%経過した36歳時(6年度)までは、保険金3,000万円のまま推移し、60歳までは毎年逓減。
[アクサ生命] T型・・・2年目の31歳時から保険金額の4割の1,200万円になる51歳時(21年度)まで3%ずつ毎年逓減、それ以降60歳までは1,200万円のまま推移。 U型・・・6年目の36歳時から保険金額の4割の1,200万円になる55歳時(25年度)まで3%ずつ毎年逓減、それ以降60歳までは1,200万円のまま推移。 V型・・・11年目の41歳時から保険金額の4割の1,200万円になる60歳時(30年・最終年度)まで3%ずつ毎年逓減。
[アリコジャパン] 会社所定の算出方法による。この契約の場合は、2年目の32歳から25年度の55歳時に保険金額が20%になるまで毎年逓減、それ以降60歳までは600万円のまま推移。
(5)「逓減定期保険」が向いている人 ライフプランに合わせて必要保障額を減らしていくことで、保険料を安くしたいと思っている人に向いています。
例えば、子どもの成長とともに死亡保障を減らしたいとか、高齢になるにつれて保障が減るので保険料の支出をおさえたいなどです。
債務対策(教育ローン・住宅ローンなど逓減する債務)として利用することもできます。(アリコジャパンのパンフレットに記載)
ただ注意して欲しいのは、「逓減定期保険」の逓減方法は、保険期間などに合せて自動設定されるものであり、自由に設定できるものではないということです。
保険期間満了後は自動更新させませんので、あとで後悔しないためにも、保険期間・逓減方法などは慎重に選択する必要があります。
ライフプランを良く考えて上手く活用できると、利用価値のある保険だと思います。
2008年10月
|
|
|
|
|
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot01.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot02.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/links_kaisetsu.txt" );echo$data;?>
|
|
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right01_s_soudan.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right02.txt" );echo$data;?>
|