注目商品 メットライフ ガン保険ガードエックス
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メットライフアリコ ガン保険 ガードエックス
メットライフアリコが発売した新しいガン保険「Guard X（ガードエックス）」は、メインの給付金が一時金になっている商品です。昨今のガン保険は、入院や手術に対しての給付ではなく治療に対しての給付が増えてきていますが、このガードエックスもまさに治療に対応した商品と言うことができます。
商品概要
ガンの治療の3本柱と言われている「手術、放射線治療、抗がん剤治療」のいずれかを受けたときに一時金が支払われるというものです。治療が続けば、この一時金が1年に1回を限度に通算5回まで支払われます。
また、ホルモン剤の治療を受けた場合には、1年に1回を限度に通算10回まで一時金が支払われます。この2つの保障が基本の保障となっています。保険期間は終身です。
その他、ガンの治療のために先進医療を受けた場合の給付やガン診断一時金は特約で付加することが可能です。
一時金中心、ガン治療の現状に沿った保障内容のわかりやすさ
ガン保険は近年、ガンと診断された場合や継続してガン治療を受けている場合に一時金が給付されるタイプが主流になっています。
一時金が複数回給付されるものでは2年に1回を限度とするものが多くなっています。本商品も主契約は一時金タイプです。ただし、その給付要件がガンの三大治療（手術・放射線治療・抗がん剤治療）を受けたときとなっています。現在は、ガンに罹患した場合にはこの3つの治療のいずれかを受けることがほとんどとのことで、実際に治療を受ければ給付金が支払われると理解すればわかりやすい保障内容です。
給付は1年に1回（5回を限度）となっている点も魅力的です。ただし、乳ガンや前立腺ガンの場合などは、外科手術後に長年にわたってホルモン剤での治療を受けることが多く、この点についての別の保障（通算10回まで）が付いている点も実際のガン治療に沿った保障内容と言えるでしょう。
ステージⅣなど進行度の最上位期にある場合には、治療よりも延命・緩和を目指すことになるため、三大治療を給付事由とはせず、入院や通院をしただけでも給付対象となります。この点も治療の実態に合った保障内容が考えられていると思います。
なお、治療費だけでなく生活費等の補填も考えるのであれば、ガン診断給付（一時金）を特約で付けることもできます。ガン先進医療給付も特約扱いです。貯蓄や他の医療保険との兼ね合いを考えて保障の組み合わせが考えられる点も良いと思います。
こんな人に向いている
この商品一つでガン保険として手厚く備えることも、すでに入っているガン保険で不足している部分を補うために上乗せとして使うこともできます。ガン保険が必要だと思っている人には、広く向いている商品です。
商品格付け
☆☆☆☆
入院したら、手術を受けたら、放射線治療を受けたら、など細かく保障が分かれているガン保険が出てきていましたが、治療方法に明るかったり、なじみがある人でないと、何が役立つのかわかりにくいと感じていました。そのため診断一時金をメインとする商品が一般的には受け入れやすい傾向にあります。この点で本商品は、三大治療のいずれかを受ければ給付されるという、わかりやすさで優れていると感じました。
また、基本保障がシンプルでニーズに応じて特約を付加できる点で使いやすいという感想を持ちました。
ガンの治療現場は一昔前とは全く異なったものになっています。入院・手術をメインとした保障は現状の治療にはそぐわないものになりつつあるので、本商品に限らず、ガン保険が出ることで現在の保険を見直したり、確認したりする人が増えることを願っています。
2013年8月
ファイナンシャルプランナー
1級ファイナンシャルプランニング技能士
高田晶子
マネーライフナビ
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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