商品比較 ネット定期保険の比較 by 古川悦子(24)
7366 ライフネット生命
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定期保険の比較 保険もインターネットで直接販売されるようになりました。今回は、ネット生保の定期保険を、通信販売あるいは対面販売の定期保険と比較・検証してみました。併せて、最近の定期保険の傾向をみていくことにします。
定期保険は、一定の保障期間内に、死亡した場合は死亡保険金、高度障害になった場合は高度障害保険金が支払われる死亡保障の保険です。
活用の仕方としては、一定期間だけ(結婚・子どもが誕生するまでの間など)万一の保障を付けたいとか、他の死亡保障に上乗せとして手厚くしたいなどがあります。ライフプランに合わせて見直しがしやすくなっています。
保険期間には、10年、20年などの年満了と、60歳、70歳などの歳満了があり、掛け捨てなので保険料は割安です。ただ、途中で解約しても解約返戻金はないか、あってもごくわずかとなります。
定期保険にも、逓減定期保険、逓増定期保険、収入保障(生活保障)保険など種類がありますし、主契約ではなく、定期保険特約など、特約として付加する場合もあります。今回は、主契約として契約時に決めた保険金を、一時金で受取る種類を取り上げました。(単に「定期保険」と呼んでいる)
以上を踏まえた上で、定期保険の比較をしていきましょう。
(1)定期保険の比較(30歳女性の場合)
ネット生保の定期保険(以下『ネット定期保険』)では、現ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)保険「カチッと定期」とライフネット生命保険「かぞくへの保険」を、通信販売(金額によっては対面販売)の定期保険では、オリックス生命「ファインセーブ」とアフラック「アフラックのLightフィットプラン」を取り上げてみました。4商品のなかに、定期保険の傾向をみることができます。
※最近みられる定期保険の傾向
●保険料をより安く抑える 定期保険に限らず、保障の種類が多様化する一方で、配当金・解約返戻金をなくすことで保険料を割安にしたり、ネット定期保険のように、保障をシンプルにするだけでなく、コストを削ることで保険料を抑えたりしているようです。
●リスク細分化による保険料の設定 保険料は、死亡率などのデータなどをもとに設定されますが、より公平にするために、年齢・性別だけでなく、健康・非喫煙であるかなども考慮して保険料が設定されています。「カチッと定期」と「アフラックのLightフィットプラン」がそうです。
「カチッと定期」は、契約時ではなく継続して更新されたときから、「アフラックのLightフィットプラン」は、契約時から適用されます。
ともに、自動更新はされず、「カチッと定期」は、継続時に改めて告知、「アフラックのLightフィットプラン」は、告知・医師の診査を申し出することになり、診査基準は相違します。「アフラックのLightフィットプラン」は、BMI(身長と体重のバランスを判断する指標の1つ)と血圧値が引受範囲内であることが基準となり、「ノンスモーカー割引」もあり、所定の喫煙検査が必要になります。(ノンスモーカーはネットでの取扱いはない)
ちなみに、<表(1)>の「カチッと定期」で、継続時の40歳に健康チャレンジが適用されない場合の保険料は、1,000円(主契約のみだと810円)となります。
●不慮の事故による場合(災害死亡・高度障害保険金)は倍額保障 「カチッと定期」は、特約を付加して倍額保障するかの選択が可能、「アフラックのLightフィットプラン」は、あらかじめ倍額保障の特約がセットされています「カチッと定期」には、災害割増特約が付加しない「シンプルプラン」もあります。
不慮の事故が原因で死亡する確率は、病気が原因の場合より少ないので、保険金を多く設定できるのだと思われます。保険料払込免除の制度でも、不慮の事故を直接の原因とする身体障害を要件にしている場合が多くなっています。
※ネット定期保険の比較
ネット定期保険では、保障の見積もり、契約の申込みをネットで行います。ご契約のしおり・約款などをHPよりダウンロードできるようになっていて、ID・パスワードが入力されたマイページから、各種手続きが可能です。事務手続きを簡素化し、ペーパーレスを実現しています。
ただ、2つのネット定期保険の事務手続きには違いがあり、異なる要因が保険料を安くしているように思えます。
「カチッと定期」は事務手続きをシンプルに、「かぞくへの保険」は保障内容をシンプルにすることを重視しているようです。
「カチッと定期」は、申込み・告知をネットで完結。査定方法は、告知書扱のみで、翌営業日までに契約引受の可否をメールで回答、契約成立された場合は申込日から保障開始されます。現在のところ、保険料支払はクレジットのみとなっています。
「かぞくへの保険」は、引受査定に約1週間、お客様が必要書類(本人確認書類など)を返送する関係上、契約が成立するまでに約10日かかります。
事務手続きで共通するのは、保険金の請求は、ネットだけで完結しないことです。無料のフリーダイヤルで担当者に電話して、書類を郵送してもらうことになり、他に問い合わせなども受け付けています。保険証券など郵送してもらう書類もあります。
保障内容に関しては、「カチッと定期」は、通信・対面販売とほとんど変わりないのに対し、「かぞくへの保険」は、特約もなく、さらにシンプルです。
変った特徴としては、事務手続き上で「かぞくへの保険」は、失効しても復活できないこと、申込日から30日以内に契約が成立しなかった場合、申込みは取消され、保障の開始が無効になることです。(詳細は、ライフネット生命保険へ問い合わせのこと)
※4つの定期保険の比較
主契約の死亡・高度障害保険金を500万円、保険期間を10年にして、その他の支払条件なども比較してみました。
4つの定期保険は、支払条件などに多少の違いがあります。
リビングニーズ特約、指定代理請求特約、身体障害による保険料払込免除の条件に違いがありますので、詳細を確認する必要があります。ともに保険料は発生しません。
「アフラックのLightフィットプラン」以外は、被保険者と契約者が同じ人であることが条件となっています。ということは、契約者=死亡受取人にはなりませんので、一時所得として、所得税が有利になる方法は適用されないことになります。
事務手続きでは、「カチッと定期」以外は、年齢や職業、保険金額により、告知の他に健康診断が必要になる場合があります。
ネット定期保険の保険料の方が、保障内容をよりシンプルにしているのと、ネット販売によりコストを削減している分だけ割安となっています。
保険料が安いのは、それなりの理由があります。通常、お客様からいただいた保険料(営業保険料)は、純保険料(将来の保険金の支払いに充てられる)と付加保険料(会社運営上の諸経費に充てられる。人件費・契約維持管理費など)に分けられます。つまり、コストを削減すると、付加保険料が少なくてすむのです。支払条件などでも違ってきますので、大切な要素となります。
保険料を安くするということは、必要なサービス等を受けられないことを意味することを理解しておかなければなりません。
*リビングニーズ特約 被保険者の余命6ヵ月と診断されたときに、死亡保険金額の範囲内(3,000万円以内がほとんど)から、6ヵ月間の保険金額に対する利息及び保険料相当額を差し引いた金額を支払う。
*指定代理請求特約 被保険者が保険金を請求できない事情(意思表示が困難になるなど)がある場合に、あらかじめ指定された指定代理請求人(保険会社により指定範囲が相違)が代わって請求する。
(2)ネット定期保険が向いている人 保険は、手続きも万一の保障も、最低必要なだけ簡単に入っておけば良いと考えている人には向いていると思います。もちろん、インターネットが使えないといけません。
しかしながら、なかには、保険の営業の方から、詳しい説明を受けたいという方もいます。
定期保険を検討する方の、保険への考え方もありますし、保障金額が大きいとか、保障内容が複雑な場合は、対応が異なってくると思います。
いずれにしても、保障内容を自分でも説明ができるぐらい理解しておく必要があります。
HP上にある詳しい説明や約款などは助かると思いながらも、初めて保険に携わる方が読んで、はたして解るのか?という疑問もあります。
今後、ネット環境がどのように進化するのかわかりません。今は、死亡保障では、掛け捨てでシンプルな定期保険のみの販売となるのではないでしょうか。
定期保険の保険期間が終身ではないといっても、10年、20年間は付き合うことになる訳ですから、慎重に選んでもらいたいものです。 2008年9月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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