■保険会社のパンフレットや設計書をどう読むのか

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■保険会社のパンフレットや設計書をどう読むのか

9004    パンフレットとこのホームページの説明の違い


bird管理人の保険知識…目次

パンフレットの解説とこのHoken-Erabi.netの解説


保険会社のパンフレットや設計書とこのHoken-Erabi.netの解説や図をみると違うように思える点が多いと思います。それはパンフレットや設計書ではほんのわずかでさほど意味のない特約であってもセールスポイントとして大きく書かれているからです。

そしてHoken-Erabi.netでの解説や図はこのあたりを大きく捉えて、Hoken-Erabi.netによる独断で説明しているからです。できる限り消費者や契約者の立場に立って、言葉どおり「誤解を恐れず」に分りやすく説明したいと思っています。

たとえば「年金受取」型の死亡保険金


たとえば死亡したときに年間240万円を10年間受け取ることができる特約と、死亡したときに2400万円を受け取る特約は実質的には同じようなものです。年金で受け取るということは死亡保険金を「分割」で受け取っているのとほぼ同じです。
もちろん金利分を考えると割り引いて計算しなくてはいけませんが。
なお金利分を差し引くと次のようになります。(金利3パーセントとして)

10年の確定年金 なら年金総額の 85パーセント、
15年の確定年金 なら年金総額の 80パーセント、
20年の確定年金 なら年金総額の 74パーセント、
30年の確定年金 なら年金総額の 65パーセント、

年間240万円を10年間受け取ることができる年金は、240万円×10年×85パーセント=2040万円の一括払いの保険金と同じ価値。


年金現価
そして年金払いとなっていても実際の死亡の場合には、税金の問題や気持ちの問題もあり、一時金として金利相当分を差し引いた金額で一括で受け取ることの方が多いようです。そう考えるとパンフレットでは「年金でも受け取れる」はセールスポイントになっても、実質は単なる死亡保障の定期保険と同じなのです。

「逓減」なのか「逓増」なのか


ある保険会社の逓増年金払所得補償保険をHoken-Erabi.netでは逓減定期保険のようなものとして逓減定期保険に分類することすらしました。

この保険は死亡時から例えば60歳までは年金が支給され、その年金額は毎年増加していくものです。年金総額で考えれば30歳死亡の場合より40歳死亡の場合のほうが支払額は少なくなっています。商品名は「逓増」として年金額が徐々に増えるとしていますが、受取総額でみれば死亡時期が遅くなるにつれて総支給額は減少するのです。

だから「逓減」定期保険のようなものとして、死亡保険金が徐々に減少することに注目しています。「逓増」と「逓減」とではイメージが随分違います。だから保険会社のつけた名称にとらわれずに、(つまり保険会社からの「苦情」「お叱り」がくるとの覚悟の上で)、その実質に注目して分類し解説しようと努力しています。

「年金受取」型死亡保障は逓減保障

あるパンフレットでは


大手生命保険会社の定期付終身保険のパンフレットは次のようになっています。なお特約の名称と内容は保険会社によって多少は違いますがほぼ同じです。
・終身保険・・・100万
・定期保険特約・・・500万
・生活保障特約・・・240万×10年
・三大疾病定期保険特約・・・500万
・疾病障害定期保険特約・・・500万
病気死亡したときには次の終身保険と特約が支払われることになります。
死亡保障の合計・・・・一時金1600万+年金240万×10年(計4000万)


死亡時の特約の内容は

各特約は次のようなものです。
・終身保険・・・死亡・高度障害のときに100万支払われる
・定期保険特約・・・死亡・高度障害のときに500万支払われる
・生活保障特約・・・死亡・高度障害のときに毎年240万が10年支払われる
・三大疾病定期保険特約・・・死亡・高度障害・三大疾病のときに500万支払われる。
・疾病障害定期保険特約・・・死亡・高度障害・疾病が起因一定障害のときに500万支払われる。

三大疾病で、ガンなら診断時ですが、急性心筋梗塞や脳卒中は60日以上働けない時に保険金が支給されます。疾病が起因での一定障害なら、疾病により視力が極めて弱くなったり、聴力を永久に失ったり、手を手関節以上で失ったり、ペースメーカーを入れたり等々、生前給付の現実の支給要件なかなか厳しいものです。
もちろん本当にそうなったときはありがたいものですが。
現実には全部まとめて死亡保障が中心になっています。
支給条件がいかに厳しいかを次でご確認ください。

要介護保障
三大疾病保障
疾病障害重度障害保障

複雑でも同じ

つまり、このように商品構成は複雑になっていますが、これは次の定期付終身保険とは大きく変わらないともいえます。そして生前の例外的に厳しい状態になれば500万円が受け取れるのです。

・終身保険・・・100万
・定期保険特約・・・3800万

様々な特約

以上の基本保障に加えて次のような特約が付け加えられています。基本的には、要介護時保障と災害時保障と入院時保障です。
・要介護保障特約・・・年金年額60万円×10年
・災害割増特約・・・500万(災害による死亡時の保障)
・傷害特約・・・500万(災害による死亡時傷害時の保障)
・入院特約・・・5000円
・成人病特約・・5000円
・特定損傷・・・1回につき5万(災害による骨折脱臼等の保障)
・通院特約・・・3000円(退院後の通院を保障)

これらの特約については大手生命保険会社に大きな差はありません(といいながらも一部に大きな特徴的なものもあるのですが…)ので、例外を除いてこのHoken-Erabi.netではくわしく説明を行っていません。

生命保険のパンフレット保険設計書を理解するために
生命保険のパンフレットや保険設計書は一見すると「複雑」に思えます。たしかに複雑です。しかしよく読めばそんなに難しいことはありません。是非とも次のページをご覧になってください。パンフレットや保険設計書が楽に読めるようになること請け合いです。

生命保険セット商品はどう変ってきたか
…生命保険パンフレットや設計書を理解するために








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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。


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