注目商品 もっとやさしいEVER(アフラック)by古川悦子(55)
7614 アメリカンファミリー
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/top01.txt" );echo$data;?>
|
|
もっとやさしいEVER(アフラック)2012年7月23日に、アフラックより、引受基準緩和型の医療保険「もっとやさしいEVER」(正式名称:引受基準緩和型医療保険〔無解約払戻金〕)が発売されました。
アフラックでは、健康に不安がある方が加入しやすい医療保険として、2007年8月に「やさしいEVER」を発売したあと、2010年6月に「新やさしいEVER」(手術保障を拡大し、通院保障を付加できる)を発売しています。新設および見直しされた主な内容は、以下の通り。
(1)「やさしい先進医療特約」の新設 先進医療に対する保障ニーズに応えるため、新設されました。1回あたりの支払限度額・通算支払限度額ともに2,000万円となっています。
(2)保険料率の見直し 男女とも全年齢で従来商品より割安な保険料を実現しています。
(3)引受基準の見直し等 今まで加入できなかった疾病(うつ病、神経症、慢性肝炎等)お持ちの方も加入しやすくなりました。また、告知書の質問項目を再編し、高齢の方にも見やすくわかりやすい告知書としています。
引受基準緩和型の医療保険は、告知項目を簡素化し、引受基準を緩和した医療保険です。検討するにあたって、通常の医療保険「新EVER」と保障内容等を見比べてみましょう。2012年5月公開の記事『注目商品 新EVER(アフラック) 』を参考にして下さい。
@ 「もっとやさしいEVER」の保障内容
仕組み・特長・保障内容<表@を参考>をみていきましょう。
保障内容等の主な改定点です。 ◆通院保障を特約方式⇒プラン方式(「新やさしいEVER」は、特約として着脱の取扱い、「もっとやさしいEVER」はプランに組み込まれている) ◆先進医療保障を一時金⇒実額(先進医療にかかる技術料)
【仕組み】 〈主契約〉疾病入院給付金、災害入院給付金、手術給付金、放射線治療給付金 〈特約〉引受基準緩和型通院特約〔2012〕、やさしい先進医療特約(正式名称:引受基準緩和型総合先進医療特約)、やさしい終身特約(正式名称:引受基準緩和型終身特約) ■販売プラン [スタンダードプラン]引受基準緩和型通院特約〔2012〕を付加したプラン *通院給付金日額は、入院給付金日額の60%固定となる [ベースプラン]引受基準緩和型通院特約〔2012〕を付加しないプラン
【特長】 ●「通院保障あり」と「通院保障なし」のプランを選択できる ●手術保障は、入院の有無により支払額を設定 ●先進医療保障は、更新時に見直しが可能、また最終更新時に終身保障に変更可能 ●死亡保障をプラスできる(やさしい終身特約を付加した場合)
【保障内容】 契約日から1年(支払削減期間)以内の給付金等の支払額は半額(50%に削減)されます。また、加入前にかかっていた病気が悪化した場合の入院・手術なども保障されます。これは、引受基準緩和型の医療保険に共通する特長でもあります。なお、1年経過後に入院を継続していた場合には、その翌日以降の入院に対しては、給付金は削減せずに支払われます。
ここからは、この保険の各給付金・保険金の保障内容をみていくことにします。 <疾病入院給付金・災害入院給付金> 以下の3つの支払事由に該当した場合も、疾病入院給付金が支払われます。 ◎不慮の事故以外の外因によるケガの入院 ◎不慮の事故の日からその日を含めて180日を経過した後に開始した入院 ◎異常分娩のための入院
疾病入院給付金と災害入院給付金の両方の支払事由に該当する場合には、いずれか一方の入院給付金が支払われます(重複支払いはない)。
<手術給付金・放射線治療給付金> 公的医療保険制度における医科診療報酬点数表に、手術料・放射線治療料の算定方法として列挙されている手術・放射線治療(電磁波温熱療法を含む)が対象となります。放射線治療は、体外照射・組織内照射・腔内照射に限られており、血液照射、放射線薬剤の内服、坐薬、点滴注射などによる投与を除きます。また、対象外の手術は以下の通りです。
●傷の処理(創傷処理、デブリードマン)●切開術(皮膚、鼓膜) ●骨・関節の非観血的整復術、非観血的整復固定術および非観血的授動術●抜歯 ●異物除去(外耳、鼻腔内)●鼻焼灼術(鼻粘膜、下鼻甲介粘膜) ●魚の目、タコの手術後縫合(鶏眼・胼胝切除後縫合)
「入院あり」の場合の手術給付金は、疾病入院給付金・災害入院給付金の支払事由に該当する入院中に受けた手術が対象となります。一連の手術には、例えば、下肢静脈瘤手術(硬化療法)、網膜光凝固術などが該当します。
<疾病通院給付金・災害通院給付金> 疾病入院給付金・災害入院給付金が支払われる入院の退院後に、入院の原因となった病気・ケガの治療を目的とする通院が支払対象となります。治療処置を伴わない薬だけの受取りのみの通院は支払対象となりません。
疾病入院給付金・災害入院給付金のいずれかの給付金が支払われる日については、疾病通院給付金・災害通院給付金は支払われません。また、疾病通院給付金・災害通院給付金の両方の支払事由に該当した場合は、災害通院給付金が支払われます。
<やさしい先進医療特約> 治療を受けた時点で、厚生労働省告示に定める先進医療に該当する治療を、公的医療保険制度にもとづく保険医療機関で受けた場合に支払対象となります(厚生労働大臣が定める施設基準に適合すると承認を受けた保険医療機関で行われたものに限る)。治療を受けた時点で先進医療に該当しない場合は支払対象となりません。
契約日から1年以内の先進医療給付金の支払額は50%に削減されますが、1年を挟んで複数回にわたる1つの先進医療を受けた場合も支払額は50%に削減されます。
<やさしい終身特約> この特約には、高度障害保険金はありません。特約災害死亡保険金の詳しい支払事由は、「保障が始まる日以後(責任開始期)に発生した不慮の事故を直接の原因として、その事故の日からその日を含めて180日以内に死亡したとき」「保障が始まる日以後に発病した所定の感染症を直接の原因として死亡したとき」となります。ちなみに、特約災害死亡保険金には、支払削減期間はありません。
<リビング・ニーズ特約> リビング・ニーズ特約は、被保険者の余命が6か月と判断されるとき、特約死亡保険金の全部または一部が、リビング・ニーズ保険金として被保険者の生存中に支払われます。被保険者は、特約死亡保険金額(契約日から1年以内は特約死亡保険金額の50%)の範囲内で、指定保険金額を指定できます。指定保険金額は、100万円以上100万円単位で指定(特約保険金額が100万円の整数倍でない場合は、特約保険金額の全額)。
全部が支払われた場合、「やさしい終身特約」は消滅します。一部が支払われた場合、特約災害死亡保険額・特約死亡保険金額は指定保険金額分だけ減額されます。ただし、支払削減期間中に特約死亡保険金額の一部がリビング・ニーズ保険金として支払われた場合、以下の取扱いとなります。 [指定保険金額の2倍の金額分が減額] 〈支払削減期間中〉特約災害死亡保険金〈支払削減期間後〉特約災害死亡保険金・特約死亡保険金 [指定保険金額分だけ減額] 〈支払削減期間中〉特約死亡保険金 なお、減額部分に対する解約払戻金はなく、リビング・ニーズ保険金と特約災害死亡保険金・特約死亡保険金は重複して支払われません。
【新EVERと比較】 支払事由(「やさしい終身特約」を除く)、および支払対象については、「新EVER」と同様です。「新EVER」の保障内容は以下の通り(「もっとやさしいEVER」と異なる)。
◆〈手術保障〉重大手術(開頭・開胸・開腹手術)を保障 ◆〈先進医療保障〉一時金+先進医療にかかる技術料と同額が支払われる ◆付加できる特約の種類が多い ◆「終身特約」では、高度障害保険金が支払われる(特約死亡保険金と特約高度障害保険金)、「もっとやさしいEVER」とは、保険金名が異なる
A 告知項目について
告知項目は、4項目から(「新やさしいEVER」)から3項目の限定とされ、質問項目が見やすくなりました。主な改定点は、『最近3カ月以内に入院・手術・検査をすすめられた⇒過去1年以内』『過去2年以内の糖尿病の合併症⇒過去5年以内』『過去2年以内の病気で合計90日以上の入院については質問されなくなった』など。「もっとやさしいEVER」の場合は、1年以内に入院・手術をすすめられても、告知日前に診療完了の場合は申込み可能です。病気の種類や治療方法により、緩和する場合と厳しくなる場合があると思われます。 一方、「新EVER」の告知項目は9項目あり、告知項目に該当したときに記入する詳細欄が設けられています。告知内容も、「7日以上の入院を問われる」など詳細になっています。「もっとやさしいEVER」では、うつ病、神経症、パニック障害、慢性肝炎が緩和されています(過去5年以内の診察・検査・治療・投薬「新やさしいEVER」⇒過去2年以内に入院)。ちなみに、引受基準緩和型医療保険の告知項目や該当する病気は、パンフレットなどにも載っており(引受基準を開示)、すぐに申込みの可否が分かります。
B 取扱内容について
取扱内容の主な改定点です。 ◆契約年齢範囲を満30歳〜満80歳⇒満30歳〜満85歳に拡大 ◆「やさしい終身特約」の最低保険金額(販売単位)を100万円(100万円単位)⇒10万円(10万円単位)で付加可能とする
契約日における年齢による、「やさしい終身特約」および他の死亡保障との通算限度額です。
<「やさしい終身特約」の通算限度額> 満30歳以上満60歳以下1,000万円 満61歳以上800万円
<死亡保険金額の通算限度> (1)過去3年以内の告知書扱で契約した死亡関連商品との通算限度額 満30歳以上満39歳以下1,500万円 満40歳以上満75歳以下1,200万円 満76歳以上800万円 (2)アフラックの終身保険・定期保険・養老保険・特約などの死亡保険金等の通算限度額 満30歳以上満70歳以下5億円 満71歳以上1億円
入院給付金日額の通算限度額は、「やさしいEVER」「新やさしいEVER」を通算して、日額10,000円まで。ただし、アフラックのすべての医療保険・医療特約(特約MAXなどを含む)を通算して、日額20,000円(契約日の年齢が満71歳以上の方は10,000円)となります。*別途、職業による所定の基準の通算限度額を定めている
次に、<表B>を補足して説明すると、「やさしい先進医療特約」の保険期間を終身に変更するときに告知は不要、保険料は、変更時の被保険者の満年齢、保険料率によって再計算されます(現在の料率が維持できれば、終身変更後も全年齢で同一料率により計算)。更新した場合、給付金の支払限度額は、更新前の特約で支払われた給付金を通算します。なお、保険料払込免除が適用されている場合も終身に変更可能です。 「新EVER」と比較してみると、『保険料払込期間が終身払のみ』『契約年齢は高い年齢から設定』『病気を原因とした場合、保険料払込免除は適用されない』など、取扱いに制限があります。また、現在のところ特約の中途付加の取扱いはありません。その他については、「新EVER」「新やさしいEVER」と、ほぼ同様の取扱いとなっています。
C 保険料の比較
保険料は、保障内容の全てが同じではないので、正確な比較は難しいですが、主契約・やさしい終身特約(新EVERは終身特約)と、通院保障部分の保険料を比較しました。
「もっとやさしいEVER」は、「新やさしいEVER」より保険料は割安になっています。一方、「新EVER」は、保障が手厚いにも関わらず、保険料は割安です。
「やさしい終身特約」については、「もっとやさしいEVER」と「新やさしいEVER」は、同じ保険料となっています。また、「やさしい終身特約」「終身特約」は、ともに保険金額500万円以上は、高額割引制度が適用されます。
D 「もっとやさしいEVER」に向いている方 健康に不安があり、高額な先進医療の治療費が気になる方に向いています(「やさしい先進医療特約」の通算限度額が2,000万円まで)。また、将来において、先進医療保障の見直しを行いたい方は、保険期間途中で解約をするより、更新時に見直しする方が、支払う保険料に無駄が生じないと思われます。
手術保障の支払額にメリハリをつけたい方にとって、入院を伴う手術と外来での手術で、それぞれ支払額が設定されていることは有難いといえます。死亡保障の支払額を選択したい方も、保険金額を10万円単位で設定できるので向いています。
ただ、引受基準緩和型医療保険は、通常の医療保険と比較すると保険料は割増しされています。健康状態によっては、「新EVER」など通常の医療保険に契約できる場合があるので、問い合わせてみるとよいでしょう(この旨、パンフレットなどにも記載)。
2012年10月
|
|
|
|
|
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot01.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot02.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/links_kaisetsu.txt" );echo$data;?>
|
|
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right01_s_soudan.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right02.txt" );echo$data;?>
|