注目 CURES(キュアS)(オリックス)by杉山明(25)
7600 オリックス生命
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CURES(キュアS) オリックス生命
保険商品に関する情報
この商品の評価ポイント
- 死亡保障を割安で提供できる仕組みを導入した結果、医療保障に一定の死亡保障を加えたパック商品になっている
- 通常であれば高度障害保険金の支払い事由になるような障害状態の場合、保険料払込免除にして契約を継続させる仕組みになっている
- 特約により3 大疾病一時保障を上乗せすることができる
この商品の注意を要するポイント
- CURE では付加することができる、公的医療の保障の対象外となる先進医療を対象とした先進医療特約は付加することができない
- 解約返戻金はゼロである
消費者側の注意点
- 終身保障部分は解約返戻金をゼロにする(他社では解約返戻金を7 割に抑える仕組みが一般的)ことにより保険料を大幅に低下させることができているが、数十年加入した後この保険を解約するとなった場合でも戻ってくる金銭はゼロである。この場合、保険契約者から考えると不利益感が残る可能性が高い
保険商品に対するコメント
商品戦略 CURE(キュア)という医療保険は、オリックス生命の経営戦略の転換を下支えした生命保険になった。簡潔な商品設計と商品バリエーションの少なさが功を奏したといえるであろう。「CURE と指定すればほぼ商品性が固まるシンプルな商品設計が消費者に受け容れられた」ということができる。
ただし、商品設計を簡潔にできた背景には、同社が医療保険であまり効果的な販売をしてこなかったという事実がある。保有契約が少ないために、既契約者への手当てをあまり考えずにシンプルな新商品の設計・販売に注力できたということである。
しかし、CURE が好評を博したことにより、CURE にも派生商品が必要になってきた。女性にターゲットを絞ったCURE Lady(キュア・レディ)、既往症のある人も加入できるようにしたCURE support(キュア・サポート)、そして、死亡保障を加えたCURE S(キュア・エス)と商品は多様化している。
同社では、現在、代理店チャネル向けに販売しているCURE S を、ダイレクトチャネル(インターネット販売)にも投入することを企図している。
現在(2012 年8 月現在)、同社はキャンペーンにより、ダイレクトチャネルで販売する際のCURE S の新たなネーミングを募集中である。これは、CURE というブランドイメージに傷をつけないようにする商品戦略であるらしい。
つまり、CURE という名前は、保険料が安い医療保険の代名詞になっている。CURE S という名前を投入しても、消費者は「CURE」として認識してしまう。
実際、CURE S は死亡保障が上乗せされている商品なので、CURE より保険料は高い。つまり、どのような給付が上乗せされているかはあまり見られないため、CURE は保険料が上がったとみられる可能性が高い。そういったブランドのイメージの劣化を防ぐための措置が採られようとしている。
商品分析 商品を分析するには、やはり、CURE と比較することが適当であろう。CURE にあって、CURE S にないものは先進医療保障である。CURE では、1,000 万円の範囲内で健康保険の適用外となる先進医療の治療費を実額で保障する先進医療特約が付加されているが、CURE S にはこの特約はついていない。
その代わりに、CURE S には死亡保障が主契約の保障に上乗せされている。特に注意しておきたいのは、この死亡保障には解約返戻(払戻)金が全くないということである。保険の仕組み上、死亡保障は主契約(医療保険)に組み込まれているが、実体としては、医療保険と終身保険を組み合わせたものである。そして、終身保険部分には解約返戻金がない。
実は、この仕組みは日本初のものらしい。なぜ今まで存在してこなかったかといえば、若くして終身保険に加入した人が、相当の年齢になってやむおえない理由で保険を解約したとき、まったく金銭が戻ってこないのは消費者の理解を得にくいという理由からである。
その結果として、低解約返戻金型の終身保険は存在しても、無解約返戻金型の終身保険は存在してこなかったのである。
CURE S は、中途で解約すると著しい不利益を感じるが、死亡した場合には支払った保険料の大半が戻ってくる、あるいは、それ以上の金額が戻ってくるので割安感が感じられるという商品に仕上がっている。
この保険に加入したらどんなことがあっても保険を中途解約しないという条件を満たすのであれば、CURE S は、医療保障と死亡保障を兼ね備えた保険になっている。
2012年8月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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