住宅ローンの返済不安をカバーする保険 by 堀口雅子(8)
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住宅ローンの返済不安をカバーする保険 マイホームを購入し、住宅ローンの契約となった時に一緒に手続きするものとして、本人死亡時に支払われる団体信用生命保険だけでなく、特定の病気などになった時にも保障される保険があります。すでに金融機関を絞りこんだ後では、手厚い保障にしたいと思っても選択の幅が限られてしまうかもしれません。住宅ローン返済を続ける間の不安は本人が亡くなった時だけではありません。返済不安に備えた保障がついた住宅ローンの最近の状況を確認したいと思います。
保険料を払うのは銀行?自分?
団体信用生命保険は銀行等で住宅ローンの契約をすると保険料は銀行が負担します。団体信用生命保険で保険金が銀行に支給されるのは本人が死亡、高度障害の時です。それより範囲を広くカバーするものとして今回紹介するものがあります。
ほとんどの銀行は団体信用生命保険と違い保険料負担を本人がするようになっています。金額は店頭金利に上乗せする形で提供していたり、返済額に応じいくら、となっていたりします。死亡、高度障害で支給されるものと比べてどんな時に保障してもらえるのかタイプ別に分けてみました。
がんや三大疾病、さらに広範囲に対応する保険が付けられるもの 各行の中でも多く見られるのはこのタイプです。
がんは組み込まれているところが多く、それ以外の範囲で独自性を出しています。例えば三井住友銀行は5つの疾患、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎、三菱東京UFJ銀行は女性特有の疾病や妊娠と4つの生活習慣病(高血圧性疾患・慢性腎不全・糖尿病・肝硬変)の範囲でカバーされます。
返済期間の保障範囲は1つの疾患につき返済額の12回分まで、最大36回分が限度であったり、一定の期間業務出来ない状態が続く場合は住宅ローンがゼロになるものがあったりします。病気の種類と保障内容が様々ですので気になる銀行があればよく確認してみましょう。
三大疾病はがん・急性心筋梗塞・脳卒中です。このうちの1つに該当し、所定の状態になれば「診断給付金」として銀行に支払われ債務の返済に充てられます。金額は融資残高相当であったり、半額のものを選べたりします。
がんは上皮内では支給されない、急性心筋梗塞や脳卒中では@融資日から3か月経過翌日以降A初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、所定の状態が継続したと医師により診断、などの条件があります。
(例)中央三井信託銀行、中央労金、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行など
病気やけがによる就業不能を支えるもの 国内外を問わず病気やけがにより一定の期間就業できない状態の場合補償されるものです。
補償は3年まで等期間は限られています。支払い方は1か月ごとであったり就業できない状態の終了時に一括支払いだったりします。
この銀行の場合、勤務先の倒産に対応する補償も付けられます。支給期間は短期間ではあるものの、安心のひとつといえます。
(例)みずほ銀行など
銀行が保険料負担をしてくれるもの 死亡、高度障害で支払われる団体信用生命保険は銀行が保険料負担をします。しかし、特定の疾患の場合の保障つきでも保険料が銀行負担というものもあります。今後はこのようなものも増えてくるかもしれません。
(例)住信SBIネット銀行(ネット専用住宅ローン)など
引受基準が緩やかな団体信用生命保険 住宅ローンのためといっても団体信用生命保険や疾患による保険は、告知が必要です。現在の健康状態によっては加入できないこともあります。
健康状態が不安な方でも加入できる可能性がある住宅ローンの団体信用生命を提供する銀行も出てきました。
(例)三菱東京UFJ銀行など
保険料の考え方 住宅ローン返済中の不安を広範囲でカバーしたいと思うならばこのような保険を検討するわけですが、保険料はどのようになっているのでしょうか?
生命保険では保険料は年齢や性別ごとに違いますが、住宅ローンに付加される保険は年齢・性別・借入額・返済額で違いがあったり、金利の上乗せで支払うものがあったり、各行さまざまです。
住宅ローンの店頭金利に上乗せする形のものを選んだ場合「年○パーセントプラス」であった場合、毎月○○円になるなど、保険料の確認はパーセントではなく毎月いくらで計算し、検討されるとわかりやすいです。
住宅ローンにつけないで加入する場合 住宅ローンに対応しているものに合わせた場合、がん保険として診断給付金を住宅ローン残高に合わせて加入することもできるでしょう。
さらに広い疾患をカバーしたいという場合には「住宅ローンの返済額×返済をカバーしてくれる最大の回数」で計算をし、その金額に応じた一時金や年金が支給される保険を探すこともできます。
病気やけがにより就業できなくなった場合の補償としては所得補償保険でカバーできます。どのタイプでも住宅ローンの返済期間と同じ保険期間にそろえておくことで同様の方法もとることができます。もし住宅ローンを契約した際につけなかったとしても、この方法で返済不安をカバーすることも可能です。
おわりに このように、住宅ローン契約の際に紹介される保険は実はいろいろあるのだということがお分かりいただけたでしょうか?
保険は様々なタイミングで必要なものだと認識されますが、こういう場面でもわたしたちを守ってくれるわけです。残念ながら手元にあるお金に限りはあります。
どんな時の保障がその方にとって優先されるのか?考えたうえでこのような保険を選んでいただければと思います。
2012年3月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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