注目商品 3増法師(明治安田生命) by杉山明(13)
7509 明治安田生命
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3増法師(明治安田生命) 5 年ごと利差配当付利率変動型 一時払逓増終身保険
この商品の評価ポイント- 銀行で販売しやすいように、審査がとても簡単になっている
- 銀行で販売しやすいように、一時払の商品になっている
- レポート執筆時点の予定利率は1.2%であり、銀行の預貯金の金利と比べると高い水準にある
- 被保険者に万が一のことがあったときでも、支払われる保険金額は元本を下回ることはない
この商品の注意を要するポイント- 予定利率は、(この保険の場合)保険金額の計算に使われる利率であり、運用利回りではない
- 増加する保険金額や配当金額は、市場環境や運用実績により変動する
消費者側の注意点- 第1保険期間に解約すると、解約返戻金が一時払保険料を下回ることが多い(上記例では5 年目までに解約すると元本割れする)
- 退職金の運用という観点からは、銀行の低金利もあり、消去法でこの商品が選択されるかもしれないが、10 年経過したころに、もう一度自分の本当のニーズを検討する必要がある
保険商品に対するコメント商品戦略
平成22 年度決算によれば、明治安田生命の新契約(年間算保険料)は対前年比58%増と大きく伸びている。この業績の伸びについては、このレポートの対象となっている「3 増法師」も大きく寄与しているものと推定される。
明治安田生命のホームページを参考にすれば、この商品の取り扱い金融機関は地銀だけで50 行に達しており、同社の銀行窓販チャネルの中心的な位置づけになっていることが推測されるからである。
明治安田生命の従来からの主力チャネルは、外務員による直販チャネルでしたが、銀行窓販チャネルも着実に成長しているということになるであろう。
一方で、商品戦略という観点で見れば、直販チャネルにも同じような商品が投入されている。「エブリバディ」という名前で販売されている一時払特別終身保険は「3 増法師」と似通った保険である。
また、三菱東京UFJ 銀行が販売している「かんたん持続成長プラス」は「3 増法師」と同じ商品である。
販売会社はオリジナルな商品をほしがるであろうし、商品の供給側の保険会社ではできるだけ商品開発を集中させたいであろうから、その妥協点は商品名だけを違えた商品を作るということになるのであろう。
商品分析
明治安田生命の商品開発の当初の意図は、相続税対策にあったと推定される。年金支払特約によって、(当時の)相続税法上の定期金の評価圧縮を目指す、あるいは、単に死亡保険金の非課税枠を利用するための保険として開発されたものと考えられる。
しかし、「3 増法師」に関してはむしろ相続対策というより、貯蓄商品として利用されている傾向が強いのではないだろうか。
現在定年を迎えている人たちは、60 歳前後に退職金を手にすることが多いと思われるが、承知のとおり低金利時代のため預貯金では思ったほど利殖できない。一方、退職金をまとめて使う予定がないのであれば、少しでも有利なところに資金を預けておきたい。そういったときに、「3 増法師」はニーズにぴったりと当てはまる商品となる。
したがって、この商品を一言で言うのであれば、「死亡したときに割り増しの保障がついた定期預金」というのがもっとも適切なのではないだろうか。
2011年6月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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