注目商品 みらいのカタチ(日本生命)byしごとにん(105)
7593 日本生命
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ニッセイは「みらいのカタチ」で何が変わったのか この4月から、ニッセイ(日本生命)は「特約をなくしてシンプルで分かりやすい保険を提供します」と謳い、11種類の「みらいのカタチ」を出しました。
終身保険、定期保険、生存給付金付定期保険、3大疾病保障保険、身体障がい保障保険、介護保障保険、総合医療保険、がん医療保険、特定損傷保険、年金保険、養老保険の11種類で、詳細はこの「保険選びネット」の2012年4月の記事で紹介されています。 「みらいのカタチ」日本生命
一部保険評論家やFPから「日本社の生命保険は特約てんこ盛りで分かりづらくて、使い勝手が悪い」とかなり前から批判があり、ネットの波及によりそれが大きく広がったことによる対処なのでしょう。
外資、損保、カタカナ、ネット系では当たりまえのことがやっとニッセイでできるようになっただけ、ということです。
これまでニッセイが単品売りをしていなかったわけではないですが、販売シェアのほとんどが、特約てんこ盛りの定期付き終身保険であったため、今回あえて特約なしの単品売りをアピールして、国内大手他社との差別化を試みたというところだと思います。
本質は何も変わっていない商品体系
かたちの上では、単品でそれぞれが主契約となることで、支払い期間や保障金額の設定の縛りは、ほぼなくなると思います。 (保障金額の設定の縛りとは、例えば、死亡保障が5000万円なければ入院保障は日額1万円にすることができない、などの保障額の設定制限です。)
それはそれで、これまでより使い勝手はよくなると思います。
それでは、実際の商品内容は提案内容はどうなるのか見てみたいと思います。
ニッセイのHPで「心配事にそなえる」→「老後に備える」→「将来に備える」とリンクしてここにたどり着きました。 http://www.nissay.co.jp/kojin/shohin/seiho/mirainokatachi/kumiawase5/
概要は
- 計画的に老後の生活資金をご準備できます。
- 所定の3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)や、所定の要介護状態になられた際の一時金をご準備できます。
- 病気やケガで所定の入院・手術等をされた際の治療費等をご準備できます。
となっており、なんだか頼りになりそうな内容です。 40歳男性に対する提案例をまとめてみます。
40歳男性ご提案例
各商品が単品の主契約でありながら、それぞれの保険料が明記されていないのいで詳細は不明ですが、年金保険に関しては支払い期間中は金額は一定のはずなので、他の保障系が15年後の更新時にアップしています。
月の保険料が33,912円から50,117円と約1.5倍になっておりますが、これはかなり厳しいですよね。
単純な死亡保障であれば、お子様がひとり立ちすれば減額できますが、「将来に備える」保障内容を減額するのは、なんだか本末転倒のような気がします。
そしてトドメは、保障期間です。 年金については65歳から10年間の支給なので「将来に備える」になっていますが、他の3大疾病保障、介護保障、総合医療は65歳の支払い完了とともに保障も完了します。
端的に申し上げれば、この提案では65歳以降保障は全くなくなるわけです。
これには、相当な悪意を感じざるを得ません。
この項でニッセイは「将来のための年金準備に加えて、重い病気や要介護状態に備えたい方向けの組み合わせです」と何の臆面もなく言い放っています。
年金保険とセットすることで、65歳以降消滅してしまう介護や医療保険があたかも将来の備えのように見せているのです。
もちろん、嘘を表記しているわけではありませんが、元来の「特約てんこ盛り」と同じような、<意図的な分かりづらさ>は健在です。
実際の生命保険募集の現場では、上記のような提案がなされることは充分に想定されます。
保険料が更新時に大幅アップするのは、お客様も分かるでしょうが、肝心な保障が65歳以降なくなってしまうことは理解できるでしょうか。 (65歳以降延長できるしくみがあったとして、それこそ大幅な保険料アップとなり、保障期間延長は現実的ではありません。)
もしかしたら、販売側の保険募集人もよく分からずに「これで将来に備えられます」と自信を持ってお勧めしているかもしれません。
天下の大ニッセイが臆面なく、上記のようなトンデモナイ組み合わせを奨励している(少なくとも自社のHPでは)ことは事実です。
実はこんなことは昔からのことで、今さら騒ぎ立てることでもないのですが、「特約てんこ盛り」の定期付終身保険だろうと、各商品が単品の主契約になっても本質は何にも変わっていない、ということです。
外資、損保、カタカナ系など終身の医療保険や介護保険、また収入保障などリーズナブルで使い勝手がよい商品を出して各社シノギを削っているのに、なぜ大手国内生保はどこまでもふざけているとしか思えない商品を出して来るのか理解に苦しみます。
2012.6.
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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