保険見直しのタイミングby堀口雅子(18)
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心機一転！保険を見直すタイミングを考える
暖かくなり新年度を迎えるこの頃、何かを始めようと思える季節ですね。支出を見直す中でどんな風にしたらいいかと模索した結果、保険の見直しに行き着いた人や、何をしたらいいか分からないまま途方に暮れている方に、今回は生命保険の見直しポイントについて紹介したいと思います。
保険の見直しの王道は「新しい保険への乗り換え」
生命保険を見直すといえば、新しい保険に加入しなおすことが一般的になっています。死亡保障のもので掛け捨て性が高めのものならば、毎月の保険料負担が軽くなることがあります。必要保障額の推移が家族構成によって今後減少していく人であれば、払込保険料の総額は少なくできることもあります。保険料は年齢が上がればアップしていくので、新しい保険になると保険料が上がるのでは？とイメージされやすいですが長い目で見れば一生の中のコスト削減には効果が出るわけです。
保険商品としては収入保障保険や逓減定期保険がこのタイプにあてはまります。
収入保障保険など年金や毎月受取の保険がある主な会社一時金で受け取る逓減定期のある主な会社
どのタイミングが見直しに向いているか
私の場合ご相談はファミリー世帯の方が主なのですが、見直しのタイミングはその方の状況によって複数回訪れます。実際にはどんな時期が多いのでしょうか？
①子供が生まれた
子供が生まれれば、働いて家計を支えている人（夫や妻）が万が一の場合、遺された子どもや、子どもを育てる家族の生活を考えた必要保障額を再検討します。その後また子どもが生まれたときは再度必要保障額の計算をすることで、こまめな見直しをする方もいます。
②家を買った
賃貸住宅や親との同居だった場合と家を買った後ではローンを支払う人が万が一の場合、準備の仕方が違ってきます。賃貸の時は住居費がどのくらいかかっているのか？より家賃の低いところに引っ越しするのか？によって死亡保険金の準備も変わってきます。家を購入することで団体信用生命保険に加入した人は、その人が万一の場合ローン返済の部分は保障されるため、費用分は計算の中に含めず死亡保険金を計算することができます。
③子どもが大きくなった
契約中の生命保険金額が子どもの小さい頃のままの場合、保険金額が合わなくなっている可能性が高いです。死亡保険よりも医療保険や介護保険などに重きをおくような見直しの検討を進めていくことになります。
④妻が働きはじめた
生活のために妻が働き始める場合、妻万が一の時の生活費の割合によって死亡保険金を準備することも考えられます。
健康状況によっては「減額」の見直しも
新たに保険の加入をする時は、死亡保険の場合健康診断を指定された医療機関で受診したり、勤め先で受けた直近の健康診断結果通知票を提出したりすることで契約の引き受けが可能かどうかのチェックをされます。
結果的に何かの理由で引受けができないと言われたり、保険料を割り増しされたりするケースでは、契約中の保険の内容を調整することもあります。
例えば、「要再検査」のまま保険の契約を進めれば保険会社にも不安要素が存在してしまいます。再検査を受けて結果的に問題なしとなる方向に進めるならば、これも「保険の見直し」といえます。
見直しの前に確認することは？
このように保険の見直しには２通りあると私は考えています。何回もするのは負担なので、医療保険も現状に合ったものに新しく入りなおす必要があるかどうか、一緒に確認しておくと精神的にも楽になります。
遺族年金などの計算結果と年間の貯金見通しができていれば、必要保障額を計算するうえで現実的なものになり、必要保障額も少なく見積もれます。
健康診断を受けているならば、先に記したような健康診断の再検査などは受けておく方が良いでしょう。あいまいな内容が残っていると、契約引き受けが難しくなりやすいので、病院に行って検査をすることが大切です。
まとめ
生命保険は商品の選択肢が増え、自分にとって何がいいのかわからないほど多くなりました。先に記したように本当に必要な金額はいくらなのかを同時に計算しておくことで、将来の安心は増えるといえるでしょう。その方にとってベストプランを探すのは大変なことですが、３~４社ほど見積もりをしてもらって、詳しい内容と保険会社そのものについて検討すれば満足度も高くなると思います。あまりない機会ですので手間をかけて満足度を上げてもらえればと思っています。
2013年2月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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