注目商品200603 アリコのこども保険(アリコ)
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メットライフアリコ
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元体操のお兄さんがさわやかにCMをしている商品は、子供を持つ母親にとても大きな影響を与えると思います。そんな商品の一つとして、アリコジャパンの「アリコのこども保険」は、子供の学資金の積立と、子供の医療保障、そして子供の入院や手術などがなかったときに無事故ボーナスが受け取れる内容で、私自身もとても気になりました。(資料請求をするだけで、お兄さんとキャラクターのステッカーがもらえるようです。)
普通の学資保険との違い この「アリコのこども保険」は、契約してから5年経過したら、毎年、学資給付金が受け取れるというもので、学資給付金は年5万円コース、10万円、15万円、20万円、50万円コースと5つから選択できるようになっています。そして22歳の満期時に、5年分の学資給付金を受け取れるという内容です。
ということは、通常の学資保険のように大学の入学時などのまとまったお金を目的としているのではないといえるでしょう。あえて進学資金目的にするには、毎年の給付を据え置く必要がありますが、据え置き利率は0.2%とのこと(2006年3月確認情報)。
よって学資給付金が5万円から15万円コースを選んだ場合は、仮に据え置いても十分な進学資金準備にはならず、目的にあっているかしっかり検討することが必要だと思います。また、22歳で5年分の学資給付金が受け取れるということは、むしろ独立資金に焦点をあてている商品とさえいえます。
こどもの医療保障の内容は充実 この商品には、こどもの医療保障がセットされているのも特徴の一つです。自治体の医療費助成制度も小学校在学中までのところが多く、その後のこどものケガや病気による入院や手術などに備えるという医療保障は、確かにあったほうが安心かと思います。
そして、普通の入院や手術給付のほか、がんや特定疾病、そして臓器移植・骨髄移植で治療をしたら、以下のように契約後2年経過で250万円500万円と、かなりまとまった給付を受け取れるというのは心強いと思います。
ただ、以下のようにかなり給付が盛りだくさんなので、その分医療保障分のコストが膨らんでいることは承知の上で、選ぶことが必要になるでしょう。
その他の特徴や注意点 そのほかの特徴や注意点としては以下があげられます。
- 契約者である親に万一の際は、保険料免除機能があるが、契約者が子供の祖父母の場合は、保険料免除機能がないこと。→その分、祖父母が加入したほうが保険料が安くなっている。
- 保険料は契約者が親か祖父母かで異なるが、契約者の年齢に違いはないこと。→親が高齢の場合は他の学資保険と比べて保険料が割安になるともいえよう。
- こどもが入院・手術などをしなかった場合は、無事故ボーナスが5歳10歳15歳22歳と5万円ずつ最大4回受け取れること。
- こどもの医療保障は満期後に、子供の健康状態に関係なく、アリコジャパンの他の医療保険へ変更できること。(ただし、変更後の保険料は選択する商品や年齢で変わる)
保険料と貯蓄性 保険料は以下のようになっています。
こうしてみると、学資金受取合計は保険料払込累計よりも少ないので、貯蓄性は高いとはいえませんが、子供が小さいうちに加入するなら、充実した医療保障を割安な負担でセットできる商品といえます。
ちなみに、他の貯蓄性の高い学資保険と0歳から契約できる掛け捨ての医療保険を組み合わせて比較してみると、以下のようになりました。ただ、学資金の受け取り頻度や、医療保険の保障期間(以下の例では終身医療保険)なども異なるので、一つの目安でしかありませんが、契約者が45歳よりも高齢のパパなら、医療保障コストを含めてアリコジャパンのこども保険もいい勝負になるのでは?と思います。
●総合評価 ☆☆☆
- 毎年受け取れる形なので、家庭学習費などの補填を目的とするなら使える商品だと思います。ただ、満期を22歳しか選べないのが残念。これを選べるようにできれば、入学資金目的など幅広く使えると思います。
- パンフレットなどには、「資金を着実に増やしながら安心保障もお届けします」とありますが、実際の支払保険料と比較すると、実質的に受取額は増えていないのは誤解を生じさせる表現ではないかと気になります。
- この商品は現時点では、貯蓄性よりも医療保障目的の人向け。特に0歳など小さいうちの契約なら割安な保険料負担でガンや三大疾病などもカバーでき、これらに不安な家庭には向いていると思います。
- 商品の機能性という意味では、まだ改良の余地はあると思いますが、保険料免除機能のあるなしで、毎月保険料の差がどのくらい出るかがわかるなど、こども保険の仕組みや機能を分析するには、とても興味深い商品です。
今後、子供の中学受験者も増加していることから、毎年の学資給付金を家庭学習費の補填にも使えるという意味で、この商品の貯蓄性が高まれば、より人気が出てくるのではないでしょうか?
2006年3月執筆 (ファイナンシャ・プランナー CFP 吹田朝子)
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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