治療費を支払う唯一のガン保険セコム損保メディコム by福士祐一(2)
7105 セコム損害保険
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筆者(福士祐一)は相談業務を行いながら、保険販売もしているのだが、時に、圧倒的に他社を寄せ付けない商品に出会うことがある。そのひとつがセコム損保のガン保険メディコムである。
この保険は唯一治療費を全額負担してくれる保険だ。（自由診療・公的保険診療ともにＯＫ）自由診療だと治療費が高額になるため、1日どれくらいの保険金額を設定すればいいのか、ハッキリしなかったのだが、メディコムはこの不満を一気に解消してくれるガン保険なのである。ではこれから、この特徴を実務と知識の両面から解説していきたい。
治療費であるが、自由診療、公的診療ともに対象になる。となるとガンを治すために治療を受けるのだから、普通は自由診療を選ぶだろう。自由診療の場合、どの病院でもいいということではなく、セコム損保指定の病院に限る。（例外として指定外の病院でも申請により自由診療可能）
この指定病院とは年間手術100回以上等の社内規定がある。治療費はセコム損保より、病院に支払われるので、契約者は治療費を立て替える心配は無い。
指定病院は、すべての県にあるわけでないが、入院諸費用として入院開始時10万円支払いされるので、交通費にあてるとよい。
公的診療の場合は、契約者に保険金が支払われるので、治療費の立替払いが必要になる場合もある。
自由診療・公的診療とも、治療費のほかに、定額で1万円×入院日数の保険金が支払われる。これを食事代、差額ベット代、その他諸費用にあてるとよい。
さて、ここまで書くと保険料が高そうに感じるが、意外と安く、いや安いと感じるのは筆者だけではあるまい。
例えば、35〜39歳の男性であれば月々1850円で加入できる。
デメリットの面で言うと、5歳きざみで保険料が上がることくらいか。先ほどの35〜39歳で加入したとして、６０歳でも8750円で継続できる。
実際ガンと診断され、何が何でも公的診療すると決めている方は、メディコムに加入する必要はないが、例えばお子様が成人するまでは頑張らなければと思っているご夫婦、従業員を抱える経営者等は、必要期間だけ加入し、それを過ぎれば解約という考え方もある。
又、家系的にどうしてもガンが心配という方は、アフラック社のガン保険とセコム損保のメディコムの両方に加入するという選択肢もある。自動車保険の自賠責保険（アフラック社）と任意保険（メディコム）の2階建てのイメージしていただくとよい。
いまや、ガンは治す病気であり、もしガンと宣告されても、前向きに治療していかなければならないのである。
最後に、残念ながらこのメディコムが一般消費者にあまり知られていないのが、実情のようである。保険会社として販売代理店を増やす等の努力が必要と感じるのは、筆者だけであろうか。
＊メディコムの補償内容
- ガンと診断された時（上皮内ガンも含む）…50万円（65歳以上の場合10万円）
- 入院開始時…10万円
- 入院中…1万円×入院日数
- 治療費…実費
- 退院した時…50万円（65歳以上の場合10万円）
尚、この補償内容は概略ですのでご注意ください。
2006年3月
 by 福士祐一(有限会社ほけんのツボ) (青森県弘前市)
 自由診療保険「メディコム」（セコム損保）
治療費を支払う唯一のガン保険セコム損保メディコム
メディコム(自由診療保険)セコム損害保険
注目商品200607 メディコムワン（乳がん経験者のためのガン保険）
商品比較…「メディコムワン(乳がん経験者専用がん保険)」の比較 by 古川悦子(1)
「自由診療保険メディコムワン」セコム損保
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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