Q&A200712 不払問題で保険会社はどう変わった?
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/top01.txt" );echo$data;?>
9689
プルデンシャル生命
|
|
Q 保険の不払問題で保険会社はどう変わったのでしょうか?
A 保険は契約したときだけでなく、維持していく上でも、「どういうときに請求し、受け取れるのか」という情報はとても重要です。
2005年の明治安田生命から始まり、各社に対する金融庁への報告命令が出され、2007年の報告締め切りをもって、ひとつの区切りとなっています。
今後も金融庁は引き続き、保険会社に対する業務改善過程を検証していく方針を出していますが、保険会社も調査報告を提出すると同時に以下のように対策に着手しているようです。
●保険会社の取り組み
保険会社は、概ね以下のような取り組みに着手しているようです。
- 営業担当者を通じて、契約時から請求時まで、お客様に対する丁寧かつ適切な説明を徹底すること。特に一部の保険会社では、営業担当者が各契約者へ訪問して、契約内容を説明することなどをやっているようです。(ただ、すべての契約者を回り、確認するには、時間やコストがかかるように個人的に思えますが…。)
- 請求に関する事務手続きも明瞭かつ迅速にすること。これは、社内の組織やシステムを整備するとしている会社が多いようです。中には、審査を客観的に行うための第3者機関を作っている会社もあります。
- ご契約のしおり、ホームページや保険金等の支払いガイドブック等により、お客さまに保険金等の請求が可能かどうかを判断いただくための情報提供を充実すること
- 診断書の様々な医学的用語からも、支払対象か否かを認識できるようにシステムチェックをかけること
- 事後検証を継続し、支払漏れならびに契約者へのご案内の漏れをチェックすること
●内部規約も含めて支払基準を公表してWebで見られるところも
情報提供の充実に取り組んでいる会社の中には、プルデンシャル生命のように保険金や給付金の支払基準について、社内規定に関する分までインターネットで検索できるようにしているところもあります。
(プルデンシャル生命の「保険金のお支払について」(支払い基準のわかりやすい解説)はこちら) http://www.prudential.co.jp/contractor/pay/claims/index.html
このシステムは、支払内容の解説をしたものですが、手術名など一部の用語を入力して検索することもでき、私もこのシステムは重宝しています。支払内容について、いつでもどこでも、確認できるようなルートを確保できることも一つの安心かと思います。
●保険業界の取り組み また、保険業の健全な発展と信頼性の維持のために活動している生命保険協会や損害保険協会でも、次のようなことに取り組んでいます。
- 保険会社の「行動規範」(顧客第一・コンプライアンスなど)の全面的な見直し
- 「商品の提案・提供から支払いまで」の各段階の実務上の取扱いや留意点をまとめたガイドライン等の作成と推進
- 職員(募集人および支払査定担当者)の教育充実
- 教会内の苦情・相談対応体制の強化とその内容の各社経営層への情報提供
- 医師の診断書の標準化・電子化の検討 (医師の診断書の読み間違いや認識漏れが発生しないよう、再発防止策として)
●私たちが気をつけることは…
保険会社などは、以上のように取り組んでいますが、私たち自身も安心して契約を続けられるために、次の点に注意しておくことが大切だと思います。
- 住所変更などは、必ず保険会社や代理店に連絡し、保険会社からの連絡が途絶えないようにすること
- 当初、告知内容に不明瞭なことがあれば、追加で告知をすることも考えましょう
(追加告知についてはご参考 http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/9679.htm)
- 自分の保険契約の保障対象について、内容を約款やインターネットのページで確認しておくこと
- 保障内容について、わからないことがあれば、担当の窓口に質問すること(またはいつでも質問できるように、問合せ先を確認しておくこと)
- 担当者が信頼できない場合は、担当者を信頼できる人へ変えてもらうように保険会社へ依頼したり、コールセンターでも納得できるまで何度でも確認すること
- 医療機関にかかった際は、医師や看護士ともコミュニケーションをとって、手術名などをよく教えてもらうなど、情報収集に努めること
- 家族にも自分が加入している保険契約の内容を伝えておくこと
これらは、保険契約を安心して長期間続けていくためには、本人も注意しておくべきことだと思います。
不払問題は、保険会社の支払漏れのみでなく、契約者と連絡がつかないなどでの支払不能なども件数に入っていたので、保険会社の対策にお任せすることなく、私たち自身もしっかりメインテナンス管理の意識を持つことが大切だと思います。
2007年12月 マネーカウンセリングネットWealth ファイナンシャル・プランナー(CFP) 吹田朝子
|
|
|
|
|
|
|
マネーカウンセリングネット「Wealth」 |
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot01.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot02.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/links_wealth.txt" );echo$data;?>
|
|
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right01_s_soudan.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right02.txt" );echo$data;?>
|