Q&A200601 標準死亡率が下がるってどういうこと?
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Q 標準死亡率が下がるってどういうこと?
A 保険会社が予定死亡率を引下げ、つまりは保険料を下げる可能性があります。
保険料が下がる可能性があります 保険会社が保険料を算出する際の基礎率の1つとしているものに「予定死亡率」があり、その基準となっている「標準死亡率」が2007年4月にも引下げられる見込みだそうです。 標準死亡率は、保険数理・年金数理などの専門家集団である社団法人日本アクチュアリー会が出しているもので、これが下がれば、保険会社各社の予定死亡率に影響を与える可能性が大です。
標準死亡率が下がる→各社の予定死亡率が下がる→保険料が下がる
というのが、ご質問への回答です。
ただし、保険会社によってはすぐに予定利率を変えないところもあるでしょうから、一気に全社の保険料が下がるわけではありません。保険料への影響は数%程度と言われていますが、下げる保険会社の中でも、下げ幅が大きい会社もあれば、そうでない会社もあって、影響の度合いも異なりそうです。
標準死亡率を下げることで保険料が下がる可能性があるのは、 ・新規加入の保険商品 ・既契約のうち更新型の商品(更新時に適用) に限られます。残念ながら、更新型以外の既契約への影響はありません。
なぜ今、標準死亡率を下げてきた? 標準死亡率は、96年以来11年ぶりの引下げとなります。
以前は5年に1回の見直しをしていたものを、平均寿命が相変わらず延びる中、11年間も据え置いてきたことの方が不自然だったように感じます。逆ざやで苦しむ生保を追い詰めないためだったのでしょう。
最近は、一部に配当を出し始めた保険会社もあって、各社の業績も回復し体力がついてきたというのが、引下げに踏み切った理由のようです。
しかし、うがった見方をすれば、保険金不払い問題で「死差益」で利益拡大を狙ったようなやり方をした保険会社が見られたことで、「保険会社は死差益で儲けている」という批判が出始めたことを牽制する目的もあるのではないかと、個人的には思っています。
参照:基礎率
<予定死亡率> 性別・年齢別の死亡者数を予測し、将来の保険金の支払いに充てるための必要額を算出します。算出の際に用いられる死亡率が予定死亡率です。予定死亡率で見込んだ支出と、実際に発生した支出との差が「死差益(損)」です。
<予定利率> 保険会社は、集めた保険料のうち積立に回る分を運用し、その見込み収益分を保険料から割引いて計算します。その割引率を予定利率といいます。予定利率は加入時の利率が保険期間中ずっと適用されます(利率変動型や特約の更新タイプ以外)。予定利率で見込んだ収入と、実際の運用による収入との差が「利差益(損)」です。
<予定事業費率> 保険の募集や集金、契約の保全など、保険事業を運営するにはコストがかかります。そうしたコスト分もあらかじめ保険料に組み込まれています。予定していた事業費と、実際の事業費との差が「費差益(損)」です。
2006年1月30日 ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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