終身保険についての『簡易保険』と『民間の保険』との保険料比較 2003年12月時点での比較
60 歳払込済 | | 20歳男 | 30歳男 | 20歳女 | 30歳女 | 簡保 | 15,900 | 21,600 | 14,600 | 19,700 | 簡保割引 | 15,661 | 21,276 | 14,381 | 19,404 | 簡保災害考慮 | 15,271 | 20,886 | 14,111 | 19,134 | アイエヌジー | 14,780 | 20,560 | 13,550 | 18,910 | アクサ | | 21,130 | | | アリコ | 14,270 | 19,950 | 12,990 | 18,210 | 旧GEエジソン | | 20,320 | | | ひまわり | 15,400 | 21,390 | 14,190 | 19,750 | 大同 | | 22,650 | | 21,080 | 大同 | | 21,260 | | 19,630 | あんしん | 14,880 | 20,710 | 13,640 | 19,040 | 日本興亜 | | 21,150 | | 19,530 | 富士 | | 21,150 | | 19,530 | プルデンシャル | 13,460 | 18,970 | | | きらめき | | 20,920 | | 19,240 | | | | | | 70 歳払込済 | | 40歳男 | 50歳男 | 40歳女 | 50歳女 | 簡保 | 25,100 | 38,800 | 22,600 | 34,700 | 簡保割引 | 24,723 | 38,218 | 22,261 | 34,179 | 簡保災害考慮 | 24,333 | 37,828 | 21,991 | 33,909 | アクサ | 24,590 | 38,800 | | | ひまわり | | 39,360 | | 35,400 | 大同 | 26,070 | | 23,800 | | 大同 | 24,800 | | 22,450 | | あんしん | 24,330 | 38,520 | 21,920 | 34,480 | きらめき | 24,540 | 38,740 | 22,130 | 34,700 | 詳細は以下の明細をご覧ください。
簡易保険「ながいきくん」◎有配当(加入後1年経過後から)、加入後1年6ヶ月以降は「倍額保障」あり ○60 歳払込済 ・男性 20歳15900円、30歳21600円 ・女性 20歳14600円、30歳19700円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳25100円、50歳38800円 ・女性 40歳22600円、50歳34700円 ・インターネットで試算
郵便局の総合通帳の口座引き去りで1.5%割引になります。それを考慮すると ○60 歳払込済 ・男性 20歳15661円、30歳21276円 ・女性 20歳14381円、30歳19404円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24723円、50歳38218円 ・女性 40歳22261円、50歳34179円
簡易保険の終身保険には「倍額保障」として民間生保でいう「災害割増特約」が付されています。(ただし契約1年6ケ月後から) 第一生命とソニー生命のの災害割増特約はともに1000万円当たり男性390円女性270円。この金額が割安になっていますので、上記金額からこの金額から差引いたものを純粋な終身保険の保険料としましよう。なお60歳又は70歳の払済後の災害割増保障を考えると本来は男性390円女性270円よりも大きな金額になるはずです。 ○60 歳払込済 ・男性 20歳15271円、30歳20886円 ・女性 20歳14111円、30歳19134円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24333円、50歳37828円 ・女性 40歳21991円、50歳33909円
アイエヌジー生命「しゅうしん」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済 ・男性 20歳14780円、30歳20560円、40歳32380円 ・女性 20歳13550円、30歳18910円、40歳29710円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
アクサ生命「無配当終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済 ・男性 20歳14410円、30歳20310円、40歳32360円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
アクサ生命「終身保障プラン」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 30歳21130円、40歳33160円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24590円、50歳38800円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
アリコジャパン「無配当終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済 ・男性 20歳12120円、30歳17110円、40歳27450円 ・女性 20歳10780円、30歳15240円、40歳24350円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
オリックス生命「終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済 ・男性 20歳14270円、30歳19950円、40歳31560円 ・女性 20歳12990円、30歳18210円、40歳28730円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
旧GEエジソン生命「無配当終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済男性(標準体) ・30歳20320円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
損保ジャパンひまわり生命「5年ごと利差配当付終身保険」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 20歳15400円、30歳21390円、40歳33590円 ・女性 20歳14190円、30歳19750円、40歳30930円 ○70 歳払込済 ・男性 50歳39360円 ・女性 50歳35400円 ・ホームページ『保険料表』に掲示
大同生命「終身保険」◎有配当(毎年配当タイプ・加入後2年目から) ○60 歳払込済 ・男性 30歳22650円 ・女性 30歳21080円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳26070円 ・女性 40歳23800円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
大同生命「5年ごと利差配当付終身保険」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 30歳21260円 ・女性 30歳19630円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24800円 ・女性 40歳22450円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
東京海上日動あんしん生命「5年ごと利差配当付終身保険」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 20歳14880円、30歳20710円 ・女性 20歳13640円、30歳19040円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24330円、50歳38520円 ・女性 40歳21920円、50歳34480円 ・インターネットで試算
日本興亜生命「5年ごと利差配当付終身保険」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 30歳21150円、40歳33220円 ・女性 30歳19530円、40歳30590円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
富士生命「終身保険(5年ごと利差配当タイプ)」◎有配当(加入後6年目から5年ごと) ○60 歳払込済 ・男性 20歳15230円、30歳21150円、40歳33220円 ・女性 20歳14030円、30歳19530円、40歳30590円 ・インターネットで試算
プルデンシャル生命「終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済男性 ・20歳13460円、30歳18970円、40歳30260円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
三井住友海上きらめき生命「終身保険」◎無配当のため保険料が割安 ○60 歳払込済 ・男性 30歳20920円 ・女性 30歳19240円 ○70 歳払込済 ・男性 40歳24540円、50歳38740円 ・女性 40歳22130円、50歳34700円 ・15年度版『主力保険のすべて』に掲載
各保険会社の3000万円の終身保険保険料比較週刊朝日2003年1月31日号特集「『ムダな生命保険』」見抜け」 次のデータをメモしてご覧になると分かりやすいです。 簡易保険の災害割増特約を考慮した1000万円についての保険料は次です。 ○60 歳払込済・男性 30歳20886円 このファイルは500万円で比較していますので、500万円だとこの半額で 10443円で払込総額は3,759,480円です。
簡易保険の終身保険についての長〜いひと言
「終身保険」で払い込む保険料は、「定期保険」のように『掛け捨て』にはならない。「終身保険」は「保険期間」を定めない『自由満期』の保険であり、「満期(=解約)」時には「解約返戻金」が戻ってくる『貯蓄型』といわれる保険商品である。
「配当金」が発生した場合は、積み立てておき随時引き出す「積立方式」が一般的である。所定の利息をつけて積み立てるので、期間が長くなるほどに「配当金」の金額は多くなっている。
同様に、「解約返戻金」も「解約」するまでの期間が長くなるとその金額も多くなっている。したがって、加入してからの年月数が長くなるにしたがって『貯蓄性』を発揮する保険商品である。
このように『貯蓄型』であることと「保険期間」が長いことから、「終身保険」は「定期保険」に比べると『無配当』の商品は少ないといえる。
『簡易保険』は「定期保険」でさえ希少価値の『有配当』である。「終身保険」とくれば当然『有配当』、しかもその「配当金」のタイプは『毎年配当タイプ』であるが、『民間の保険』のほとんどが『5年ごと利差配当タイプ』である。
「5年ごと利差配当」は、「配当金」の発生事由と時期が制限される分、「毎年配当」に比べると少ない金額となる。「配当金」が少なければ保険料は安くなる。
したがって、『毎年配当タイプ』である『簡易保険』の保険料は、『民間の保険』の『5年ごと利差配当タイプ』の保険料より高くなっている。
『大同生命』の「終身保険」には、「定期保険」と同様に『毎年配当タイプ』の商品があり、加入後2年目から「配当金」が発生する。『簡易保険』の「毎年配当」は“加入後1年経過後から”と表現されているが、“2年目から”と解釈できるので、唯一「配当金」に関しては同じ条件である。
『簡易保険』の「終身保険」には「倍額保障」があり、加入後1年6ヶ月以降は「死亡保険金」が倍額になる。その分だけ『民間の保険』の「終身保険」より保険料が割高になっているはずだ。
したがって、「配当金」の条件が同じである『簡易保険』と『大同生命』を比較すれば『簡易保険』の方が高いはず…なのに『大同生命』の方が高くなっている!なんでだろ〜。
大同生命と定期付終身保険
『簡易保険』が『民間の保険』と商品の仕組みの上で相違する点に、「定期保険」では「保険金削減」、「終身保険」をはじめ「養老保険」や「学資保険」などでは「倍額保障」が挙げられる。
また、商品の仕組みと関連はないものの、「保険料」と密接な関連がある相違点が、全ての商品が『毎年配当タイプ』の『有配当』であることだ。
元来、生命保険に加入した「保険契約者」には毎年「配当金」が分配され、景気が良かった頃はけっこうアテにできる金額だった。いつの頃からかアテにされなくなり、保険会社側も策を講じて『毎年配当タイプ』から『5年ごと利差配当タイプ』へ切り替え、さらには『無配当』の商品が登場し、「通信販売」などではすっかり主流になっている。
『簡易保険』と『民間の保険』を、商品の仕組み上の相違を理解したうえで比較するならば、『有配当』で『毎年配当タイプ』の商品を探すことになる。これが今や希少価値である。
希少価値でも、あるところにはある。『大同生命』の「定期保険」および「終身保険」に『毎年配当タイプ』の商品を見つけた。
『簡易保険』は「定期保険」では「保険金削減」、「終身保険」では「倍額保障」がある。素直に考えれば、「定期保険」は『簡易保険』の保険料が安く、「終身保険」は『大同生命』の保険料が安いはずだ。
実際に比較してみると、見事に真逆の結果となった。〈そんなバカな〜〉と思い、インターネットでも再試算してみたが、やっぱり逆だ。
『簡易保険』の「定期保険」には「保険金削減」があって〈損した〉感があるうえに「保険料」は高い。『簡易保険』の「終身保険」には「倍額保障」があって〈お得な〉感があるうえに「保険料」は安い。
「配当金」が保険種類によって異なるからなのだと思うけど、「学資保険」があまりに有名な『簡易保険』の「終身保険」が『割安』なのには驚いた。
2003年現在、『簡易保険』には保険種類として「定期付終身保険」なるものは存在しない。晴れて(?)2004年から発売される予定である。(相当な反発があるようだけど…)
果たして『簡易保険』の「定期付終身保険」と『大同生命』の「定期付終身保険」は、どちらが割安になるのだろう。楽しみだなぁ。もっとも『簡易保険』は「保険金額」の上限が低い水準なので、比較が難しいかもしれないが…。 (by hinachan)
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