保険比較 医療最新３商品比較 byしごとにん(115)
7657 朝日生命
|
|
|
医療保険最新３商品比較
２０１３年７月に朝日生命、８月にアフラック、９月にオリックス生命と立て続けに終身タイプの医療保険の新商品（リニューアル含む）が発売になります。
アフラックとオリックス生命は、それぞれの定番主力商品のリニューアルであり、朝日生命は代理店のみを販売ルートとする同社としては初の単品の医療保険です。
リニューアルした２社とも、保険料は概ね値下がりし、保障内容はグレードアップしています。
それぞれの特徴を見ていきます。
入院一時金が魅力の朝日生命「スマイルメディカル」
まず朝日生命の「スマイルメディカル」ですが、最大の特徴は「入院一時金」が設定できるところです。
表で掲載したように、ライバル社（ここで出しているアフラック、オリックス生命など）との比較で、他社が日額１万円の設定より少し安い保険料で、「入院日額５千円＋入院一時金１５万円」という保障がつくれます。
つまり、１日入院するだけで＜一時金１５万円＋日額５千円＝１５万５千円＞が給付されるわけです。
手術はオプションですので、付加すると保険料はアップしますが、一時金で１５万円あれば不要かもしれません。
しかしながら、入院が６０日まで長引いた場合は、＜一時金１５万円＋（日額５千円×６０日）＝４５万円＞となり、他２社の日額１万円の場合＜日額１万円×６０日＝６０万円＞より合計の給付金額が少なくなります。
このケースで言えば、３０日入院でトントンとなりますが、手術があった場合は朝日生命以外の２社が有利となります。
通院のオプション充実のアフラック「ちゃんと応えるＥＶＥＲ」
旧「新ＥＶＥＲ」（なんだかややこしいですね）から変わったところは、国内生保や三井住友あいおい生命などが採用していた「日帰りでも入院すれば５日分の給付金が一時金として支払われる」という点です。
また、オプションですが、入院前後の通院についての給付設定があり、他社ではあまり扱っていないこともあり注目しておきます。（特に入院前の設定）
がんやケガ以外の通院は、他社商品など見ても付加できなかったり制限がきつかったりしケースが多いのです。
「扁桃腺手術でも入院すれば２０万円」のオリックス生命の「新ＣＵＲＥ」
これまでの約款上８８種類の手術では「扁桃腺除去手術」は、手術給付の対象外でしたが、今回のリニューアルで約款上の手術が８８種類から１０００種類になり、「扁桃腺・・・」も対象になりました。
さらに上記手術で入院が伴えば、日額１万円で加入していた場合手術給付金は２０万円となります。
「旧ＣＵＲＥ」やその他ほとんどの「８８種類の手術」対象の医療保険では給付金がゼロだったものが２０万円となるので、インパクトは強いです。
また「新ＣＵＲＥ」加入の際は、ほとんどの場合初期段階で入院日数の設定を「３大疾病無制限」か「７大疾病無制限」を選択することになります。
この部分は後々に変更できませんので、慎重に選択する必要がありますが、従来からの「７大疾病＋６０日」は初めから付加されていますので、それを含めてご検討されればいいかと思います。
（選択肢としてはどちらもはずすことも可能ですが、保険料の差異を考えるとどちらかを付加したほうが安心だと考えます）
さらに、この「新ＣＵＲＥ」につきましては、オプションで付加できる「がんの診断給付金」や「通院特約」は一番充実しており、「旧ＣＵＲＥ」より、その部分の保険料が下がっているので狙い目かもしれません。
まとめ
どれを選択すればいいのか、正解はありませんが、短期入院に備えるなら朝日生命の「スマイルメディカル」、厄介な生活習慣病系（３大・７大疾病、がん）に備えるならオリックス生命の「新ＣＵＲＥ」、とにかく通院に備えたいならアフラックの「ちゃんと応えるＥＶＥＲ」の選択になるようです。
朝日生命の「スマイルメディカル」は、前記したように従来の直販職員（所謂セールスレディ）の販売ルートでは扱わず、代理店ルートのみの販売となりますが、どこの保険ショップでも扱っている（アフラックやオリックやメットライフアリコみたいに）わけではなく、当初はかなり限定されたところの取扱になるようです。
大手国内生保の単品の医療保険といえば、メディケア生命の「メディフィットＡ」（住友生命と三井生命の共同開発）があり、かなり競争力があるようですが、今回ご紹介した３つは、それに対抗し得るのではないかと思います。
2013.8.
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
  |
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
|
by 
