●保険営業の仕事は保険を売る仕事ではない。
このページを読む前に↓のページをお勧めします。 生命保険の選び方…保険選びは相談相手選び
生命保険の営業員さんにどこまで期待したらよいのでしょうか。相談することを遠慮しなくてはいけないのでしょうか。コンサルティングや人生設計はサービスなのでしょうか。 生命保険の営業の仕事とは何をする仕事でしょうか。「保険を売る」仕事だと思っている保険の営業員さんがほとんどです。ちがいます。生命保険の営業の仕事とは「保険を売る」ことではありません。
通販商品と営業員が販売する商品とでは保険料が大きく違います。下記ページでの「保障3000万円程の高額割引での保障額3000万円に保険料比較」では次のようになっています。
オリックスダイレクト | 無配当 | 6480円 (2160円) | 東京海上日動あんしん生命 | 無配当 | 7530円 (2510円) | 第一生命 堂堂人生 | 有配当 | 8310円 (2770円) | 朝日生命 保険王 | 有配当 | 8370円 (2790円) | 明治安田生命 LA | 有配当 | 8430円 (2810円) | 日本興亜生命 | 無配当 | 8490円 (2830円) |
通販商品の6480円というのは確かに安いですね。ただし「コンサルのサービスなし」です。なんにも相談に乗ってもらえません。消費者が自分で考え自分で手続きしなくてはいけません。だから経費が少なくて済ので保険料を安くできるのです。
同条件での大手生保の保険料は有配当ですが8300円から8400円前後です。保険料は2割以上違い、10年間で20万円以上の差になります。無配当と有配当の違いもありますが、この差が「コンサルティングサービス」つまり「フルサービス」の対価ということといえます。
勘違いしないでください。ここでの「サービス」とはバレンタインデーのチョコやカレンダー等を配ったりすることではありません。そのお客様の立場に立ってコンサルティングしてお客様にぴったり合った無駄のない保険を提案することです。
無駄のないものを設計できれば余分な保険料を払わないで済めば、この2割程度の差はすぐ吸収できます。まともなサービスも無くて、保険料が高いだけならば、「やらず・ぶったくり」ということになります。
さてあらためて、保険の営業員さんの仕事とは何でしょうか。「保険を売ること」ではないはずです。
このように保険料の高い「フルサービス」の商品を扱っているのですから、保険営業のお仕事は「お客様の人生設計を見据えて様々なリスクを金銭面から回避できるという安心を組み立てること」のはずです。その結果として保険が売れるだけです。
それが「フルサービス」の意味でしょう。そうでなく、ただなんとなく保険を売るだけなら前述したように「やらず・ぶったくり」です。
さて、消費者として認識すべきことは、高い保険料を支払うということなのだから、「人生設計を見据えてもらって、様々なリスクを金銭面から回避できるという安心を組み立ててもらう」ことは当然の権利だと言うことです。
また契約にまつわる告知や保険手続きについても、いろいろと個別に考えてもらって相談に乗ってもらって当然だ、ということです。相談料も保険料を払っているし、その一部がそのための手数料として保険の営業員さんに支払われることになると、考えてください。
告知についてどのように対応するのか
ただ「こんな病歴があるのだけれども」を説明するかどうかは、自分でよく考えてからです。…これこそ、まさに自己責任です。 病名告知して保険契約するのはどのくらいか
●特に生命保険の転換は注意してください
転換は、下取り・乗り替え・コンバージョンとも言われます。 「更新時期がやって来るから…」・「新商品ができたから前の保険を…」といわれたら… 転換(乗り換え下取り)失敗実例集 転換…契約の見直しでの注意点 保険を転換する時の注意点 堂堂人生のトホホな転換設計書 一部転換で高齢者向け終身医療保険 既契約からの乗り換え・特約中途付加 「現金がもらえて最新の医療保険に?」
生命保険の選び方…保険選びは相談相手選び
|