注目商品 バリアブルライフ 変額(ソニー生命) by杉山明(28)
7620 ソニー生命
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バリアブルライフ 変額保険 終身型(無配当)この商品の評価ポイント- 予定利率が他の終身保険に比べて高く設定されているため、保険料が割安に設定されている
- 8種類の特別勘定が用意されていて、インデックス運用にもアクティブ運用にも対応できる
- 契約者のニーズに応じて積立重視タイプと保障重視タイプの2 種類のタイプから一つを選択できる仕組みである
この商品の注意を要するポイント
- 契約者向けに公表されている「特別勘定指数値」の増減は、契約者の持分(積立金)の増減とは比例しない
- 予定利率が高くなっているということは、変動保険金額がプラスになる可能性が低いということを意味している
消費者側の注意点
- 積立重視タイプと保障重視タイプの仕組みは複雑であり、一般消費者には理解しにくい
- コストは、被保険者の年齢などにより異なるが、その数値は例示されていない
保険商品に対するコメント商品戦略ソニー生命は、ソニーフィナンシャルホールディングス(株)の100% 子会社である。同社はソニー・プルデンシャル生命保険株式会社として1981 年に営業を開始した。
5 年後の1986 年には、変額保険(終身型)を開発している。その後、1991 年には変額保険(有期型)、1999 年には変額年金保険、さらには、2002 年には業界初となる変額保険(定期型)を発売し、現在では、変額保険関連のラインナップは業界随一となっている。
ちなみに、変額年金保険のことを英語で「variable life insurance」というが、バリアブルライフはソニー生命の登録商標となっている。
同社の「バリアブルライフ(終身型)」は保険のランキング記事を作成すると、魅力ある終身保険のランキングで上位にランクされることが多い。その理由は、2012 年11 月時点での予定利率が3.5% と一般的な終身保険に比べて予定利率が圧倒的に高いことにある。
他の条件が同じであれば、終身保険において予定利率が高いことは保険料が安くなることを意味している。ライフプランをベースに営業を行うことが、ソニー生命のLP(ライフプランナー)の本流であるのであれば、その使命達成のために終身保険は不可欠であり、それゆえ、他社競合力のある絶対的な終身保険が必要というのは理に適っている。
そういった意味で「バリアブルライフ(終身型)」は、ソニー生命の営業にとって必要不可欠な商品のコマということになるだろう。
商品分析
特別勘定は8種類用意されている。これまでの日本の市場を勘案すると必要十分であると思われるが、将来的には商品(原油や金)に連動する特別勘定がほしいところである。
特別勘定の運用自体は、運用会社が設定する機関投資家向けのファンドに投資する形をとっているので株式や世界債券の運用をソニー生命がが直接運用を担当しているのではない。運用会社は、フィデリティ、モルガンスタンレー等が担当しており、運用そのものは安定して維持管理される体制が整っているといえるであろう。
ただし、変額保険の場合、特別勘定の値動きがそのまま積立金に反映されるわけではない。保険関係費用(ローディング)は、(一時払変額年金保険と異なり)被保険者の年齢や性別で変動する仕組みである。
この部分が開示されていないので、積立金がどの程度効果的に積み上げられているのかは推測することができない。全面開示は難しいとしても、代表的な契約におけるコストを明示してほしい。
一方、「バリアブルライフ(終身型)」を特徴づけているオプション(積立機能重視・保障機能重視)は、一般消費者にとっては非常に複雑な仕組みであり、理解を得られないのではないだろうか。変額保険の保険金額変動の仕組みは、予定積立金額の超過額を月単位で計算して、その超過額で買い増すことができる保険金額を死亡・高度障害保険金額に積み増す仕組みである。
これが「保障機能重視」と表示しているオプションである。一方、積立機能重視のオプションは、保険を買い増すのではなく、毎日の超過額をそのまま死亡・高度障害保険金額に積み増す仕組みである。前者は積立金の超過額が保障の買い増しに充てられるために、超過額をそのまま積立金に積み立てる後者のタイプより、積立金の積み増しの速度は劣る。保障機能重視と積立機能重視の違いはこういう意味であろう。
お金の専門家と称しているファイナンシャルプランナーであっても、この仕組みが理解できるのかといわれれば疑問符が付く。そうであれば、この仕組みに対して一般消費者に理解を求めるのはいささか酷なような気がする。
2012年11月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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