Q&A200609 三大疾病住宅ローンと普通の生命保険
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Q.住宅ローンに三大疾病保障などがついているものが増えてきたけれど、普通の生命保険の利用とどっちがいい? 住宅ローンを借りる際、通常は団体信用生命保険に加入することになりますが、これは、死亡・高度障害状態になった際に、ローン残高分の保険金がでて完済されて、残された家族に返済の負担がいかないというものです。 ただ、死亡・高度障害状態に至る場合よりも、病気などで仕事ができず、返済が厳しくなることのほうが返済者にとっての不安が大きく、最近は団体信用生命保険にガンや三大疾病で所定の条件を満たした際に返済がラクになるという保険付住宅ローンが注目を浴びています。 その内容や保険料負担、その他のメンテナンス上の条件から、住宅ローンにセットするタイプがいいかどうか以下で分析してみましょう。
住宅ローンにセットできる三大疾病保障の内容は? 三大疾病で所定の条件を満たしたら、ローン残高分の保険金が一括で支払われるもので、保険金の支払基準については、三井住友銀行の例では、以下のようになっています。
- 融資日から3ヵ月を経過した日の翌日以降に、生まれて初めてガン(上皮内ガンは除く)と診断された場合
- 融資日から3ヵ月を経過した日の翌日以降に急性心筋梗塞もしくは脳卒中を発病し、その疾病により初めて診療を受けた日から60日以上所定の状態が継続したと医師によって診断された場合
これらの条件を満たした際に、その時点の債務残高相当額が診断給付金として支払われ、債務の返済に充当されます。 保障額は、返済が進むにつれてローン残高が減るので、三大疾病保障保険でだんだん減っていく逓減型といえます。
⇒その保険料は?(三井住友銀行の例)
- ガン保障のみなら年0.2%分金利に上乗せ。(残高3000万円なら、年間6万円の負担)
- 三大疾病とその他の保障をつけて年0.3%分金利に上乗せ。(残高3000万円なら、年間9万円の負担)
これを見ていただくと、ガン以外の保障は支払条件が厳しく、保険料は年齢問わず、残高できまってきます。本来は保険料が安い若い人にとっては、割高になるともいえるでしょう。
毎月の返済額分の保障があるもの ローン残高分の一括で給付する保障に対し、次のように所定の病気で働けない場合に、返済額分を毎月保険金として支払うタイプも登場しています。東京三菱銀行の例では、七大疾病保障付きとして、その支払条件は以下のようになっています。
- ガン(上皮内ガンは除く)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変の七大疾病で30日間(免責期間)入院または医師の指示による自宅療養により働けない場合
その条件を満たすと、31日目以降のローン平均返済月額が毎月保険金として支払われ、その後その状態が1年間継続した場合に、別途保険金が支払われ、住宅ローン残高がゼロになります。
⇒その保険料は?(三菱東京UFJ銀行の例)
性別・その時点の年齢(5歳きざみ)・借入残高・毎月返済額によって決まり、毎月変動します。(三菱東京UFJ銀行では、借入2,000万円 期間35年 金利年3.0%の場合、40歳男性の初回が月568円、10年後は月2234円、20年後は5108円など)
つまり、毎月返済額分を保障するタイプは、借入残高はもちろん、金利によっても変動し、更に年齢がアップするにつれて毎月保険料が変動していくというものです。
借入れ時・メンテナンス時の注意点 住宅ローン返済者にとっては、上記のような保障がセットされていると安心感があると思いますが、これは借入時やメンテナンス上、以下のような制約がつきます。
- ローン申込み時には、告知内容に関して保障を提供している保険会社の審査があるが、通常の団体信用生命保険よりも審査基準が厳しいことが予想され、その保障を希望するなら、借入れそのものができない可能性もでてくること。
- 途中で、保険料相当額が3ヵ月続けて引き落とし不能となったときは自動的に解約(脱退)とみなされてしまうこと。
- 繰上返済などで早めに完済すると、保障が短期間で終わってしまうこと。
など、住宅ローンとセットしているがゆえに縛られることがあるといえます。
住宅ローンと保障は別立てで管理したほうが合理的! 保障をセットすることで、金利や返済方法などで有利な住宅ローンを利用できない可能性もあることを思うと、住宅ローンと保障をセットする必要はないと思います。
住宅ローンは本来の金利や返済に関する条件で有利なものを選び、保障は必要な内容を別に契約することで、十分安心は得られます。
現時点では上記の保障と全く同じ内容で、単独で利用できるような保険商品はまだ普及していませんが、保障額を徐々に減額していったり、毎月返済額分の所得補償保険を検討すれば、オーダーメイドで保障を確保することができます。
保障は別立てで考えて、住宅ローンの選択肢を狭めないようにしたほうが合理的だと思います。
2006年9月 マネーカウンセリングネットWealth ファイナンシャル・プランナー(CFPR)吹田朝子
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マネーカウンセリングネット「Wealth」 |
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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