注目商品 終身介護保障保険(ソニー生命) by杉山明(9)
7490 ソニー生命
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終身介護保障保険(低解約返戻金型)ソニー生命の分析
保険商品に関する情報この商品の評価ポイント- 保障を介護保障に絞り込んだために、死亡保障を提供する保険に比べて割安な保険料になっている
- 介護保障が終身継続されるので、保障が切れる心配がない
- 公的介護保険の「要介護状態2 」という比較的初期の介護状態から保障してくれる
この商品の注意を要するポイント- 低解約返戻金型という名称であるが、保険料払込期間を「終身」に設定すると解約返戻金はまったくない
- 保険料払込期間を「65 歳払済」に設定した場合、解約返戻金、死亡給付金ともに基本介護年金額と同額に抑えられている
消費者側の注意点- 死亡保障はほとんどないこと、解約返戻金もほとんどないことから、介護保障に的を絞り込んだ保険であることを知っておくべきであろう
商品戦略 終身介護保障保険(低解約返戻金型)は、ソニー生命が2010 年11 月より発売を開始した新商品である。
代表的な介護保障保険と比較してみよう。アメリカンファミリー生命は、介護MASTER という保険を提供している。
終身介護保障保険(低解約返戻金型)と類似しているが、介護MASTER のほうが保障限度が低く設定されている。手軽に加入するのであればアメリカンファミリー生命、本格的な保障を求めるのであればソニー生命という区別ができるであろう。
住友生命の新介護逓減定期保険特約と比較してみると、住友生命の特約は80 歳までの保障になっているが、ソニー生命の保険は終身保障になっている。公的介護保険の補完と位置づけるのであれば住友生命、公的介護保険と別枠で終身保障を考えるのであればソニー生命という選択ができるであろう。
そのほか、住友生命の特約は要介護状態3 以上のときに一時に保険金が支払れ、その保険金は年数の経過とともに保険金額が逓減していくタイプであるが、ソニー生命の保険は要介護状態2 以上のときに終身年金が支払われるタイプである。
この点も大きな仕組みの差になっているので注意が必要である。
生命保険全体で見ると、介護保障に関する大きな商品の流れは、要介護状態になったときに保険金を支払うタイプの保険から、要介護状態になったときに、年金を支払うタイプの保険へというものであった。
前者のタイプの場合、死亡・高度障害に併せて要介護状態になったときに保険金を支払うという保障になり、介護保障の分だけ前倒しで保険金を支払うことになるため、一般の死亡保険より保険料が高くなるというデメリットがあった。
そこで、年金タイプの商品が多くなったが、介護保障のニーズを考えれば、年金タイプの商品が主流になることは自然な流れであったと考えられる。
ただし、介護保障という新しい分野に進出するときの保険会社のリスクヘッジは、保障を一定の年齢で切り上げることであった。将来、要介護状態が予定していたより急激に増加すると保険の収支は悪化する。
かつて、終身年金を販売して長寿化が予想以上に進行したために収益が悪化した年金保険の二の舞を踏まないためにも慎重な商品開発になったものと考えられる。
そういった環境の下、ソニー生命の終身介護保障保険(低解約返戻金型)は、死亡保障と解約返戻金を極力ゼロに近づけることと引き換えに、ほんとうの終身介護保障を提供した一歩踏み込んだ商品といえるだろう。
商品分析 終身介護保障保険(低解約返戻金型)は、ソニー生命のほかの介護保障商品ときれいに住み分けがなされている。
同社には5 年ごと利差配当付終身介護保障保険とナーシング・ニーズ特約(04)がそろっている。ナーシング・ニーズ特約(04)はリビング・ニーズ特約の介護版といったところである。
特約の保険料は不要で、要介護状態になったときに前もって保険金を支払うという特約である。ただし、この特約は要介護状態4 または5 と、比較的重い要介護状態に該当しなければ保険金は支払われない。
一方、終身介護保障保険(低解約返戻金型)は比較的経度の要介護状態2 に該当すれば年金・一時金を受取ることができる。
5 年ごと利差配当付終身介護保障保険は、要介護状態2 に該当すれば年金・一時金を受取ることができる点は同じである。ただし、この保険は年金額の5 倍、7 倍10 倍の死亡保障がある点が異なる。
また、解約返戻金も通常通り増加するタイプである。通常の終身保険に介護保障特約が付加されたイメージの保険である。その結果、保険料は終身介護保障保険(低解約返戻金型)より高くなっている。
現在、ソニー生命の終身保険に加入している保険契約者を考えれば、既存の終身保険にはナーシング・ニーズ特約(04)を付加し、より広範な介護ニーズに対しては終身介護保障保険(低解約返戻金型)に加入すれば効果的に保障を上乗せできるであろう。一方、これから終身保険に加入するのであれば、5 年ごと利差配当付終身介護保障保険だけで死亡保障と介護保障をカバーすることができる。3 つの商品のポジショニングはきれいに整理されている。
保険比較201002 終身型介護保険の比較 要介護条件緩和型の要介護保障保険 新介護逓減定期保険特約 要介護保障はどういう保険か
コストから考える終身介護保険・長生き支援終身・終身介護保障保険 長生き支援終身(東京海上日動あんしん生命) 注目商品201012 終身介護保障保険(ソニー生命) 注目商品201101 終身介護保障保険(ソニー生命) 保険比較201002 終身型介護保険の比較 保険比較201101 介護保険の比較 終身介護保障保険(低解約返戻金型)ソニー生命
医療保険比較の○
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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