注目商品201210 長生き支援終身(東海あんしん生命)
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/top01.txt" );echo$data;?>
9829
東京海上日動あんしん生命
|
|
「長生き支援終身(5年ごと利差配当付低解約返戻金型終身介護保険)」(東京海上日動あんしん生命) 介護については、実際にいくら準備すれば良いのかがイメージし難く、その費用への不安は相談時にもよく聞かれます。
厚生労働省の平成22年度介護保険事業状況報告によると、要介護・要支援に認定された人は公的介護保険制度がスタートした2000年の約2倍に急増し、平成22年度で65歳以上の約17%を占めるほどに増加しています。
介護費用への備えの必要性は高まる一方、介護状態で受け取れる民間の保険は、まだまだ浸透しているとはいえないのですが、少しずつ種類が増えてきています。
今回は、平成22年11月に東京海上日動あんしん生命が販売開始した「長生き支援終身」を取り上げてみたいと思います。
【1】「長生き支援終身」の特徴は?
1.保険会社所定の要介護状態のほか、「要介護2以上」一時金が受け取れる 「長生き支援終身」は、死亡保険金か高度障害保険金か介護保険金のいずれかの形で受け取ることができる保険です。受け取りは一回のみ、受け取ると契約は消滅しますが、介護保険金は、次の2つのどちらかをクリアすることが受け取れる条件です。
(1)被保険者が公的介護保険制度により要介護2以上と認定されたとき (公的介護保険制度では満65歳未満は原因が老化に伴う疾病でなければ要介護と認定されない)
(2)所定の要介護状態に該当し、かつ、要介護状態が180日を超えて継続した場合(年齢に関係なく介護保険金を受け取れる)
これらの介護保険金は、自宅のリフォームや介護器具の購入、あるいは施設の入居金など一時的な費用への利用が想定できます。
2.死亡または高度障害保障もあり、解約返戻金がある 介護保険金を受け取ることがなくても、死亡または所定の高度障害になったときに、介護保険金と同額の保険金を受取れる商品で、掛け捨てではなく、貯蓄性があります。
解約した時に受け取れる解約返戻金は、保険料の払込期間中は低く抑えられている点には注意が必要ですが、40歳男性の例では、毎月保険料や解約返戻金は以下のようになります。
<40歳男性、保険金額500万円、保険料払込満了65歳、三大疾病で保険料免除になる特則なしの場合> ・毎月保険料は14,145円、65歳までの保険料払込累計額は約424万円 ・65歳の保険料払込終了直後の解約返戻金は約421万円、70歳時は446万円、80歳時は約508万円 なお、三大疾病による保険料免除特則をつけると、解約返戻金は変わらず、保険料が高くなるので、65歳時点の解約返戻金は払込保険料累計の約95%まで落ちますが、長生きするにつれて貯蓄性は高まっていきます。
3.長生きすると健康祝金が受け取れる 介護や高度障害、死亡による保険金を受け取ることなく80歳・85歳・90歳のなる年の契約日を迎えたとき、健康祝金を受け取れることができるのもこの商品の特徴です。金額は80歳・85歳時が介護・死亡保険金の5%、90歳時が20%となっています。
先にあげたように保険金500万円の例では、90歳時に100万円というまとまった金額が受け取れるため、長生きした場合の生活費の補てんとして利用できます。なお、健康祝金を受け取ると、解約返戻金はその時点で減少します。
【2】保険金を受け取れる要件や保障内容を比較すると? 民間の介護保険や介護特約の支払要件には、主に、次のような3つのタイプがあります。
(1)公的介護保険制度に連動して受け取れる (2)日常生活の動作で介護が必要なときに受け取れる (3)認知症と診断されて見当識障害などが見られるときに受け取れる
それぞれを各保険会社が条件設定しているので比較しにくく、また上記の2つ以上が組合せられている商品も多いために複雑になってしまっているのも、民間の介護保険商品が浸透しにくい理由と思われます。
「長生き支援終身」は、(1)から(3)について要件を設定していますが、特に(1)については「要介護2以上」としているので、「要介護3以上」という支払要件の商品が多い中、比較的保障範囲が広いといえます。
また、他の民間の介護保険や介護特約では、受取内容が複数の保険金・給付金の組み合わせに、特に介護一時金と介護年金の組み合わせも多いようです。一方、「長生き支援終身」では、受取は一時金タイプだけなので非常にシンプルです。死亡保険金と介護保険金が同額で、長生きすると受け取れる健康祝金があるなど、介護以外の保障の比重も大きい商品といえます。
保障内容が異なるため単純な比較は難しいですが、例えば、支払要件が公的介護保険制度の「要介護2以上」であるソニー生命の終身介護保障保険(死亡給付倍率5倍)では、介護一時金60万円、介護年金60万円、死亡給付金300万円の保障は、保険料払込満了60歳で男性40歳13,440円、50歳27,780円、女性40歳15,000円、50歳30,960円となっています。
介護状態が長期化することで費用が膨らむリスクを考えると、一時金に加え介護年金があるソニー生命のこのプランの方が保障内容としてはやや手厚く感じますが、保険料は「長生き支援終身」の方が安くなっています。
また、ソニー生命のこのプランでは男性より女性の保険料が高くなっていますが、「長生き支援終身」では逆に男性より女性の保険料が安く、特に女性はリーズナブルな水準といえそうです。
●保険商品格付け 「長生き支援終身」☆☆☆☆
この保険の介護保障は一時金のみのため、自宅改装や施設入居に伴う一時的な費用のリスクへの備えとして向いていると言えます。一方、介護では長びくことで負担が膨らむリスクも大きな不安事です。
その備えとしては保険金額を多めに設定する、あるいはある程度の貯蓄と併行して考えるなど、しっかりコンサルティングを受けながら検討することが重要です。
死亡保障と貯蓄性をしっかり備えているので、介護保障の他に一生涯の死亡保障の確保、あるいは老後資金への備えも必要とする人には合理的な保険といえそうです。
★こんな人に向いている! 介護保障だけでなく、一生涯の死亡保障の確保や老後資金への備えも重視する人。介護への備えは保険と貯蓄の2本立てで考えている人も、保険金額を抑えて加入するとよいでしょう(保険金は200万円から契約可能)。貯蓄性があることから、掛け捨てを好まない人、特に保険料が安い女性に向いているといえそうです。
★こんな人は慎重に 保険料を抑えて充実した介護保障を受けたい人は、他の掛け捨てや掛け捨てに近いタイプの商品などとも比較して検討することが必要でしょう。保険料の払込期間中は解約返戻金が低く抑えられるため、子育て世代などこれから支出が増えて手元の貯蓄が不足する可能性のある人、住宅ローンの繰上返済を優先したい人は慎重に考えたい商品です。また、終身の死亡保障の保険にすでに加入している人は、保障内容がダブらないように慎重に検討しましょう。
(2012年9月末現在) 吹田朝子 ファイナンシャル・プランナー・1級ファイナンシャルプランニング技能士 STコンサルティング有限会社 住宅ローン|保険|家計相談|心もマネーもWealthな人生 簡単・賢い貯金術!自動的にお金が貯まる貯金のコツ
|
|
|
|
|
|
|
マネーカウンセリングネット「Wealth」 |
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot01.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/foot02.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/links_wealth.txt" );echo$data;?>
|
|
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right01_s_soudan.txt" );echo$data;?>
$data = file_get_contents ("http://www.hoken-erabi.net/handler/right02.txt" );echo$data;?>
|