日本興亜生命 終身ガン保険・日額増額型終身ガン保険
一生涯のガン保障に対するニーズが高まっている
最近、相談を受ける中で、中高齢の方のみならず、30代の若いシングルの方にも、一生涯のガンに対する保障ニーズが高まっているのを感じます。
ただ、一生涯の医療保障を確保した上でガン保障を・・と考える場合、特に若い人の中には、保険料負担を軽くするために、シンプルでいいからできるだけリーズナブルなものを!という希望も多く聞きます。
ここでは、終身ガン保険で、とにかくシンプルでお手ごろな商品として、日本興亜生命の終身ガン保険をピックアップしてみました。
保障内容と保険料負担は?
日本興亜生命の終身ガン保険の保障内容は、いたってシンプル。入院日額を1万円と2万円のコースから、ガン診断給付金を100倍、20倍のコースから選べますが、ガン診断給付金100倍コースは以下のようになっています。
ガン診断給付金は種類の差がなく、複数回受けとれ、そのわりに保険料は安い
この商品のわかりやすさは、ガン診断給付金が、ガンの種類を問わず、上皮内ガンでも同額受け取れることだと思います。特に診断給付金は、金額もまとまっているので、この内容が充実していることは、商品選びでも大きな鍵になるでしょう。2年経過していれば再発しても、診断給付金が複数回受け取れるという内容で、保険料は35歳で2000円未満と非常にお手ごろです。
他のガン保険でついているような無事故給付金や、高度先進医療技術料の補填的な給付はありませんが、ガンにかかった場合の定額の保障にわりきって、非常にシンプルになっているため保険料も割安といえます。
これなら、終身医療保障に追加して加入するとしても、保険料負担面で選びやすいでしょう。
60歳から入院日額と手術給付が2倍になる日額増額型終身ガン保険もある
もう一つ、画期的なコースがあるのが、老後のガン保障を手厚くしたい場合や、将来のインフレに備えたい場合に活用できる「日額増額型終身ガン保険」です。
60歳までは上記と同じ内容で、60歳以降に以下のように、ガン入院と手術保障が2倍になるというものです。保険料も他社と比較してまだリーズナブルなほうだと思います。
加入ルートが限られているのが残念
このようにシンプルで保険料負担もリーズナブルな商品ですが、あまりCMを打たず、通信販売もしていないので、あまり知られてなく、加入ルートも限られているのが残念といえるでしょう。しかし、ネットで保険代理店さんを探すなどをして、代理店さん経由なら、もちろん契約できる商品です。
総合評価
☆☆☆☆
医療保険に上乗せして加入する場合など、保険料負担と内容のわかりやすさから、候補にあげられる商品だと思います。あとは、加入手続き面で、現状では、いかに信頼できる保険代理店さんを探すかにかかっているかと思います。
ファイナンシャル・プランナー(CFPR) 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 吹田朝子 2005年8月
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