コスト比較で終身介護保険 byしごとにん(90)
7488 ソニー生命
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コストから考える終身介護保険昨年の11月にソニー生命と東京海上日動あんしん生命（以下あんしん生命）から終身介護保険が発売されました。
ソニー生命については従来から終身介護はありましたが、バリエーションが増えました。
（詳細はこのサイトで紹介しているところがあります）
もう一方の雄であるあんしん生命の新商品があまり触れられていませんので、ここで取り上げたいと思います。
ただ、商品を一品紹介するだけなら保険会社のプレスを読めば済み、あまり意味がありませんので、ソニー生命の新しいものと比較しようと思います。
と啖呵を切ったのはいいのですが、これらは同じ終身介護でも生い立ちというか、元になるものが全く違いますので同条件の比較は少々困難です。
ここで取り上げるソニー生命の「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」は終身介護年金のスタイルですが、基本的に保険料と保険金、解約返戻金の関係はアフラックのEVERやオリックスのCUREなどの医療保険と同じ掛け捨てタイプとなります。
両者とも終身払いだと純粋な掛け捨てとなりますが、短期払い（ここでは65歳払い済み）の場合は支払い終了後に一定の解約返戻金と死亡保険金が同額で申し訳程度にあるのが共通します。
翻ってあんしん生命の「長生き支援終身」は同社の看板である「長割り終身」と他社にもある生存給付タイプ（三大疾病で所定の状態になると死亡保険金と同額が給付され解約返戻金がある終身型）を掛け合わせたもので、掛け捨てではない貯蓄型になります。
同じぐらいのコストでの比較
どちらも介護に備えるには「使える」商品なので、コストつまり保険料の負担とその見返り（備えられる事柄）を検証してみました。
支払期間は65歳までとフィックスして保険料が似通うケースでの比較です。
しかしながらソニー生命の「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」の保険料の男女差が激しいので、あんしん生命の「長生き支援終身」の設定をその内側に納めるようにしてみました。
上記表の設定で比較すると、要介護2以上になって6年以上介護年金を受け取ればソニー生命の勝ちですが、それ以外はあんしん生命に軍配が上がります。
要介護２の状態からどのぐらい生存するのか詳細は不明ですが、現実的に10年も20年も生存するケースは希ではないかと思います。
先にも述べてように、ソニー生命の「終身介護保障保険（低解約返戻金型）」の男女差が激しいので、長生きしたい、する予定の方は死亡保障（終身保険）を別途準備して掛け捨てと割り切ってソニー生命を選び、女性は堅く長生きを前提にして介護状態にならなくても３００〜３９０万円もらえそうなあんしん生命を選ぶのが得策かもしれません。
まとめ
女性より男性の方が「長生きのリスク」は小さいので、男性もあんしん生命の方をお勧めします。
つまり、あんしん生命の方がどちらにしても堅いかな、と思います。要介護２以上になってからかなり長生きしないとソニーに軍配は挙がりません。
しくみが違う商品ですが、コストとニーズを整理して比較することは可能です。
三大疾病については医療保険（普通入院保険やがん保険）で賄えますが、介護については担保できませんので、今回ご紹介した「貯蓄性＋低解約＋介護保障＋死亡保障」が従来の三大疾病に備える「貯蓄性＋三大疾病給付＋死亡保障」より伸してくるかもしれません。
まだまだ三大疾病給付は「６０日ルール」に縛られているのがほとんどですし。
ご参考にしていただければ幸いです。
 保険比較201002 終身型介護保険の比較
要介護条件緩和型の要介護保障保険
新介護逓減定期保険特約
要介護保障はどういう保険か
コストから考える終身介護保険・長生き支援終身・終身介護保障保険
長生き支援終身(東京海上日動あんしん生命)
注目商品201012 終身介護保障保険（ソニー生命）
注目商品201101 終身介護保障保険（ソニー生命）
保険比較201002 終身型介護保険の比較
保険比較201101 介護保険の比較
終身介護保障保険(低解約返戻金型)ソニー生命
医療保険比較の○
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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