商品概要三井住友海上が販売している終身型の医療保険です。
基本的な補償は、
- ケガや病気で入院した場合、入院保険金(日帰り入院から。1回の入院で120日まで)
- ケガや病気で手術をした場合 手術保険金(手術の種類に応じて、入院保険金額(日額)の10倍、20倍、40倍)
となっており、生命保険会社から出ている「終身型医療保険」と殆ど同じです。
オプションとして、上記の基本的な補償に以下の補償を付保することもできます。
- 入院日数が120日を超えた場合、その後90日ごとに一時金(4回限度)
- 入院前60日間、または退院後180日間に通院した場合、通院保険金
- 死亡して、親族がその葬祭費用を負担した場合、葬祭費用保険金
健康でいると将来の保険料が安くなるそして、この保険の最も大きな特徴は、「健康でいればいるほど保険料が安くなる」という点です。
1年間無事故であれば、無事故マイレージが1ポイント付き、マイレージ期間(加入年齢が50歳以下の場合は60歳まで、加入年齢が51歳以上の場合は加入から10年間)に貯まったマイレージポイントに応じて、マイレージ期間終了後の保険料が割引になるというものです。
<無事故マイレージによって保険料が割引になる例>
T.30歳男性、シンプルプラン(補償は入院保険金日額1万円と手術保険金)
@60歳までの30年間無事故(入院がなかった)の場合
⇒30ポイントで60歳以降の保険料は30%引き 3549円に(最大割引に該当)
80歳まで加入したとすると、保険料の総支払額は約268万円
A60歳までの間に、入院した年が10回あった場合
⇒20ポイントで60歳以降の保険料は20%引き 4056円に
80歳まで加入したとすると、保険料の総支払額は約280万円
U.40歳男性、シンプルプラン(補償は入院保険金日額1万円と手術保険金) @60歳までの20年間無事故(入院がなかった)の場合
⇒20ポイントで60歳以降の保険料は20%引き 5192円に(最大割引に該当)
80歳まで加入したとすると、保険料の総支払額は約281万円
A60歳までの間に、入院した年が10回あった場合
⇒10ポイントで60歳以降の保険料は10%引き 5841円に
80歳まで加入したとすると、保険料の総支払額は約296万円
他の保険と保険料を比較すると補償内容がほぼ同じである、損保ジャパン「Dr.ジャパン」と東京海上日動あんしん生命の「メディカルミニ」の保険料と比較してみましょう。
(商品比較200409 主な終身医療保険の比較(2004年9月現在)をご参照ください
入院日額1万円の場合の月払保険料
(保険期間終身、払込期間終身、下段は80歳まで加入した場合の保険料の総支払額)
| 30歳男性 | 40歳男性 | Dr.ジャパン(※) | 4440円 約267万円
| 5810円 約279万円
| メディカルミニ
| 4820円 約290万円
| 6180円 約297万円
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※Dr.ジャパンの保険料は市場金利が変わらないものとして計算しています。ただし、これ以上の保険料になることはありません。
80歳までで考えれば60歳まで無事故だった場合(上記各@のケース)はDr.ジャパンとほぼ同じになり、さらに長生きをした場合には保険料の支払い総額ではvivが有利になると考えられます。
●総合評価
☆☆☆
無事故ポイントが高く、将来の保険料の割引率が大きくなった場合は、保険料がかなり安い部類に入るので、☆の数を増やしたいところですが、病気をするかしないか、長生きするかしないか、など将来の不確定要素によるところが大きく、選ぶ際にはかなり悩むのではないでしょうか。 決心しにくいという点で、☆は3つにしましたが、ある程度健康に自信のある人であれば保険料面で魅力の大きい商品と言えます。
(2004年12月29日現在) ファイナンシャルプランナー(CFP)高田晶子
注目商品200408 Dr.ジャパン 損保ジャパン> 注目商品200301 東海あんしん メディカルミニ終身タイプ 医療保険 40商品比較 医療保険の具体的比較ポイント 主な医療保険 (終身タイプ) の商品比較<1入院60日型> 主な医療保険(終身タイプ)の商品比較<1入院120日型>
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