インターネットで保険料割引競争勃発アクサダイレクト生命

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生命保険■独断解説

インターネットで保険料割引競争勃発

9235  アクサダイレクト生命

現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命の定期保険は2000万円以上だと割引になります。そのために1000万円だと一番安いのはライフネット生命、2000万円だと現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命ということもあります。強烈な競争をしています。

定期保険死亡保険金1000万円での保険料死亡保険金2000万円での保険料
現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命1,530円2,360円
ライフネット生命1,328円2,406円


 現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命保険カチッと定期 期間10年
保険金

1000万円

2000万円

3000万円

 男性女性男性女性男性女性
20歳1,310円880円1,900円1,040円2,760円1,470円
30歳1,530円1,190円2,360円1,660円3,450円2,400円
40歳2,690円1,870円4,740円3,100円7,020円4,560円
50歳5,620円3,210円10,820円5,980円16,230円8,970円
 ライフネット生命かぞくへの保険 期間10年
保険金

1000万円

2000万円

3000万円

 男性女性男性女性男性女性
20歳1,092円618円1,934円986円2,776円1,354円
30歳1,328円948円2,406円1,646円3,484円2,344円
40歳2,580円1,676円4,910円3,102円7,240円4,528円
50歳5,898円3,178円11,546円6,106円17,194円9,034円
2009年10月


インターネットで保険料割引競争勃発

現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命は2008年10月から高額割引(高額といっても死亡保険金2000万円以上です)を開始します。これによりライフネットを抜き返し、最も安い保険料、2360円となります。ライフネット生命はどう対応するのでしょうか。http://www.sbi-axa.co.jp/corporate/pdf/080901_kougaku.pdf


<保険金額1000万円・2000万円、保険期間10年>
(男性)
保険会社・商品名
保険料 男性30歳
1000万円 2000万円
オリックス生命
「ファインセーブ」
1840円 3280円
(2008.4月営業開始・2008.10月1日割引開始)
保険会社・商品名

保険料
1000万円 2000万円
現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命
「カチッと定期」
1530円
 
2360円
(2008.5月18日営業開始)
保険会社・商品名

保険料
1000万円 2000万円
ライフネット生命
「かぞくへの保険」
1328円
 2406円
(大手生保の保険料水準…参考)
保険会社・商品名

保険料
1000万円 2000万円
アリコジャパン
「無配当平準定期保険」
2790円
 4760円


他の性別年齢での比較

SBIアクサ生命の生命保険『カチッと定期』はその後の更新時に健康だと保険料が安くなる可能性があります。

どこまで安くなるネット生保?
インターネットで保険料割引競争勃発
商品比較 ネット定期保険の比較


生命保険比較の保険市場


インターネットで保険料割引競争


インターネットは「貧乏神」です。電化製品なら「価格コム」の価格比較です。ネット経由を主力とする販売店は最安値を絶えずチェックし抜かれたら抜き返します。マージンがゼロになるまで戦いは続きます。つまりインターネットは「貧乏神」です。

モノの価格だけでなく保険料にも波及しました。

ネット専業の生命保険会社としてはじめて営業を開始したのは2008年4月の現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命です。

それまではオリックス生命が「激安生保」と言われていたのですが、期間10年30歳男性保険金2000万円なら、オリックス生命3280円、現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命3060円となりました。

大手生保は保険料をなかなか公開しません。手元資料でアリコジャパン「無配当平準定期保険」は同条件で4760円でした。各大手もこのくらいでしょう。

翌月2008年5月に2社目のネット専業生保のライフネット生命が営業開始します。先行する現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命より更に安い保険料をだしてきました。同条件で2406円です。大手生保の半値でしょう。

インターネットユーザは価格に敏感です。少しでも高ければお客は来ません。

現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)生命は10月から高額割引(高額といっても死亡保険金2000万円以上です)を開始します。これによりライフネットを抜き返し、最も安い保険料、2360円となります。
ライフネット生命はどう対応するのでしょうか。

大企業にとってのインターネットは稀に「福の神」のこともありますが、基本的には「貧乏神」です。大企業生保はこの消耗戦には加わらないでしょう。

さて、金融庁は保険比較促進のため「保険商品の販売勧誘のあり方に関する検討チーム」を発足させ、生命保険協会等は公開討論会を繰り返してきました。
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_ins_p/index.html
http://www.hikakutoron.jp/

その結論なのでしょうか、生命保険協会のサイトに「生命保険かんたんナビ」が登場しました。
http://www.seiho.or.jp/
http://www.seiho.or.jp/data/kantan-navi.html

「定期保険」を選ぶと会社ごと商品名が表示されますが、それをクリックすると各保険会社のホームページに飛ぶだけというもの。金融庁「検討チーム」の結果がこんな程度のものに?。「貧乏神」とは付き合いたくないようです。

それにしても現状はひど過ぎます。「比較以前」です。保険料の公開すらしません。消費者向けに商売をしたいのなら値段ぐらいは「公開」すべきでしょう。パソコンを買う時にはスペックや価格をパンフレットやネットで比較するのは当たり前です。しかし保険ではそれができない。おかしいと思いませんか。

ちなみに今回のこの「インターネットで保険料割引競争」で大手生保の期間10年定期保険の保険料について各社をネットで調べましたが、どの保険会社も公開していませんでした。期間10年定期保険は生命保険の基本商品のはずなのですが。仕方がないので手元の紙の資料に合ったアリコジャパンの保険料だけを公開しています。


「公開」すらしない業界に「比較」は10年早いのかもしれません。少しづつ進むのでは間に合いません。

生命保険業界を革新してきたかつて新規参入組のソニー生命やプルデンシャル生命はすでに一番の守旧派です。大手生保の主婦営業部隊にたいしてスーツを着て生活を賭けたプロの営業マンを投入すれば負けるはずがありません。そしてその体制をつくりあげました。今まさにそのぬるま湯の中にいます。「何も変わらないまま今の状況が続いてほしい」「インターネットなどなくしてほしい」というのがすでに守旧派となったこれらカタカナ生命の本音です。これら各社が日本の生命保険業界の消費者のためへの改革革新を阻むガンにならなければいいと思っています。

(参考…ソニー生命のインターネット・ラッダイト運動)
http://www.hoken-pro.net/
…このページの下の方にあります。
(参考…プルデンシャル生命の勘違いないし傲慢)
http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/9030-2.htm#48
…さすがに今は公開していますが、コンサルティング営業を身上と自認する保険会社は公開や比較に積極的でないことはお分かりいただけると思います。

(なお誤解がないように付け加えますが、営業現場の一人一人には立派な人格で能力も高い方がたくさんいます。そういった方の方が多いでしょう。ここで問題としているのはそういった営業現場の方々ではなくその本社の姿勢です。)

日本生命・第一生命・住友生命・明治安田生命等の旧守旧派の大手生命保険会社は完全に負け組です。各社ともはっきりそれを自覚していますから、「このままでいいはずがない」と変革には前向きです。しかし旧来の営業体制を引きずったまま身動きがとれません。

ネットにおいての保険業界の「改革」は難しいのではないでしょうか。まずぶち壊さないといけません。ライフネットさんでも現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)さんでも保険市場さんでも、まずぶち壊してからの「革命」です。

特に上記公開討論会等に出席して意見を聞いたりその議事録を読んだりすると、金融庁はそれなりにやる気があったとしても、保険会社に任せておくと前に進みません。

当「保険選びネット」の比較は不十分ですし、ちゃんと更新もできていません。古いデータのままのところがたくさんあります大いに反省するところです。実質個人サイトの当サイトなんかがいいサイトだなんて思っていません。でもこの保険業界の慣行をぶち壊す一助になればと思っています。

生命保険は必要なものです。人類の立派な発明の一つだと思います。しかし一般消費者は「生命保険」と聞いた瞬間に「かかわりたくない」と思います。それだけ信用をなくしているのです。

当サイトは「生命保険と人とのいい関係」を作りたいと思います。保険業界の皆様も同じだと思うのですが。それならば、仲間です。






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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。


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