保険会社都合のセット商品でなくても・・・#2 by しごとにん(8)
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保険会社都合のセット商品でなくても・・・#2 〜死亡保障における保険料払い込み免除〜 前回(医療保険における保険料払い込み免除)でもお話ししておりますが、「保険料払い込み免除(P免)特約」において、「三大疾病になったら」「要介護状態になったら」無条件で保険料払い込み免除になるとは限りません。
しかしながら、この特約において救われる方がいないわけではないと思いますし、ニーズはあると考えられます。
この稿において、この「保険料払い込み免除特約」を推奨するものではありませんが、この特約を付加するかしないかの選択を消費者の方がきちんとできる情報を提供すること、また、大手国内生保を中心とする「保険会社都合のセット商品」でしかこの特約が付加できないと思われている現状認識を変えることが目的となります。
「保険料払い込み免除(P免)」の条件を見極める 今回は、保険料がリーズナブルで設定も柔軟なソニー生命と損保ジャパンひまわり生命の2社を取り上げます。
まず、ソニー生命における「保険料払い込み免除」となる条件です。(抜粋)
◇障害状態 障害等級1級・2級(国民年金法)ならびに障害等級3級(厚生年金保険法)の状態があり、かつ、その状態が永続的に回復しない状態
◇要介護状態 要介護状態がその該当した日からその日を含めて継続して180日あること
◇三大疾病 @初めて悪性新生物に罹患したと医師によって診断確定されたとき
- ※上皮内がん、皮膚の悪性黒色以外の皮膚がんを除く
- ※乳がんの場合は責任開始期からその日を含めて90日以内は対象外
A心筋梗塞を発病し、その日を含めて60日以上、労働の制限を必要とすると医師によって診断されたとき
B脳卒中を発病し、その日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき
損保ジャパンひまわり生命については、「三大疾病(特定疾病という名称)」のみ「保険料払い込み免除」該当となります。
大手生保ですと、「疾病障害」という名称で、ペースメーカーや人工透析を必要とする状態になった場合、「保険料払い込み免除」に該当するものもあります。
死亡保障を実際に設計してみる 上記を踏まえた上で、「保険料払い込み免除特約」を付加した例を挙げてみます。
無駄なく、合理的に保障が得られる収入保障タイプで、ソニー生命、ひまわり生命を比較してみます。
また、両社とも「非喫煙」にて大幅な保険料割引がありますので、合わせて表示します。 (大手国内については非喫煙の割引を行っているところはほとんどない)
35,40,45歳 男性 月額保険料比較 収入保障 月額15万円 保障・支払期間60歳 最低保障2年 標準体 | | 35歳 | 40歳 | 45歳 | ソニー | P免なし | 4775 | 6630 | 6645 | P免あり | 4950 | 7074 | 7090 | ひまわり | P免なし | 4287 (5115〜2565) | 5978 (7140〜3570) | 6090 (7455〜3735) | P免あり | 4388 (5235〜2625) | 6207 (7410〜3705) | 6355 (7755〜3885) | | 非喫煙体 | | 35歳 | 40歳 | 45歳 | ソニー | P免なし | 3735 | 4980 | 4995 | P免あり | 3888 | 5314 | 5330 | ひまわり | P免なし | 3255 (3885〜1950) | 4324 (5160〜2580) | 4410 (5400〜2700) | P免あり | 3334 (3975〜1995) | 4497 (5370〜2685) | 4570 (5595〜2805) | ※ひまわり生命について、保険料が5年ごとに逓減するため平均月額 (カッコ内は契約当初の月額から期間終了の月額を表示) 本題とはそれますが、「非喫煙体」の保険料は本当に安いと思います。
それはさておき、注目していただきたいのは、「保険料払い込み免除特約」を付加した場合と付加しない場合との差額です。
収入保障タイプにおける月額保険料の差額は数百円程度です。 前回の入院保障と合わせると、被保険者1人当たり1000円前後の保険料アップとなります。
これをリーズナブルとみるか、そうでないか、判断は分かれますが、もともと「保険料払い込み免除特約」の付加されていた契約を見直す際には、少なくとも、新たに商品を提供する側は情報を提示すべきであると思います。
まとめ ここで強調したいのは、「保険料払い込み免除特約」が大手国内生保の専売特許ではなく、きちんとコンサルティングを受けて、様々な商品を組み合わせる設計でも充分に活用できる、ということです。
つまり、保険会社都合のセット商品でなくても、「保険料払い込み免除特約」を部分的にでもつけたり、はずしたりできるということです。
次回は、この「保険会社都合のセット商品でなくても・・・」シリーズの最終回として介護保険について考えて行きたいと思います。
2006年7月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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