勝手に保険会社格付け byしごとにん(75)
7428 ソニー生命
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勝手に保険会社格付け
金融機関の格付けと言えば、S&Pなどの格付け機関が定期的に発表しておりますが、サブプライム問題でかなり味噌をつけました。
保険会社の格付けにはお馴染みのソルベンシーマージン比率が使われているようですが、正直基準値をクリアしていても怪しいものです。（大和生命の破綻は記憶に新しいところですね）
そこで今回は実際に現場で使えるのか、使えないのかを基準に保険会社とその商品を格付けしてみました。
タイトル通り飽くまで「勝手に」でありますが、実際に類似する商品を比べてお客様に選択してもらったもの、診査の対応については実際の経験値で格付けしました。
| 保険会社 | ランク | 保険商品 | 種類 | | ソニー生命 | S | 積立利率変動型終身保険 | 利率変動型終身 | | S | バリアブルライフ | 変額終身 | | S | 家族収入保険 | 収入保障 | | S | 逓減定期保険 | 定期 | | S | 無解約返戻金型平準定期保険 | 定期 | | A | 総合医療保険 | 医療 | | A | がん保険 | がん | | A | 学資保険 | 学資 | | 診査の対応 | S | きめ細かい対応で医療保険でも割増保険料あり | 東京海上日動あんしん生命
| S | 長割り終身 | 低解約型終身 | | S | 家計保障定期保険 | 収入保障 | | S | がん保険 | がん | | 診査の対応 | B | 通常 | | アフラック | S | 新EVER | 医療 | | A | 学資保険 | 学資 | | A | フォルテ | がん | | 診査の対応 | A | 比較的きめ細かい対応 | | オリックス生命 | S | CURE | 医療 | | S | ファインセーブ | 定期 | | S | 大黒様 | 収入保障 | | 診査の対応 | B | 通常 | | 三井住友海上きらめき生命 | A | 新医療保険 | 医療 | | A | がん保険 | がん | | S | 収入保障保険 | 収入保障 | | S | MS終身α | 利率変動・低解約型終身 | | 診査の対応 | A | 比較的きめ細かい対応 | | 損保ジャパンひまわり生命 | S | 一生のお守り | 低解約型終身 | | S | 無解約返戻金収入保障保険 | 定期 | | S | 健康のお守り | 医療 | | 診査の対応 | B | 通常 | | 損保ジャパン | S | Dr.ジャパン | 医療 | | 診査の対応 | A | 症状によってはかなり寛大な対応 | あいおい生命
| S | プレミアムW | 利率変動・低解約型終身 | | A | ジャストワンW | 収入保障 | | 診査の対応 | B | 通常 | 日本興亜生命
| A | 低解約終身保険 | 低解約型終身 | | S | 収入保障 | 収入保障 | | S | がん保険 | がん | | 診査の対応 | B | 通常 | アリコジャパン
| A | 終身医療保険 | 医療 | | A | がん保険 | がん | | S | 収入保障 | 収入保障 | | 診査の対応 | B | 通常 | | アクサ生命 | S | LTTP Fair Wind | 低解約型定期 | | 診査の対応 | B | 通常 | | ライフネット生命 | S | かぞくへの保険 | 定期 | | 診査の対応 | B | 通常 | SBIアクサ生命
| S | カチっと収入保障 | 収入保障 | | S | カチっと定期 | 定期 | | 診査の対応 | B | 通常 |
・医療、がん保険はすべて終身タイプ
・商品ランク
S：被保険者の条件（年齢、性別や保障期間など）によりベストとなりえる
A：お客様のご要望や特殊事情によりベストとなりえる
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健康状態が全く問題なければ「診査の対応」のランクは気にすることはありませんが、３０代後半以上になれば多かれ少なかれ健康状態に不安が出てくるのが普通です。
このコラムでも何回か書いていますが、ソニー生命の「診査の対応」は抜きん出ており、細かい対応はもとより、血圧降下剤を投与していても他に症状がなければ基本的に無条件となります。
また、医療保険において通常は特別条件として、目や耳または胃などの特定箇所の疾患を免責とする「部位不担保」が一般的ですが、糖尿病などの血液関係の疾病（部位不担保はできません）についても保険料割増で対応してくれます。
ケースによってはかなり保険料が高くなる（倍額程度）になることがありますが、症状が軽い場合は１割程度の割増で引き受けてくれることがあります。
他社であれば謝絶になるか、はじめから保険料が割高の無選択型に加入するより良い選択であるのは間違いないところです。
商品のポイント解説
まず非喫煙の割引のありなしがポイントとなります。
非喫煙の割引が適応になるのは保障額が大きい定期保険ですが、あんしん、オリックス、ライフネット、SBIアクサには非喫煙の割引がありませんので、ここ一年喫煙していない方は割高になります。
反対に喫煙している方は上記４社を選んだ方が、他社の非喫煙割引が適用されない金額より割安になるケースが多く見られます。
平準定期や収入保障については喫煙の有無とともに、年齢、性別、保障期間や保障額の設定によって、どこが一番安い保険料になるかは変わってきます。
終身保険につきましては、所謂普通の終身保険でない「利率変動型」「低解約型」「利率変動・低解約型」そして「変額」にて、使えるところをピックアップしました。
これらの４種類はお客様のニーズは好みによって選択されるものでどれがベストということはないと考えます。
医療保険については、終身タイプで保険料がリーズナブルなものが中心ですが、アリコジャパンにつきましては、夫婦型が被保険者の条件によって使えるケースがありますのでピックアップしています。（がん保険も同じ理由でピックアップしています）
がん保険については、上皮内がんでも満額の診断給付金が出て、更に複数回出るものを選んでいますが、アフラックのフォルテもお客様のニーズやご要望により使えると考えます。
学資保険は元本割しないものを選びましたが、アクサ生命のLTTPは学資を含む将来への積立に活用できるものとして挙げております。
まとめ
今回ピックアップした商品は実際にお客様に提案して加入していただいたものを中心に、商品特性だけでなく実際に加入できるのかも含めてまとめてみました。
今回ご紹介した商品以外にも「使える」ものがあるかもしれませんが、ご参考にしていただければ幸いです。
追記
この2010年2月15日にPCA生命が保険商品の新規募集を終了してしまい、ピックアップしようと思っていた終身医療保険の「メディスマート」がなくなってしまったのは残念でした。
2010年2月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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