生命保険会社にとっての「金融改革プログラム」
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金融改革プログラム
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▼▼▼ 資産ビジネスのプロ向け バードレポート メルマガ版 ▼▼ バードレポート http://www.bird-net.co.jp/ ▼ 保険選びネット http://www.hoken-erabi.net/ ▼バードレポート メルマガ版 2004.12.27. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 生命保険の比較情報「保険選びネット情報」 生命保険会社の営業の現場はどうなっているか 生命保険会社にとっての「金融改革プログラム」
「ヒルトンプラザウエスト・ハービスENT」と「丸の内オアゾ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●生命保険会社の営業の現場はどうなっているか
生命保険の営業の現場について「保険情報2005.1.7号」が興味深 い分析をしています。
営業職員数の推移 1996年 389,875人 1998年 341,605人 2001年 298,163人 2003年 267,992人
代理店の使用人数の推移 1996年 128,461人 1998年 180,543人 2001年 296,390人 2003年 713,542人
保険会社に直接属する営業職員は激減し、一方で代理店使用人が 激増。銀行や証券会社が保険商品を店頭で窓口販売することにより 各代理店となったことが大きいようです。
保険新契約件数の推移 1998年 1336万件 2001年 1410万件 2003年 1316万件
保険新契約金額の推移 1998年 136兆円 2001年 128兆円 2003年 101兆円
件数はそれほど減少していませんが、金額(保障金額)は大きく減 っています。これは保障型商品は売れていないけれど、医療保険等 は売れているということを示しています。
いよいよ銀行の保険窓口販売の全面解禁を控えています。保険販 売の現場は大きく変わらざるをえません。しかし現在の組織をかか えた大手生保はその仕組みを大きく転換できないようです。
大手生保は2005年春の大卒営業職員採用を増加させます。日本生 命700人、明治安田生命520人、第一生命400人。明治安田生命は合 併により管理職ポストが減少したこともあり、男性総合職中心の営 業部隊を2005年度に新設します。 (以上保険情報2005.1.7号より)
日本の大手生保の販売形態はどのように変わっていくのでしょう か。個人情報保護その他の問題から時期は遅れるかもしれませんが、 いずれやってくる銀行の窓口での保険商品販売の前面解禁がありま す。
------------------------------------------------------------ ●生命保険会社にとっての「金融改革プログラム」
金融庁は金融再生への次のステップに入っていきます。まだ地銀 の処理は残っていますが、大手都銀を見る限りは「金融再生プログ ラム」はほぼ完了したようです。このプログラムは2005年3月に終 了します。ダイエーやミサワの処理がその象徴となりそうです。こ れからは日本の金融を強くする「金融改革プログラム」です。ここ で金融庁がいう金融とは銀行のことと思ったらいいでしょう。
例えば、日銀は生命保険会社を金融機関だとは思っていません。 生命保険会社を「直接的には金融システムの外に所在する金融機関 類似のものだというふうに思っている」のだと明言しています。 生保は金融機関ではなく金融機関類似のものなのです。 http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/9115.htm#4
「金融改革プログラム」 http://www.fsa.go.jp/news/newsj/16/f-20041224-6.html
この新しいプログラムの副題は「金融サービス立国への挑戦」で す。そして一番最初に書かれているテーマは「活力ある金融システ ムの創造」です。「金融機関の製販分離や販売チャネルの拡大を容 易化し、多様で良質な金融商品・サービスをどこでも便利かつタイ ムリーにワンストップで購入できるようにするなど、利用者利便の 向上を図る。」となっており、銀行の保険窓版推進が金融庁が一番 最初に書いたテーマとなっています。
そして、銀行や証券、保険などの業界の垣根を越えた「金融コン グロマリット(複合企業)」の誕生への法整備の検討を明記していま す。
このプログラムによる新しいステップは、少数のグループに絞ら れた旧大手都銀グループを国際競争力のある金融コングロマリット に育てて、日本国としての競争力が保つことです。
大手生保各社の経営陣は、この場面でどのような意思決定をして いくのでしようか。ここ数年の経営判断のよしあしでその会社の将 来が決まります。
バブル前の生保の経営トップは、大蔵省の指導をうけながら、「 保険を売れ、人を採用しろ」と怒鳴ってさえいれば済む、なんとも 居心地のいい業界でした。どんなに頭の悪いトップが経営しても、 多少の業績に差がが生じるだけで、破綻などしない業界でした。
http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/9158.htm
振り返ってみれば、バブルの時が生命保険会社の経営者にはじめ ての意思決定を求められた時代でした。そのときの意思決定の差に より現在無事に存続している会社になったのか、大いに苦しんだの か、あるいは消滅したのか、の差が付きました。
大手金融機関の数千億円のバブル清算処理が今から10数年前のbi rd発行人の仕事でした。大手金融機関のトップに情けないほどのア ホがいることに驚きました。まともな意思決定をしていませんし、 その能力もなかったのでしょう。
アホの迷惑をこうむったのは顧客です。そして同じく被害をうけ たのは自社を信じて自社商品を顧客にすすめてしまったプロです。 その会社の真面目な従業員もクビになったり給料激減と大きな被害 をうけました。
数多くのアホな経営者が多額の退職金を手にしており、「結果は 自分の責任じゃない」などといっているのでしょう。bird発行人に とって不思議だったのは迷惑をうけたその会社の保険プロや従業員 等がそのアホな経営者たちを糾弾しないことでした。
今そしてこれから数年、その保険会社にまともな経営者がいるか いないか、まともな意思決定をするかどうかが、その保険会社と、 その保険会社の契約者と、その保険会社の従業員の、運命の分かれ 道になります。
------------------------------------------------------------ ●「ヒルトンプラザウエスト・ハービスENT」と「丸の内オアゾ」
「なんばパークス」と「六本木ヒルズ」はともに昨年オープン。 ともに基本設計は同じ外国人。そのためかティストがとてもよく似 ていて驚いてしまいました。峡谷風にみせるパティオなどはそっく りです。
大阪駅前に「ヒルトンプラザウエスト」が今年10月にオープン、 「ハービスENT」が11月にオープンしました。それぞれ違う所有者、 別の建物でデザインは全く違いますが、エントランス等で建物内部 がつながって一体となっています。
大阪駅を降り立ち右前をみると、このふたつのビルが並び立って います。全体を見るとどこかで見た風景…。東京駅の駅前に9月オ ープンの「丸の内オアゾ」にそっくりです。 まず駅をでて正面右前の角にあること。四角い大きなビルと丸い ビルの組み合わせであること。全体で見る外観の印象は良く似てい ます。
なぜか東京と大阪で似たものができてしまいます。それが世の中 の方向を示しているということでしょうか。
ただし中身は大きく違います。東京は大きな本屋さん(丸善)とビ ル付属の食堂街とでもいった物足りない商業施設になってしまいま したが、大阪はヴィトン・ブルガリ等の一流ブランドショップを集 め、梅田でも超一流のショッピングモールになりました。
そして「ハービスENT」の吹き抜け空間のレトロモダンなデザイ ンは素晴らしいものです。ただしオフィスビル部分は東京とは違っ てすぐには満室稼動させることは大変なようですが。
丸の内オアゾについてのbird発行人の感想 http://www.bird-net.co.jp/rp/MM040915.html 丸の内オアゾについて(減損会計についての訂正版) http://www.bird-net.co.jp/rp/MM040928.html
「ヒルトンプラザウエスト(第二吉本ビル)」と「ハービスENT(梅 田阪神第二ビル)」とは区画整理手法をとっています。
もともとは道路により分断されていた二つの敷地でしたが、両所 有者が連携し、道路の付け替えを行ない一体敷地とした上で、それ ぞれの建物を建築しました。そうすることで地下鉄西梅田駅と直結 し事業効率のよいビルがができました。 (日経アーキテクチュア2004.12.13.号)
更に気づいたもうひとつの共通点。大阪では道路をはさんで向か いに大阪中央郵便局。東京は駅前広場をはさんで向かいに東京中央 郵便局。郵政民営化の後にはそれぞれ巨大な商業店舗に変わるので しょう。
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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