注目商品もっとやさしいEVER(アフラック)by杉山明(24)
7599 アメリカンファミリー
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もっとやさしいEVER(アフラック)
保険商品に関する情報
保険商品に対するコメント
商品戦略
アメリカンファミリー生命の平成23 年度決算を見ると、業績は好調であったが、銀行チャネルによる終身保険の販売によるところが大きい。
主力商品であるがん・医療関連について、がん保険は新商品を投入した効果があり堅調であったが、医療保険関連の新契約は対前年比△6.1%（年換算保険料ベース）と落ち込んでいることがわかる。
そのため、この時期に医療保険販売のテコ入れを図るたえに新商品を投入することは理解できるところである。一般の医療保険については2012 年1 月より発売しているため、約半年遅れで緩和型医療保険を投入し、医療保険の新商品がそろったということであろう。
商品分析
商品分析上のポイント、保険料についてみてみよう。おそらく対抗上の商品として想定されているのは、メットライフアリコの「やさしくそなえる医療保険」とオリックス生命の「キュア・サポート」であろう。
前者に対して、「もっとやさしいEVER」の保険料はおおむねすべての性別・年齢で保険料が安くなっている。
後者に対しては、男性は「もっとやさしいEVER」のほうが保険料が安く、女性は「キュア・サポート」のほうが保険料が安い。もう一つのポイントは保障範囲である。
「もっとやさしいEVER」では、従来の商品（新やさしいEVER）で加入できなかったうつ病、神経症、慢性肝炎等の疾病でも加入できるように範囲が拡大されている。
告知書を見る限りでは、メットライフアリコの「やさしくそなえる医療保険」はこれらの疾病でも加入できる取り扱いであり、オリックス生命の「キュア・サポート」では加入不可と判断できる。
特に、うつ病などの精神疾患関連は社会的な問題にもなっており、民間の生命保険がその加入範囲を拡大させることは意味のあることと評価できるだろう。
一方で、先進医療特約については保障範囲を1,000 万円から2,000 万円まで拡大したが、これはメットライフアリコの追随であり、また、オリックス生命のように先進医療特約の保険期間を終身とする措置も取られなかった。
今後、一般の医療保険の分野の保険料の引き下げが進むと、加入審査基準が緩和されることは考えられにくく、そのためこの分野の医療保険のニーズは増加すると考えられる。
現在商品を投入していない損保系保険会社などもこの分野に商品を投入してくることが考えられる。
2012年7月
 もっとやさしいＥＶＥＲ（エヴァー）(アメリカンファミリー)
注目商品もっとやさしいEVER(アフラック)by杉山明(24)
保険比較 引受緩和型医療の告知byしごとにん(107)
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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