注目商品200304 メディカルアカウントm.a 明治生命
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明治安田生命
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この商品は発売されてもう数年が経っており、今ごろ…と言われるかもしれないが、自由設計という点で誤解されている人も多いので、あえて取り上げてみた。
メディカルアカウントm.aの特徴 明治生命(その後合併により明治安田生命となっている)の自由設計型保険の医療版。アカウントと呼ばれる積立部分に、医療関係の特約が上乗せされるもの。アカウント部分が主契約で積立利率変動型終身保険、それに10年更新型の医療関係の特約がついている。
営業職員を通じて加入する方法と通販による方法とがあり、内容も1年ごとに見直しが可能というが…、実は、アカウント部分は、最低積立金以下には減らすことはできない。また、通販では毎回の保険料のうち、アカウントの金額は最低積立金で決まっており、アカウントの額を自分流に変えたい場合は営業職員を通じてなら、通販よりも多額の設定のみ可能という。
メディカルアカウントm.aの保障内容・アカウント部分は、契約時から積み立てていき、保険料払込満了時に終身保険50万円になるという積立利率変動型終身保険。
・特約の医療関係の保障は、入院(1入院120日型と365日型、日帰り入院などの短期入院選択可)、手術、入院一時金、退院、在宅ホスピスケア(余命6ヶ月以内と言われ病院以外で医療を続けた場合)のほか、生活習慣病入院、女性疾病入院、入院初期給付、退院給付、総合傷害、がん特約と選択肢は多い。
メディカルアカウントm.aの保険料通信販売コース、65歳払い込み、特約10年更新、男性のケース 入院、手術、入院一時金、退院、在宅ホスピスケアのセット
| 日額5,000円コース | 日額7,000円コース(20歳〜50歳まで) | 30歳 | 3,268円(うちアカウント968円) | 4,100円(うちアカウント968円) | 40歳 | 3,960円(うちアカウント1,355円) | 4,906円(うちアカウント1,355円) | 50歳 | 5,819円(うちアカウント2,259円) | 7,123円(うちアカウント2,259円) |
コメント 医療保障部分が10年更新の特約で、保険料払い込み満了時にそのときの年齢や保険料率で終身医療に切りかえることができるが、これは、従来の定期付き終身保険の医療関係特約となんら仕組みは変わらない。新しく開発された特約などを新規につけられる点も保険会社の論理で今までできなかった部分ができるようになったという話で、契約者側から見れば当然と思われてしかたないだろう(もちろん保障を増やすときはその都度審査も必要)。
そして、何よりもアカウントの金額は、増やすほうはどんどんできるが、引き出しは制約があり、保険料の内訳として毎回の負担を軽減する目的ではほとんど役に立たない。
最近、リストラなどで家計の固定費である保険料負担を少しでも軽くしたいというニーズがあるのに、アカウント型の保険に入っている人は、保険料の軽減が思うように進まず、「ちっとも自由設計型ではない」とぼやいた人もいくほどだ。
総合評価 メディカルアカウントは、医療保障が10年更新で、年齢に応じて保険料が上昇してしまうのがネック。高齢化の時代に最初から終身医療が選べないのは残念。
またアカウント型は、家計に余裕があり、保障と貯蓄とを切り離して管理することが苦手な人向けだといえる。自由設計型といいながら、保険料を軽くすることは難しく、アカウントの引き出しも制約が多すぎる。厳しいが、評価は☆
2003年4月 (ファイナンシャル・プランナーCFP 吹田朝子)
当コラムは、2003年4月現在の情報をもとにしています。
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マネーカウンセリングネット「Wealth」 |
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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