商品比較201010 引受基準緩和型医療保険(終身型)の比較オリックス生命

生命保険比較 保険選びネット

生命保険■独断解説

商品比較201010 引受基準緩和型医療保険(終身型)の比較



9782  オリックス生命  

商品比較 引受基準緩和型医療保険(終身型)の比較(2010年9月現在)

1年前に「引受基準緩和型医療保険(終身型)」の比較を行いましたが、その後改定や新商品が発売され、事情が変わったため、再度整理してみたいと思います。

引受基準緩和型医療保険とは?


「引受基準緩和型医療保険」は、ここ数年、生命保険会社の商品の中でも売上げを延ばしてきた商品です。持病・既往症をかかえていたり、現在、病気で通院、服薬中であっても申し込むことができる医療保険です。

アフラックのCMで、タレントが「ボクには、夢がある、希望がある、そして、持病がある♪」と歌っている商品です。告知の項目数が3〜5など絞り込まれていることから、「限定告知型医療保険」とも呼ばれます。

引受基準緩和型医療保険では、加入前に発病した病気も保障の対象となりますが、いずれの商品も、加入後1年間は給付金が50%に抑えられています。

その後、1年を経過すると、保障は当初の契約の100%となります。定期型と終身型がありますが、最近は終身型が主流になりつつあります。そのため、今回は終身型の商品の中で主なものに絞り込んで取り上げました。

引受基準緩和型医療保険は通常の医療保険では入りにくい人を対象にしているため、一般の医療保険よりも1.6倍から2倍近い保険料となっています。

4商品の保障内容の比較


終身型の引受基準緩和型医療保険のうち主な商品を比較したものが下表です。当初、このカテゴリーはシニア向けの商品として発売されましたが、最近は加入できる年齢が若くなってきて、最も新しい発売のオリックス生命「CURE Support」では20歳からの加入が可能になっています。

相談業務を行う中でも、20代、30代の若年層でも持病がある方もいらして、ニーズはあるなと思っていました。ですから、「CURE Support」が20歳から加入できるようになったことは画期的な変化だと思います。

告知項目については商品によって3〜5項目となっていて、最も少ないのはアリコジャパン「ずっとあなたと」の3項目ですが、「告知項目が少ない」イコール「審査がゆるくて入りやすい」というわけではないため、数だけでは何とも言えません。告知項目の内容については後述します。

保険料払込期間については、終身型の場合には終身がほとんどですが、「ずっとあなたと」では60歳・70歳払込も可能になっています。ただし、有期払いを選択すると、その分、月々の保険料はアップします。

入院給付限度日数も商品で異なります。アフラック「新やさしいEVER」や損保ジャパンひまわり生命「限定告知型医療保険」では「1入院限度60日」だけですが、「ずっとあなたと」や「CURE Support」では1入院限度にもバリエーションがあります。通算限度日数については、「新やさしいEVER」のみ1095日で、他は1000日となっています。

入院給付金5000円に統一しての加入例を見ると、いずれも契約から1年以内に給付の対象になったときには、給付は50%になります。手術給付金については、「新やさしいEVER」が入院を伴うものとそうでないものとで給付額(入院給付金に対する倍率)を変えているのに対し、「ずっとあなたと」や「CURE Support」では入院日額の10倍(下記の例では5万円)で統一されています。なかには手術の内容で3段階に分かれているものもあります。
また、手術給付金の対象になる手術の種類も、約款に定められたものに限定される商品と、公的医療保険適用の手術であれば対象になる商品とがあります。

保障内容を踏まえて保険料を比較すると、10月発売の「CURE Support」の割安さが際立ちます(先進医療特約も保険料に加わっています)。やはり後からでてくる商品は、保障が充実する傾向にあり、しかもより割安になっているといえます。


告知項目の比較


告知項目についても比較してみました。商品によって3〜6項目となっていますが、前述のように、告知が少なければシンプルでわかりやすい印象を与えるものの、少なければいいというものではないと思われます。告知になくても、注意書きなどに「現在入院中の方はお引き受けできません」といった記載がある場合もあり、告知項目が審査の厳しさ・ゆるさを示すものではないためです。

いずれの会社にも、「ご職業や現在ご契約中の医療保険・医療特約の入院給付金日額との通算などにより、ご契約をお引受けできない場合があります」といった注意書きはあり、危険な職業だと加入しにくかったり、一定以上の入院日額をつけられないという前提はあります。

告知項目を見比べると、まず「最近3ヵ月以内に医師による検査または診察により入院または手術をすすめられたことがありますか」といった質問があり、これはほぼ同じです。

2年以内の入院・手術についても告知項目になっていますが、大まかに「過去2年以内に、病気やケガで、入院したことまたは手術を受けたことがありますか?」と聞いている商品と、より細かく、病名を挙げて聞いている商品とに分かれます。後者では、特定の病気以外の引き受ける余地を残すためでといえそうです。ちなみに、「CURE Support」では挙げられている病気以外はすべて申し込めることになっています。

「過去5年以内の入院や通院(診寮・検査・治療・投薬)」については、通院だけを聞いているところと、入院、あるいは手術も含めて聞いているところがあります。ガンについて引き受けないのは4商品とも同様ですが、引き受けられないそれ以外の病気も指定されている商品が2つあります。細かく聞いている商品ほど、入れる病気の可能性を広げる結果になっています。

また、「今までに、公的介護保険の要介護・要支援認定(申請中もしくは要介護・要支援認定に該当する状態である疑いがあると医師に指摘されている場合を含む)を受けたことがありますか?」といった項目については、「限定告知型医療保険」だけが聞いています。

これらの告知項目の差を見ると、病気によっては、一方の商品ではじかれても、別の商品なら申し込める、といった現象も起きてきそうです。このカテゴリーの商品を利用したい場合、場合によっては、同時に複数に申し込みをする方法も有効かもしれません。


引受基準緩和型医療保険(終身型)の比較を見てきましたが、このタイプの医療保険を検討する際には、まず初めに、一般の医療保険への加入を検討し、入れなかった場合に、次の手として検討する、という順番を間違えないようにしましょう。

2010年9月30日現在
ファミリーリスクコンサルタント、ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓
FP豊田真弓の心とおサイフのWealth術
FP相談で今日も未来もハッピーに

生命保険比較の○
「保険をシッカリ選ぶ」で「引受基準緩和型保険」をクリックすると
新やさしいEVERやCUREサポートのページになります。

医療保険・がん保険はアフラック!
新EVERをクリックすると右に「新やさしいEVER」へのリンクがあります

新やさしいEVER vs CURE SUPPORT
医療保険CURE Support(オリックス生命保険)
引受基準緩和型医療保険(終身型)の比較
終身医療保険(引受基準緩和型)「ずっとあなたと」(アリコジャパン)
注目商品 ずっとあなたと(アリコジャパン)
新やさしいEVER(アメリカンファミリー)
終身型引受基準緩和型医療保険の比較
商品比較 限定告知型の医療保険
引受基準緩和型医療保険の比較
引受基準緩和型の終身医療比較1
引受基準緩和型の終身医療比較2
新やさしいEVER(アメリカンファミリー)
キュア・サポート(オリックス生命)






マネーカウンセリングネット「Wealth」


生命保険比較 生命保険比較








生命保険
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。


保険プロ情報
保険ゼミ
自動車保険 比較
注目ページ一覧

生命保険 注目商品情報 生命保険 比較
保険を探す前に…保険は怖い
保険業界大変革であなたは
学資保険で騙された
転換設計書で騙された
ネット生保も信じるな(外部リンク)
年金104万円のはずが54万円
生命保険のコンサルタント
保険の入り方
ネット生保
保険ショップ
保険無料相談
外資系生保
FP相談
必要保障額
告知義務
相続対策保険
大手生保
生保レディ
転換・下取り
保険乗り換え
保険解約
見直し相談は
提案書読解術
節税生命保険
保険の種類ごと
医療保険
ガン保険
学資保険
団体保険
引受緩和型
死亡保険
終身保険
所得補償保険
収入保障保険
生命保険生命保険の見積り
生命保険ランキング
生命保険資料請求評判ランク
掛捨ての通販生命保険
生命保険会社別の目次
保険の無料相談紹介
保険相談
保険マンモス
あなたのFP
MONEYMO
生命保険選び方
ライフプラン
保険販売とは
通販と営業マン
Google
商品名・会社名・保険
用語…なんでも検索

Webから検索 当サイトから検索
生命保険 注目商品情報 生命保険 比較
注目ページ一覧

気になる保険商品 商品名種類目的検索
保険会社別商品検索
保険商品の比較リスト
FPによる比較一覧
FPによる注目商品
各商品の設計書実例
知らないと損
FPによる保険情報
AAA-本音のアドバイス
大地一成の一刀両断
bird管理人の保険知識
生命保険トピックス

サイト運営元
プロ向メルマガ
who? 管理人

スーパーおすすめサイト
2006年度総合大賞受賞サイトです