やさしいEVER(アメリカンファミリー) 今回は、引受基準緩和型医療保険の「やさしいEVER」にクローズアップしてみました。
引受基準緩和型医療保険とは?
引受基準緩和型医療保険は、保険会社が契約を引き受ける際の基準を少し緩めた商品をいいます。その分、保険料は割高になりますが、持病や既往症があっても、病気で通院・服薬している状態でも、入れる可能性がある医療保険です。
ただし、持病や既往症があったり、通院・服薬しているからといって、いきなり引受基準緩和型を申し込めばいいというわけではありません。まずは一般の医療保険に申し込んでみて、その結果、加入が厳しいようなら、次のステップとして申し込んでみる、という位置づけです。もし、一般の医療保険に加入することができれば、より安い保険料で加入できるからです。
「やさしいEVER」の概要
まずは、商品概要を見ていきましょう。
「やさしいEVER」は、引受基準緩和型で、簡単な告知で申込める終身型の医療保険。終身型なので保障は一生涯続き(ケガ入院の保障は90歳まで)、保険料も変わりません。加入前にかかっていた病気が悪化した場合の入院・手術も保障しますが、ただし、契約から1年以内は入院給付金が50%に削減されます。特約で、終身の死亡保障もつけられます。
加入できるのは40〜80歳で、入院と手術のシンプルな保障内容です。入院は日帰り入院からの保障で、1入院限度60日、通算限度1095日。手術給付金は入院給付金の10倍のみ。前述のとおり、契約から1年以内は入院・手術とも50%に削減されます。
<特徴> (1)引受基準緩和型で、簡単な告知で申込める(告知項目に該当する場合は申しこめない)。 (2)終身型なので保障は一生涯続き(ケガ入院の保障は90歳まで)、保険料も変わらない。 (3)加入前にかかっていた病気が悪化した場合の入院・手術も保障(契約から1年以内は給付金が50%に削減)。 (4)特約で、終身の死亡保障もつけられる。
「やさしいEVER」の告知項目以下の項目すべてに該当しなければ、持病や既往症を抱えていたり、通院・服薬中でも契約は可能です。
<告知項目> (1)現在、入院中である。
(2)最近3カ月以内に、入院・手術(帝王切開・内視鏡手術・レーザー手術も含む)・検査を勧められたことがある。
(3)過去2年以内に、下の病気で入院をしたことがある。 ・脳卒中 ・心筋梗塞 ・狭心症 ・不整脈 ・気管支喘息 ・リウマチ ・こうげん病 ・かいよう性大腸炎 ・クローン病
(4)過去2年以内に、(3)以外の病気で合計90日以上の入院をしたことがある。または糖尿病の合併症で診察を受けたことがある。
(5)過去5年以内に、下記の病気や異常で通院(診察・検査・治療・投薬)をしたことがある。 ・がん(悪性新生物) ・心臓病・動脈の疾患(心筋梗塞・狭心症・不整脈を除く)・慢性肝炎 ・肝硬変 ・肺気腫 ・肺線維症 ・塵肺 ・慢性気管支炎 ・慢性腎炎 ・ネフローゼ ・免疫不全症 ・原発性筋障害 ・精神や脳・神経の病気や異常(脳卒中を除く)
Wealth格付け ☆☆☆☆
引受基準緩和型医療保険の中にあって、終身型でシンプルな保障内容の商品。持病や既往症があって心配な人ほど終身型の医療保険のニーズが高いため、終身型であることは大きなポイント。しかも、入院。手術のみのシンプルな内容で、保険料も引受基準緩和型の商品の中では安くて住む商品。本当に医療保障が必要な人で、持病や既往症がある方にはよい商品です。
◇こんな人に向く ・終身で医療保障が必要なのに、持病や既往症があって一般の医療保険には入れない人。
◇こんな人に向かない ・貯蓄がたくさんあるなどで医療保障が不要な人。 ・持病や既往症があるけれど、一般の医療保険にも入れる人。 ・告知項目に該当してしまう人。
2009年4月現在 マネーカウンセリングネットWealth ファミリーリスクコンサルタント、ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓
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