注目商品 医療保険新キュアCURE (オリックス)by杉山明(36)
7659 オリックス生命
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医療保険新キュアCURE (オリックス生命)
商品戦略
オリックス生命といえば「キュア(CURE)」といわれるほど、CURE という商品はよく売れた。2013 年3 月にはCURE シリーズで累計100 万件を突破したとリリースされている。
保険会社の経営状態を測るものさしの一つに新契約AP というものがある。AP は年換算保険料の意味である。
会社の成長度合いを測るものさしであるが、この新契約AP ベースで、すでに、CURE は同社の新契約AP の約4 割を生み出す商品に成長している。
オリックス生命の商品政略は、限られた資源を、限られた事業領域(ドメイン)に集中投下するニッチ戦略である。そういった意味で、かつてのアメリカンファミリー生命の商品戦略と類似している。
オリックス生命はCURE を中心に医療保障分野に注力しつつ、一定の死亡保障商品にも力を入れている。同社の商品戦略を簡単に表現すると、解約払戻金のない保障型の商品に注力するということになるであろう。
営業の方向性は、医療分野では現在のマーケットシェアを維持・拡大しつつ、死亡保障分野ではニッチ市場でマーケットシェアを拡大するというものであろう。
商品分析 「医療保険新CURE」 (CURE)を、最近発売された競合商品と比較してみよう。
比較対象となるのは、アメリカンファミリー生命の「ちゃんと応える医療保険EVER」(EVER)とチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアム」(プレミアム)である。
最初の比較ポイントは給付に対する考え方である。
入院したとき初期に給付が重点的に行われるタイプを「前厚型」、逆に、長期入院したときの保障が充実したタイプを「後厚型」とすると、EVER は前者、新CURE とプレミアムは後者になる。
第三分野の保険の商品性を考えるとき、この分類はとても大切である。それは、どのようなときに保険の給付が必要かということを考えさせてくれるからである。
どちらが正解というものではない。例えば、要介護状態になることを前提にすれば前厚型が好まれるであろうし、就業不能状態を保障したいというのであれば後厚型になる。
また、どのような疾病・ケガを重点的にカバーするしくみになっているかを分析すると、EVER と新CURE は全般的に偏りなく給付する「全方位」タイプであるのに対して、プレミアムは、精神疾患などを重点的に保障する「一部重点」タイプである。
医療保険は保険料の引き下げ合戦というステージを経て、新しいステージに入った感がある。新しいステージでは保障という面から特徴を打ち出すことを求められている。新CURE はそういった意味で新しいタイプの医療保険であろうと思料する。
2013年8月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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