〔商品概要〕 自由診療保険「メディコム」は、ガンと診断されたときに診断給付金などが支払われるだけでなく、ガン治療にかかった医療費や入院諸費用をかかった分だけ給付する、現在のところ唯一の“実損てん補型”のガン保険。自由診療を前提に治療を受けられるので、日本国内で認可前の治療法や薬剤など公的医療保険でカバーされない治療法でも負担なく受けられるのが大きな特徴。また、指定専門医による医療相談で気軽にセカンドオピニオンが得られたり、希望すれば、セコム損保が治療実績をもとに選んだ協定病院の中から、ガンの部位別に実績のある医療機関を紹介してもらうこともできる。保険料は5歳刻みでアップする逓増型で、100歳満了。
*セカンドオピニオンとは? 主治医とは別の医師などから、治療方針や治療法などについて意見を聞くこと。セカンドオピニオンを得ることで、他の治療法を知ったり、現在の主治医による治療法がどんなものなのかなどについて、別の専門家の意見を聞くことができる。欧米では一般的で、日本でも徐々に広がりつつある。
ガン治療準備保険金 | 50万円(65歳以上は10万円、上皮内がんも同額。前回支払から3年経てば複数回OK) | ガン入院保険金 | 協定病院または会社が認めた病院での自由診療によるがん入院治療や手術、外来手術は実費補てん。 | ガン外来手術費用保険金 | ガン入院諸費用保険金 | 入院費用の実費補てんを受ける場合の差額ベッド代1万円まで、医師が認めた期間の付き添い費用実費(親族は1日4000円)。 | 退院後療養(一時金) | 50万円(65歳以上は10万円。前回支払から3年経てば複数回OK) | 公的健康保険利用入院保険金(日額) | 1万円(1日目から無制限) | 備考 | 100歳満期。解約返戻金はない。 |
〔コメント〕 ガンは公的健康保険が使える範囲の治療をしていれば他の病気と費用的になんら変るものではない。ではなぜ「金のかかる病気」とされているのか?その理由の1つが、日本が混合治療を禁じていて、海外で行われている治療法や薬剤で国内未認可のものを使うと自由診療扱いになり、すべて10割負担になることが挙げられる。考えてみても、「その治療法なら助かるかもしれない」となれば、多くの人は自由診療を選択するであろう。メディコム加入者は、最初から自由診療を基本にして、医師が最適と思う治療法を選択でき、しかも実損てん補するという点で、高く評価できる商品だ。また、前提となる実績のある協定病院の選別など、壮大なシステム整備を実行した点も、評価すべきであろう。
〔総合評価〕(5段階) ☆☆☆☆☆ 病気の特徴に合った商品と言える。周辺のサービスも、ユーザーの立場に立ったものであるといえる。
(豊田真弓) 当コラムは、2002年9月現在の情報をもとにしています。
自由診療保険「メディコム」(セコム損保) 治療費を支払う唯一のガン保険セコム損保メディコム メディコム(自由診療保険)セコム損害保険 注目商品200607 メディコムワン(乳がん経験者のためのガン保険) 商品比較…「メディコムワン(乳がん経験者専用がん保険)」の比較 by 古川悦子(1) 「自由診療保険メディコムワン」セコム損保
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