注目商品 プレミアカレンシー(第一生命)by杉山明(19)
7564 第一生命
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プレミアカレンシー・プラス(第一生命)
この商品に関する情報
商品戦略
第一フロンティア生命保険は、第一生命が90%を出資する第一生命の子会社である。そのビジ ネスモデルは、「取扱商品は個人向け年金保険等の貯蓄性保険を中心とし、販売を銀行・証券会社等の金融機関に委託するなど、事業領域・販売チャネルを絞り込む」(経営方針より)という特定のセグメントを意識したものである。
それゆえ、プロモーションはエンドユーザー向けというよりは販売代理店である銀行や証券会社向けに力点がおかれているであろうことは想像に難くない。また、商品で差別化することが難しく、代理店側は複数の保険会社の商品を比較できる環境にあるので、保険商品の価格は競合状態にあると考えられる。
現在のような低金利状態において貯蓄性の高い商品はマージンを上乗せする余裕がなく、価格で差別化することが難しいといえるため価格が同質化するのは避けられないかもしれない。
また、最低保証を付けた変額年金保険の保有契約は市場低迷時にビジネスの重荷になるであろう。そのため、市場低迷時には最低保証を付けた変額年金保険を新規販売するよりは、会社側に追加負担を求めない外貨建て保険に販売の主力がシフトすることも会社経営にとっては合理的ではある。
消費者として考えれば、利回りだけに魅力を感じるのではなく、将来円安になり、インフレになったときの購買力の維持のために外貨建て保険を求めるのであれば合理的な判断になるであろう。
商品分析
いくら保険は預金と異なると仕組みの違いを強調しても、消費者目線で考えると比較すべきは外貨預金である。売り手である銀行から考えると、外貨預金と外貨建て保険を分け隔てるものは投資期間である。
投資期間10 年程度の外債を保有するという意識で加入するのであれば、「プレミアカレンシー・プラス」は魅力のある商品である。ただし、競合商品は多く、代表的なものは、メットライフアリコの「三大陸」、三井住友海上プライマリー生命の「AthenaII 」が挙げられる。
これらの商品は、ドル、ユーロ、豪ドルのコースがあり利回りはほぼ横並びで、また、中途解約したときに、積立金からペナルティーが差し引かれるという市場調整と呼ばれる仕組みが取り入れられている点も同じである。
「プレミアカレンシー・プラス」では契約時に初期手数料が差し引かれ、その他の商品では差し引かれない仕組みになっているが、一定の仮定のもとシミュレーションしてみると、初年度の解約でペナルティーが最も小さくなっているのは「プレミアカレンシー・プラス」であった。
なお、このシミュレーションは運用(据置)期間10 年の豪ドル建てで行ったものであるが、初年度に解約したときの損失が△6%であっても、市中金利が上昇し、あるいは、円高になっているとさらに損失が膨らむことに注意しよう。
外貨建て保険は、為替が目まぐるしく変動する現代において保障金額の購買力維持に効果があると思われるが、当初決めた運用(据置)期間保有し続けることを前提に加入を考えたい。
2012年1月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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