Q&A200209 保険会社が破綻したらどうなるの?
生命保険■独断解説
定期保険
医療保険
学資保険
保険見積
保険比較
保険相談
保険
ショップ
Q&A200209 保険会社が破綻したらどうなるの?
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/top01.txt" );echo$data;?>
9505
生命保険の疑問Q&A
Q.保険会社が破綻したらどうなるの?
A.保険契約は金額の保証は一切なく、引き継がれることが重視
保険会社の破綻は、最近落ちついたようですが、今だ、契約者みなさんの不安感は拭い去られていないようです。「○○保険会社って大丈夫?潰れたらこの契約、どうなるの?」そんな声も依然として聞かれます。
銀行などの預金には預金保険機構があり、元本1000万円とその利息までは保証をしてくれますが、生命保険には、契約者保護機構があります。ところが、それは、日本国内で引き受けられた全契約が対象なのですが、保険会社が破綻した際もその会社の契約の内容について金額の約束は一切ないのです。健康状態がかんばしくないなど、新たに契約することが難しい方もいますから、金額の約束よりも、まず、契約が引き継がれることを最優先にしているといえます。そして、金額面で約束しているのは、引き継がれる際に各契約の将来の保険金準備のために積み立てられた部分(責任準備金)について90%までは最低保証するという点です。
一方、破綻による引継ぎで変更されることが多いのは、契約時に保険会社が前提として設定していた運用の予定利率部分がメインになっています。というのも、そもそも保険会社が破綻する理由は、運用の予定利率が契約時に約束したとおり、維持できなくなったという点が大きいからです。同じ高い予定利率の条件のまま別の会社に引き継がれれば、契約者にとってはバンバンザイですが、それでは、また引き継いだ保険会社が運用面で厳しい状況に追いやられて、破綻のリスクにさらされかねません。そもそも、契約を引き取ろうとする保険会社もわざわざそんなリスクを抱え込むようなことはしないでしょうから、引き継ぐ際の諸条件の変更はある程度はやむを得ない状態です。
なので、保険契約については、残念ながら貯蓄性が高く、運用の利率の影響が大きいものほど、破綻による減額の影響が大きくなってしまうので、注意が必要です。逆に掛け捨ての商品は、破綻の影響が少ないので、これからは、掛け捨て中心に保障を考えたほうが安心ともいえるでしょう。
(FP 吹田朝子)
Q.保険会社の安全性はどうチェックすればいいの?
A.複数の格付けと決算情報をチェックしよう
契約者にとっては、いくら契約者保護機構によって契約が引き継がれるとはいえ、破綻のニュースで自分の保障内容について不安にさらされるのは避けたいですよね。では、保険会社の破綻に巻き込まれないようにするためには、あらかじめどのような点に注意して、保険会社を選ぶようにすればいいのでしょうか?
○格付け
まず、一番見やすい情報は、格付機関が公表している保険会社の支払能力に関する格付けです。それには、ムーディーズやスタンダード&プアーズ、フィッチといった外国の格付機関のほか、日本格付研究所や格付け投資情報センターが公表している格付けなどがあります。それらの格付けはインターネットのWebサイトでも一般の人が見ることができますし、マネー雑誌にも格付け一覧表が掲載されているものもあります。格付けでは、AAAやAaaといわれる(トリプルA)クラスが一番安全性が高いという評価で、Aの数が減るほど安全性が下がっていき、BBBやBbb(トリプルB)クラスまでは、将来についてもほぼ安全とされています。しかし、その次のBBやBb(ダブルB)クラスになると将来の安全性について不安が残るとされています。
注意したいのは、1つの格付機関の格付けだけを見てはいけないこと。格付機関の評価には、その機関ごとの基準がありますし、一般的に外国の格付機関のほうが評価が厳しく、日本の格付機関のほうが甘いのが見て分かります。なので、複数の格付機関の格付けを横断的にチェックし、だいたいの傾向をつかむことが重要だと思います。
○決算公表資料から次の点をチェック
格付けは、あくまで第3者機関の評価なので、その会社そのものの決算データを見れるとより確かな情報になると思います。まず、新聞発表の決算概要や保険会社から契約者へ通知している「業績のお知らせ」などがあります。保険会社の決算データは、生命保険協会のWebサイトから日本で営業している全ての保険会社の資料を見ることができます。
それらの会社の決算公開情報の中で、どこをチェックするかは、次を参考にしてください。
・ソルベンシー・マージン比率
なんだか、聞きなれない言葉ですが、保険会社の支払い余力を数字に表したものです。分母が保険会社の抱える将来の予想しきれないリスクで、分子が保険会社の自己資本相当額という計算式で、リスクを自己資本でどの程度カバーしきれるかを表しています。分母が小さく、分子が大きいほど支払い余力が大きいことになるので、この数字が大きい保険会社ほど安定しているといえます。
日本の生命保険会社の場合、2001年度決算でこの比率は数百%程度ですが、逆に不良債権が少なく、分母のリスクが小さい外資系会社のほうが、比率が1000%以上と大きくでています。ソルベンシー・マージン比率は、200%を割ると金融庁の早期是正措置の指導がなされることになっていますが、200%以上の数字でも破綻した会社があるので、数字が高めの会社を選んでおいたほうが安心といえます。
・基礎利益
これは、保険会社の1年間の保険本業部分から生じる利益を指しています。基礎利益がプラスならば、運用面であらかじめ約束している予定利率をまかなえない場合の「逆ざや」分も埋め合わせて利益がでていることになります。
・不良債権の額
決算資料の中には、不良債権についての表があり、「破産更正債権及びこれらに準ずる債権」「危険債権」「要管理債権」の合計が不良債権に相当します。その額が増えていたり、あるいは全然減っていないという状態ではないかどうか?を見ることも大切です。
・保有契約増加率や解約失効率
これは、その保険会社の保有している契約の量がどんどん増えているのか、それとも解約や失効(保険料滞納によって効力がなくなった契約)が増えているのかを知る数字です。解約失効率が増えているということは、信用不安や商品内容が合わないなどにより、契約者が離れていっている証拠です。また、保険会社の破綻の原因となる運用部分の負担は、新しい契約が増えてきていないと解消されません。なので、保有契約の増加率が低いということは、将来の経営上大きな課題を抱えているともいえます。
(FP 吹田朝子)
Q.外資系の保険会社は大丈夫?
A.外資系だからといって破綻のリスクが大きいわけではない
よく外資系の保険会社について、「将来も大丈夫?日本から撤退するなんてことはない?」といった質問を受けることがあります。
結論からいうと、外資系だからといってそんな心配をすることはナンセンスだと思います。というのも、破綻のリスクは、取り扱っている商品の内容や経営体制によって変わってくるもので、逆にバブル期に横並び経営で無理をしてしまった日本の保険会社のほうがリスクが高いと思うからです。
また、外資系の保険会社は、日本で営業をスタートするために、金融庁の一定基準を満たして認可を得た上で、今の経営を行っています。古くからある日本の保険会社のマーケットに後から参入してきたわけですから、商品の内容や販売の方法でかなり特徴を出して健闘しています。今は、完全に保険事業についても自由化され、日本の保険会社も外資系も同じ土俵で、商品開発競争を行い、販売競争をしていますので、歴史が浅い外資系だから破綻の不安が大きいという考えはもう成り立たないと思います。
ただ、万一、日本から撤退する事態になってしまったとしても、契約を放っていくことはあり得ず、必ず受け皿が用意されることになります。その場合も破綻によるものでない限り、予定利率などの変更は現在の保険業法では認められていないので、契約内容は変わらずに引き継がれます。
これは、営業譲渡が行われた場合も同じで、破綻による引継ぎでない場合は、契約内容は変わらずに移行されることになります。
こうしてみると、保険会社選びは、もはや、知名度や歴史の古い浅いで見るのではなく、商品内容や、決算のデータなどをもとに判断するほうが、より適格ではないかと思います。
(FP 吹田朝子)
マネーカウンセリングネット「Wealth」
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot01.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot02.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/links_wealth.txt" );echo$data;?>
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right01_s_soudan.txt" );echo$data;?>
注目ページ一覧
保険を探す前に…保険は怖い
保険業界大変革であなたは
学資保険で騙された
転換設計書で騙された
ネット生保も信じるな(外部リンク)
年金104万円のはずが54万円
生命保険のコンサルタント
保険の入り方
ネット生保
保険ショップ
保険無料相談
外資系生保
FP相談
必要保障額
告知義務
相続対策保険
大手生保
生保レディ
転換・下取り
保険乗り換え
保険解約
見直し相談は
提案書読解術
節税生命保険
保険の種類ごと
医療保険
ガン保険
学資保険
団体保険
引受緩和型
死亡保険
終身保険
所得補償保険
収入保障保険
生命保険生命保険の見積り
生命保険ランキング
生命保険資料請求評判ランク
掛捨ての通販生命保険
生命保険会社別の目次
保険の無料相談紹介
保険相談
保険マンモス
あなたのFP
MONEYMO
生命保険選び方
ライフプラン
保険販売とは
通販と営業マン
商品名・会社名・保険
用語…なんでも検索
Webから検索
当サイトから検索
注目ページ一覧
気になる保険商品
商品名種類目的検索
保険会社別商品検索
保険商品の比較リスト
FPによる比較一覧
FPによる注目商品
各商品の設計書実例
知らないと損
FPによる保険情報
AAA-本音のアドバイス
大地一成の一刀両断
bird管理人の保険知識
生命保険トピックス
サイト運営元
プロ向メルマガ
who? 管理人
2006年度総合大賞受賞サイトです
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right02.txt" );echo$data;?>